1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当中間期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………………2
(2)当中間期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………………4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………5
2.中間連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………6
(1)中間連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………6
(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書 ……………………………………………………8
(3)中間連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………10
(4)中間連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………12
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………12
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………13
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………………15
1.経営成績等の概況
昨今、AIの普及拡大を背景に、AIがコード生成等を担うことでソフトウェア開発が加速する一方、開発プロセスのブラックボックス化やハルシネーション等、AI開発特有の課題も顕在化しており、テスト/QAに求められる役割は、単なる正誤チェックからユーザーにとって真に価値のあるものかという品質保証へと高度化しています。
このような状況のもと、当社グループでは、ゲーム・エンターテインメントコンテンツ向けにサービスを提供するDHグループ事業においては、「人の感性・感覚・閃きを活かした“エンタメ品質”保証」を、エンタープライズソフト向けにサービスを提供するAGESTグループ事業においては、「AI等先端技術が支えるQAソリューション及び多様化・巧妙化するサイバー攻撃から情報資産を守るセキュリティソリューションによる品質保証」という提供価値の実現に向け、既存事業の強化や新たなビジネスモデルへの挑戦を推進しております。また、AIをはじめとする先端技術の急速な進展により業界構造や事業モデルが大きく変化しつつあることを踏まえ、新たな成長の芽の発掘を目的にCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)部門を新設し、当社グループにはない技術・アイディア・ビジネスモデル等を有する企業への投資を積極化するなど、新たな市場や領域への挑戦を加速しております。
当中間連結会計期間は、Nintendo Switch 2の発売を機に好転したコンソールゲーム市場を追い風に国内デバッグサービスが引き続き好調に推移したことに加え、2025年11月に子会社化したカナダのゲームデバッグ会社の新規連結効果もあり、DHグループ事業の売上高が伸長いたしました。その結果、当中間連結会計期間の売上高は、AGESTグループ事業においてERP導入支援や受託開発支援等の一部サービスが縮小したものの、DHグループ事業の成長により、19,833,438千円(前年同期比3.8%増)と増収を達成いたしました。一方利益面では、AGESTグループ事業の減収に伴う収益性の低下等により、営業利益は1,389,949千円(前年同期比3.4%減)、経常利益は1,325,893千円(前年同期比6.8%減)となりました。また、親会社株主に帰属する中間純利益は特別損失の縮小等の影響もあり788,732千円(前年同期比4.1%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
なお、当中間連結会計期間の期首より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当中間連結会計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
なお、各セグメントの売上高については、セグメント間の内部売上高又は振替高を含めて記載しており、セグメント利益又は損失は営業利益又は営業損失(△)としております。
当セグメントでは、主に、コンソールゲームやモバイルゲーム等の不具合を検出する国内デバッグサービスのほか、英語デバッグ、翻訳・LQA(Linguistic Quality Assurance)、マーケティング支援、ゲーム開発支援、カスタマーサポート等を行うグローバル及びその他のサービスを提供しております。
当中間連結会計期間の国内デバッグサービスでは、Nintendo Switch 2向けをはじめとする新規タイトル案件を着実に獲得したことで、前中間連結会計期間に引き続き高水準の売上高を維持いたしました。
さらに、成長ドライバーであるグローバル及びその他のサービスにおいても、国内外のグループ会社間やアライアンスパートナーとの連携を強化することで翻訳・LQAの新規案件獲得が進むとともに、2025年11月に連結子会社化したカナダのゲームデバッグ企業であるHUWIZ SOLUTIONS INC.の業績が寄与したことから、グローバル及びその他全体で二桁増収を実現いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間のDHグループ事業の売上高は12,248,253千円(前年同期比8.2%増)、セグメント利益は1,265,750千円(前年同期比9.6%増)と増収増益を達成いたしました。
当セグメントでは、主に、エンタープライズシステムの不具合を検出するシステムテスト、受託開発、ERPの導入支援等を行うQAソリューションのほか、ソフトウェアやネットワークの監視・攻撃検知・対策を行うSOC(Security Operation Center)運営、システムの保守・運用支援等を行うITサービス及びその他のサービスを提供しております。
当中間連結会計期間のAGESTグループ事業は、SOCサービスが好調に推移するとともに、主力のシステムテストも前期並みの売上高を確保したものの、ERP導入支援における大型案件の終了や業界環境の変化を受けた受託開発の縮小等の影響が大きく、セグメント売上高は減収となりました。
その一方、今後の成長に向け、AI駆動開発における全工程の品質課題を解決するソリューション「QA for AI駆動開発」の提供開始や、米国のLazarus Enterprises, Inc.とローカルAI搭載の最新セキュリティ・テストソリューション「AGEST ZERO SHIELD」の共同開発、ローカル環境でセキュリティパッチ後の現新比較テストを完全自動化する「AGEST ZERO TEST」の開発等、AI時代の新たなニーズへの対応や競争力の強化を図ってまいりました。
以上の結果、当中間連結会計期間のAGESTグループ事業の売上高は、7,629,623千円(前年同期比3.5%減)、セグメント利益は137,995千円(前年同期比51.4%減)となりました。
当セグメントでは、当社グループにはない技術・アイディア・ビジネスモデルやイノベーター人材等の獲得が期待できる企業への投資を行っております。
当中間連結会計期間のCVC関連事業の売上高はなく、セグメント損失は13,796千円(前年同期は実績なし)となりました。
(資産)
流動資産の残高は15,218,073千円となり、前連結会計年度末における流動資産14,031,100千円に対し、1,186,972千円の増加(前期比8.5%増)となりました。
これは、主として現金及び預金が1,296,445千円増加したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が135,699千円減少したこと等によるものであります。
固定資産の残高は7,424,161千円となり、前連結会計年度末における固定資産7,500,747千円に対し、76,585千円の減少(前期比1.0%減)となりました。
これは、主としてその他無形固定資産が135,620千円増加したものの、のれんが176,389千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
流動負債の残高は11,800,183千円となり、前連結会計年度末における流動負債11,187,790千円に対し、612,392千円の増加(前期比5.5%増)となりました。
これは、主として短期借入金が1,297,450千円増加したものの、未払金が125,774千円、未払費用が188,639千円、その他流動負債が296,426千円減少したこと等によるものであります。
固定負債の残高は325,213千円となり、前連結会計年度末における固定負債382,490千円に対し、57,277千円の減少(前期比15.0%減)となりました。
(純資産)
純資産の残高は10,516,838千円となり、前連結会計年度末における純資産9,961,567千円に対し、555,271千円の増加(前期比5.6%増)となりました。
これは、主として親会社株主に帰属する中間純利益が788,732千円、及び為替換算調整勘定が67,601千円増加したものの、配当により利益剰余金が301,034千円減少したこと等によるものであります。
(キャッシュ・フローの状況の分析)
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、8,428,596千円となり、前中間連結会計期間における資金8,027,043千円に対し、401,553千円の増加となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローとそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は993,595千円(前年同期は981,420千円の収入)となりました。
これは、主として法人税等の支払額414,264千円、その他の流動資産の増加額179,794千円、特別退職金の支払額151,854千円等の資金減少項目に対し、税金等調整前中間純利益1,204,367千円、減価償却費341,715千円、のれん償却額194,629千円等の資金増加項目が上回ったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、支出した資金は720,317千円(前年同期は472,354千円の支出)となりました。
これは、主として無形固定資産の取得による支出308,538千円、長期前払費用の取得による支出192,500千円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、得られた資金は973,001千円(前年同期は131千円の支出)となりました。
これは、主として配当金の支払額299,133千円等の資金減少項目に対し、短期借入金の増加額1,300,000千円等の資金増加項目が上回ったことによるものです。
現時点において、2026年5月13日付で「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」にて公表しました業績予想からの変更はありませんが、今後の事業環境の動向や業績の進捗を注視し、業績予想の見直しが必要と判断した場合には速やかに開示いたします。
2.中間連結財務諸表及び主な注記
(1)中間連結貸借対照表
(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書
(中間連結損益計算書)
(中間連結包括利益計算書)
該当事項はありません。
該当事項はありません。
【セグメント情報】
Ⅰ 前中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注) 1.セグメント間の内部売上高又は振替高の調整額△114,666千円は、セグメント間の内部取引に係る消去額であります。
2.セグメント利益の金額は、中間連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当中間連結会計期間(自 2026年4月1日 至 2026年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注) 1.セグメント間の内部売上高又は振替高の調整額△44,438千円は、セグメント間の内部取引に係る消去額であります。
2.セグメント利益又は損失の金額は、中間連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
(報告セグメントの変更)
当社グループは、AI技術の急速な発達等による産業構造の変化を受け、既存事業の枠組みを超えた新たな市場や領域への進出及び投資を推進し、変化への追随と事業拡大に取り組んでおります。
当該投資領域においては、機動的な投資先の評価や意思決定、明確な投資管理が求められることから、2026年3月19日の取締役会において、当社内にコーポレート・ベンチャー・キャピタル機能を担う「CVC部門」を新設することを決議いたしました。
この組織新設に伴い、当中間連結会計期間より、従来の「DHグループ事業」「AGESTグループ事業」の2区分に、「CVC関連事業」の報告セグメントを追加し、3区分とすることといたしました。
なお、前中間連結会計期間のセグメント情報については変更後の区分により作成したものを記載しております。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
(重要な後発事象)
(株式併合)
当社は、2026年8月6日開催の取締役会において、株式会社Sandbox(以下「公開買付者」といいます。)による当社の普通株式(以下「当社株式」といいます。)に対する公開買付け(以下「本公開買付け」といいます。)に関して、賛同の意見を表明するとともに、当社の株主に対し、本公開買付けへの応募を推奨することを決議し、本公開買付けは、2026年8月7日から2026年9月24日まで実施され、当社株式11,187,236 株の応募があり、応募された当社株式の数の合計が買付予定数の下限(5,922,743株)以上となったことから、本公開買付けは成立しました。
公開買付者は、本公開買付けにおいて、当社株式の全て(ただし、当社の代表取締役会長であり公開買付者の代表取締役である宮澤栄一氏(以下「宮澤氏」といいます。)が本公開買付け開始時に所有していた当社株式のうち公開買付けに応募しなかった株式(8,925,633株)及び当社が所有する自己株式を除きます。)を取得することができなかったことから、当社は、公開買付者からの要請を受け、2026年10月23日付の当社取締役会において、2026年11月20日に臨時株主総会を開催し、本臨時株主総会において株主のご承認をいただくことを条件として、当社の株主を公開買付者及び宮澤氏のみとするため、当社株式、2,975,211株を1株に併合する株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関する議案を本臨時株主総会に付議することを決議いたしました。
本株式併合の実施に伴い、当社株式は株式会社東京証券取引所の上場廃止基準に従い、2026年11月20日から2026年12月10日までの間、整理銘柄に指定された後、2026年12月11日をもって上場廃止となる予定です。なお、本株式併合の効力発生日は2026年12月15日を予定しており、効力発生後における発行済株式総数は7株、効力発生日における発行可能株式総数は25株となります。
詳細につきましては、2026年10月23日公表の「株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関する臨時株主総会開催のお知らせ」をご覧ください。
(自己株式の消却)
当社は、2026年10月23日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づき、自己株式を消却することを決議いたしました。なお、当該自己株式の消却は、2026年11月20日開催の臨時株主総会において、本株式併合に係る議案が原案どおり承認可決されることを条件としております。
(1) 消却する株式の種類
当社普通株式
(2) 消却する株式の数
1,591,998 株(消却前の発行済株式総数に対する割合:6.66%(小数点以下第三位を四捨五入)
(3) 消却予定
2026年12月14日
(参考)
消却後の当社の発行済株式総数は、22,298,802株となります。
(事業の譲受)
当社の連結子会社である株式会社デジタルハーツは、2026年8月6日開催の取締役会において、株式会社IMAGICA GEEQからゲームデバッグ事業を事業譲受する事業譲渡契約の締結について決議しました。当該決議に基づき、同日付で事業譲渡契約を締結し、2026年11月1日付で事業譲受を完了いたしました。
1.事業譲受の概要
(1)相手企業の名称及び取得した事業の内容
相手企業の名称 株式会社IMAGICA GEEQ
取得した事業の内容 ゲームデバッグ事業
(2)事業譲受を行った主な理由
東京・大阪・新潟に新たな事業拠点を追加し、デバッグサービスの提供力を質・量両面から高めるためです。
(3)事業譲受日
2026年11月1日
(4)事業譲受の法的形式
現金を対価とする事業譲受
2.譲受事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
3. 受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその内訳
現時点では確定しておりません。
4.主要な取得関連費用の内訳及び金額
アドバイザリー費用等2,864千円
5.発生するのれんの金額、発生要因、償却方法及び償却期間
現時点では確定しておりません。