1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………4
(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………4
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………4
3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………5
(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………7
(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………12
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………………13
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………………………14
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………………15
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当連結会計年度(自 2025年9月1日 至 2026年8月31日)における我が国経済は、賃上げが個人消費を下支えし、雇用・所得環境の改善が進み、緩やかな回復基調を維持しております。一方で、食品価格の値上がりや人件費の上昇等を要因として物価は高い水準で推移しております。しかしながら、欧米における高金利水準の継続、中国経済の減速、トランプ関税の発動、さらにはウクライナ情勢の長期化や中東地域の地政学的リスクの高まりなどもあり、海外景気の下振れリスクが依然として存在し、我が国においても参議院選挙で与党が敗北し、政局が不安定化しており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループが属するカジュアルファッション業界におきましては、少子高齢化や人口減少による市場規模の縮小が長期的に見込まれる一方で、原材料費や物流費の高騰、人件費の上昇が続き、販売単価が上昇基調にあります。また、賃金の上昇が持続的に進む中で、家計における衣料品支出金額の減少傾向が和らぎ、徐々に回復基調に転じることが期待されております。しかしながら、消費者の購買行動は慎重さを増しており、引き続き柔軟な対応が求められる状況です。
このような状況のもと、当社グループは、経営体制を刷新し、ブランド顧客の年齢層や嗜好性に合わせたリブランディングを推進しております。時代の変化に即応した新たなコンセプトのもと、ターゲット層を明確化した商品展開の試みを開始し、消費者ニーズに寄り添った価値の提供に注力しております。また、商品原価率の見直しを進め、売上総利益の改善を図るとともに、当社オリジナルの商品力を高めることで、競合他社との差別化を目指しております。
さらに、SNSを活用した広告手法を強化することで、デジタルマーケティング戦略を積極的に展開し、ECシステムの全面的な見直しを行い、顧客体験を向上させる取り組みを進め、オンライン販売の強化を図っております。また、前連結会計年度に設立した、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社についても、安定的かつ長期的な収益基盤の確立を目指しておりますが、現時点におきましては売上・利益ともに厳しい状況が続いております。今後も更なる改善策を講じ、企業規模の再拡大に向けた企業努力を継続してまいります。
強固な財務体質への変革に向けては、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続において、当社より提出しました事業再生計画案について全ての取引金融機関に同意をいただき、2024年7月31日付で事業再生ADR手続が成立いたしました。また、2024年10月31日付で全ての取引金融機関に対する残債務の弁済を完了し、これに伴い債務免除の効力が発生いたしました。さらに、2024年11月26日開催の当社第33回定時株主総会における新株式及び新株予約権の発行及び2025年7月18日開催の当社臨時株主総会における新株式及び新株予約権の発行の決議による、新株式及び新株予約権の払込み完了によりまして、当連結会計年度末時点における純資産の額は、7,980百万円となり、債務超過は解消しております。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高2,128百万円(前年同期比20.0%増)、売上総利益は435百万円(前年同期比50.8%減)、売上高総利益率は20.4%(前年同期比29.9%減)となりました。一方、販売費及び一般管理費は、2,591百万円(前年同期比10.7%増)と、売上高が増加したものの粗利益の減少の影響を受け、営業損失2,155百万円(前年同期は営業損失1,456百万円)、経常損失6,762百万円(前年同期は経常損失316百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損失7,323百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失2,660百万円)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
(店舗・卸売販売、ライセンス事業)
店舗・卸売販売、ライセンス事業につきましては、収益の改善を図ったものの、仕入を抑えた影響があり、売上・利益ともに厳しい結果となりました。
以上により、売上高は1,282百万円(前年同期比16.1%増)、セグメント損失は484百万円(前年同期はセグメント損失383百万円)となりました。
(インターネット販売事業)
インターネット販売事業につきましては、不採算の他社サイトからの撤退を進め、自社サイト及び収益性の高い他社サイトに厳選する施策を実施いたしましたが、その効果は限定的となり、売上高、セグメント損失ともに前事業年度から悪化する結果となりました。
以上により、売上高は353百万円(前年同期比91.8%増)、セグメント損失は138百万円(前年同期はセグメント損失81百万円)となりました。
(エステティック・リラックスサロン事業)
エステティック・リラックスサロン事業につきましては、安定した売上は計上しているもの、初期の広告宣伝費等が負担になり、利益は厳しい結果になりました。
以上により、売上高は492百万円(前年同期比2.7%増)、セグメント損失は562百万円(前年同期はセグメント損失262百万円)となりました。
(投資関連事業)
投資関連事業につきましては、保有による評価損益を営業外損益で計上しているため、利益には貢献できませんでした。
以上により、売上高は計上されず(前年同期は0百万円)、セグメント損失は19百万円(前年同期はセグメント損失9百万円)となりました。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は18,862百万円となり、前連結会計年度末に比べ910百万円増加いたしました。これは主に、暗号資産が1,724百万円増加した一方で、現金及び預金が417百万円、売掛金が267百万円それぞれ減少したことによるものです。
当連結会計年度末における固定資産の残高は454百万円となり、前連結会計年度末に比べ86百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が33百万円、敷金及び保証金が53百万円それぞれ増加したことによるものです。
当連結会計年度末における流動負債の残高は660百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,845百万円減少いたしました。これは主に、事業再編損失引当金が170百万円増加した一方で、短期借入金が5,000百万円減少したことによるものです。
当連結会計年度末における固定負債の残高は10,675百万円となり、前連結会計年度末に比べ10,506百万円増加いたしました。これは、長期借入金が8,865百万円、社債が1,600百万円それぞれ増加したことによるものです。
当連結会計年度末における純資産の残高は7,980百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,664百万円減少いたしました。これは主に、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,339百万円増加した一方で、利益剰余金が7,323百万円減少したことによるものです。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ417百万円減少し、330百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果支出した資金は2,272百万円(前連結会計年度は1,948百万円の支出)となりました。これは主に、債務免除益8百万円、税金等調整前当期純損失7,279百万円の結果であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は6,207百万円(前連結会計年度は10,681百万円の支出)となりました。これは主に、暗号資産の取得による支出6,080百万円による減少の結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果得られた資金は8,061百万円(前連結会計年度は13,207百万円の収入)となりました。これは主に、短期借入れによる収入2,100百万円及び新株予約権の行使による株式の発行による収入2,585百万円による増加の結果であります。
当社は、事業再生を経て、強固な収益体質の確立と財務体質の強化を目指しております。財務面におきましては、2025年7月22日に第三者割当による新株式発行及び第7回新株予約権発行を行うことで、資本増強を図りました。併せて、2025年4月よりグループ経営へと事業構造の転換を行い、収益体制の再構築を進めております。そのような状況下での業績予想を公表することは、適正かつ合理的な数値の算出が困難であり、かえって株主及び投資家の判断を誤らせる恐れが生じると判断し、また、社内整備の観点からも時期尚早であるとの結論に至りました。
以上の理由から、2027年8月期の業績予想につきましては、未定としておりますが、開示可能となった時点で速やかに公表いたします。
当社グループは、当連結会計年度末時点においては純資産が7,980百万円となりますが、2020年8月期以降7期連続で、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、2019年8月期以降8期連続で、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを計上しております。また、当連結会計年度においても、営業損失、経常損失を計上しております。
このような状況において、当社グループは、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況であると認識しております。当該状況を解消するための対応策及び継続企業の前提に関する詳細につきましては、「3.連結財務諸表及び主な注記 (5) 連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注記)」をご参照ください。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社の利害関係者の多くは、国内の株主、債権者、取引先等であり、海外からの資金調達の必要性が乏しいため、会計基準につきましては日本基準を適用しております。
前連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)
当連結会計年度(自 2025年9月1日 至 2026年8月31日)
当社グループは、当連結会計年度末時点においては純資産が7,980百万円となりますが、2020年8月期以降7期連続で、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、2019年8月期以降8期連続で、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを計上しております。また、当連結会計年度においても、営業損失、経常損失を計上しております。
このような状況において、当社は、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況であるとの認識であり、早期に是正すべく以下の施策を実施しております。
(資金繰りについて)
当社は、2024年8月期におきまして、2,077百万円の債務超過となっておりましたが、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続において、当社より提出しました事業再生計画案について全ての取引金融機関に同意を得て、事業再生ADR手続が成立(同年7月31日)いたしました。また、同年10月31日付にて全ての取引金融機関に対する残債務の弁済を完了し、これに伴い、債務免除の効力が発生いたしました。さらに、2024年11月26日開催の当社第33回定時株主総会における新株式及び新株予約権の発行及び2025年7月18日開催の当社臨時株主総会における新株式及び新株予約権の発行の決議による、新株式及び新株予約権の払込み完了によりまして、前連結会計年度末時点において債務超過は解消しております。
今後につきましては、業績の改善を図りながら、新たな資金調達の手段を検討してまいります。
(自己資本の脆弱性について)
当社グループは、当連結会計年度末時点で、純資産残高が7,980百万円となり、債務超過状況の解消は維持されておりますが、今後も更なる財務体質の改善を目指してまいります。
(売上高減少や収益力の低下について)
当社グループは、経営体制を刷新し、ブランド顧客の年齢層や嗜好性に合わせたリブランディングを推進しております。時代の変化に即応した新たなコンセプトのもと、ターゲット層を明確化した商品展開の試みを開始し、消費者ニーズに寄り添った価値の提供に注力しております。また、商品原価率の見直しを進め、売上総利益の改善を図るとともに、当社オリジナルの商品力を高めることで、競合他社との差別化を目指しております。
さらに、SNSを活用した広告手法を強化することでデジタルマーケティング戦略を積極的に展開し、ECシステムの全面的な見直しを行い、顧客体験を向上させる取り組みを進め、オンライン販売の強化を図っております。
今後とも事業ポートフォリオの転換を含め、全社的な構造改革を継続的に進めてまいります。
(事業領域の拡大について)
株式会社ANAPの事業と親和性が高く、収益性の高い新規事業への参入、事業再編等を図り当社グループの事業基盤の確保、収益基盤の獲得を進めております。このため、前期に設立した、投資関連事業である「株式会社ANAPライトニングキャピタル」及び美容サロン関連である「株式会社ARF」と「株式会社AEL」の事業子会社についても、カジュアルファッション業界で培われたノウハウを融合し、子会社間のシナジー効果を最大限に発揮し、安定的かつ長期的な収益基盤の確立を目指しておりますが、現時点におきましては売上・利益ともに厳しい状況が続いております。
今後も更なる改善策を講じ、企業規模の再拡大に向けた企業努力を継続してまいります。
上記のとおり、事業再生に向けた取り組みを行っているものの、これらの対応策は実施途上であり、現時点においては、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。連結財務諸表は継続企業を前提として作成されており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表には反映しておりません。
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
前連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであります。
2.セグメント損失の調整額△719,254千円は全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント損失の合計額は、連結損益計算書の営業損失と調整しております。
当連結会計年度(自 2025年9月1日 至 2026年8月31日)
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであります。
2.セグメント損失の調整額△783,189千円は全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント損失の合計額は、連結損益計算書の営業損失と調整しております。
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。
2.1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
該当ありません。