1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………6
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………10
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………………10
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………10
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………10
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………………11
(表示方法の変更) ……………………………………………………………………………………………12
1.当四半期決算に関する定性的情報
前連結会計年度末において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間との比較にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
当社グループは「ヘルスケアの産業化」をビジョンに掲げ、あらゆるステークホルダーと連携しながら、地域社会における医療・介護という社会インフラを守ると共に企業の継続的成長の維持と企業価値の増大に努めております。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続いております。個人消費は持ち直しの動きがみられ、設備投資も緩やかに持ち直しておりますが、一部では米国の通商政策の影響などにより輸出がおおむね横ばいとなるなど、一部に弱さもみられました。先行きにつきましても、海外景気の下振れ懸念や物価上昇の動向、金融資本市場の変動リスク等が残存しており、依然として不透明感が拭えない状況となりました。
当社グループが事業を展開する医療・介護業界においては、資源価格や為替の変動に伴う物価上昇に加え、慢性的な人手不足による人件費の高騰、医師を中心とした働き方改革への対応負担が重なり、厳しい事業環境が長期化しております。さらに、賃上げ拡大の動きがコスト負担を一層高めており、業界全体としては今後も動向を注視すべき局面が続いております。
このような経済環境の中、当社グループは、持続的な成長の実現に向けた事業基盤の強化と価値創出を図るべく、「仲間づくり」を基本方針の一つとして位置づけ、以下の施策を推進しております。
1.医療経営総合支援事業の展開強化
当第3四半期連結累計期間においては、新たに3病院との提携を開始いたしました。福祉医療機構(WAM)による融資枠拡大といった外部環境の一時的な変化を受け、一部の医療法人との提携交渉に遅延が発生しているものの、引き続き複数の医療法人との交渉を推進しております。あわせて、提携時期の遅延による影響を補うため、提携外の医療法人に対する外部コンサルティングサービスの受注活動を強化しております。
また、医療現場の採用難、適切な配置、働き方改革といった現場の抱える人材面の課題の解決に向け、中間連結会計期間に株式取得を決議した医療・介護業界向けHRテックを展開する株式会社エピグノの株式を当第3四半期(7月1日付)で取得し、連結子会社とすることにより現場の課題解決に向けたサービスラインナップの拡充を実現しました。
さらに、当期より新たに連結子会社化した株式会社ゼロメディカルにおいては、新たにファクタリングサービスを開始するなど、既存事業とのシナジー効果が着実に生まれており、当社グループ全体として顧客への提供価値の拡大が進展しております。
2.シニア関連事業におけるサービス領域の拡充
当社は、中間連結会計期間において、訪問看護事業を展開する株式会社メディステップの株式を取得し連結子会社化いたしました。当社の連結子会社である株式会社あいらいふは、第1四半期連結会計期間末にグループインしたGplus株式会社と連携し、住宅・施設の選定から介護相談、資産の売却・運用までをワンストップで支援しております。ここに、新たに訪問看護や居宅介護支援事業の在宅介護サービスを展開するメディステップが連携することで、高齢者の住環境を包括的にサポートする体制を強化してまいります。
3.成長投資と戦略的M&Aの推進
当社は、「仲間づくり」を軸とした持続的成長の土台を早期に確立するため、積極的な人材や新規事業への先行投資を推進しております。足元では、これら先行投資の実行に伴い販管費は前年同期比で増加しておりますが、これらの費用増は、短期的には収益を圧迫する側面がある一方で、当社グループの提供価値の高度化、案件獲得力の向上、ならびに各事業・サービスの生産性改善につながるものであり、中長期的な収益基盤の拡張に資する戦略的支出と認識しております。
併せて、M&Aについては、企業価値の最大化を目的に、既存事業との親和性が高い案件と、周辺領域の拡張案件をバランス良く検討しております。取得後は、グループ全体のシナジーの早期顕在化を目指してPMIを推進し、グループ全体の競争力を着実に引き上げてまいります。
4.業務提携
医療・介護業界が抱える人材不足、採用難といった人事的社会課題の解決に向け、2025年7月15日開催の取締役会において、株式会社ツナググループ・ホールディングスとの間で、戦略的業務提携契約を締結することを決議し、8月1日より協業を開始しております。医療・介護従事者の採用コストの上昇、採用競争力の低下、早期退職など、医療機関や介護施設が抱えている山積した人事課題の解決に向け、ソリューションの拡充及び新規サービスの確立などのシナジー創出を図ってまいります。
なお、2025年8月1日を効力発生日として、当社の連結子会社であるスマートスキャン株式会社の吸収合併を実施したことにより、税務上の繰越欠損金を引継ぎ、法人税等が減少いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高16,758,968千円(前年同期比14.3%増)、営業利益1,339,965千円(前年同期比31.0%減)、経常利益1,171,725千円(前年同期比52.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,668,859千円(前年同期比3.4%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりです。
①医療経営総合支援事業
医療経営総合支援事業においては、当第3四半期末において新たに3病院との提携を開始し、当連結会計年度における新規提携は合計5件となりました。福祉医療機構(WAM)による融資枠拡大に伴う経営改善検討の先送り等の外部環境の一時的な変化は継続しているものの、引き続き複数の医療法人との交渉を継続しており、収益基盤の拡大に向けた活動を推進しております。なお、新たに提携した3病院の収益寄与は第4四半期以降を見込んでおります。
また、外部環境の変化を踏まえた戦略的対応として、事業リソースの一部を外部コンサルティングサービスに重点的に充当いたしました。その結果、第2四半期に国家公務員共済組合連合会 虎の門病院をはじめとする複数の大規模病院案件を受注し、当第3四半期より収益への寄与が始まっております。今後も、各プロジェクトの進捗に応じて、段階的に業績への貢献が拡大していく見込みです。
併せて、経営支援体制を一層強化するため積極的な人材採用や生成AIヘルスケアエージェントの開発および提供を行っているHippocratic AI, Inc.と共に日本語での対話が可能な、医療行為の範囲外の患者対応業務に特化した対話型生成AIヘルスケアエージェントの開発、医療機関の慢性的な人材不足に対応する病院向けBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業の開始など事業領域の拡大に向けた先行投資を継続しております。
他方、先行投資に加えて、当第3四半期より連結を開始した株式会社ゼロメディカルはPMIの途上にあり、のれん償却費および営業損失を計上したことが、セグメント利益を押し下げる要因となりました。
上記Hippocratic AI, Inc.との共同開発費用について、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(セグメント情報等の注記)セグメント情報」においては、幅広い分野でのサービス提供の可能性を検討しており、現段階においては全社的な新規事業として位置づけ、セグメント利益の調整額に含めて表示しております。
以上の結果、セグメント売上高は、4,927,162千円(前年同期比4.9%増)、セグメント別営業利益は1,620,674千円(前年同期比20.8%減)となりました。
②シニア関連事業
シニア関連事業においては、介護施設の入居相談・紹介事業および運営事業のいずれにおいても、売上高は堅調に推移いたしました。
運営事業においては、人件費・物価の高騰が全施設で運営コストを押し上げているものの、これら構造的なコスト増を吸収しつつ収益性を向上させるべく、運営コストの適正化と入居促進プロモーションへの投資を並行して進めました。その結果、2024年と2025年に事業譲受した新規ホーム2件(クラーチ・ファミリア西新宿、ソルシアス佐倉)を除く既存ホーム11施設における入居率は93.5%へ向上し、引き続き高い水準を維持しております。新規ホーム2件については、損益分岐点を超えるまでには今しばらくの時間を要する見込みですが、第3四半期においても入居者数及び稼働率は着実に増加・上昇しております。
入居相談・紹介事業においては、第2四半期に続き、第3四半期でも入居斡旋件数の伸びが前年同期比で3.8%増に留まり、期初計画(10〜15%増)を下回る結果となりました。これは主に、昨年来採用した業界未経験者の育成に想定よりも時間を要し、戦力化が遅れたことによるものですが、育成体制の再整備に着手しており、第4四半期以降に向けて戦力化への兆しが現れ始めております。
また、不動産関連サービスについては、第2四半期までに仕入れた物件の販売が開始し、当第3四半期より段階的に業績貢献が始まりました。今後、第4四半期での本格的な業績寄与を見込んでおります。
なお、株式会社メディステップが当第3四半期より連結を開始しております。これにより当社グループの在宅領域におけるサービスラインが拡充され、入居相談・施設紹介から在宅(訪問看護・居宅介護支援等)、施設運営が相互に接続された体制が整い、シニアライフを一気通貫で支援できる基盤が強化されております。
以上の結果、セグメント売上高は、6,053,581千円(前年同期比19.1%増)、セグメント別営業利益は307,152千円(前年同期比34.7%減)となりました。
③高度管理医療機器事業
高度管理医療機器事業においては、主軸のコンタクトレンズ事業でのクリアレンズの主力商品の販売好調に加え、カラーコンタクトレンズ販売事業を譲受するなど、収益伸長を継続しております。
以上の結果、セグメント売上高は、5,419,307千円(前年同期比11.8%増)、セグメント別営業利益は395,020千円(前年同期比3.9%増)となりました。
④その他事業
その他事業においては、治療経過データの解析及び製薬企業向け営業支援サービスにおいて、製薬企業からの受注拡大を目的とした積極的な営業活動を展開いたしました。第2四半期に受注した大型案件については、第2四半期に一部収益が計上されており、今後もプロジェクトの進捗に応じて、段階的に計上予定となります。
脳ドックを中心とした予防医療分野では、未稼働時間の多いMRI装置などの高度医療機器の稼働率向上に加え、そこで蓄積された検査データの解析を通じて脳疾患の予測・予防に資する取り組みを推進し、脳ドックの検査数は順調に増加しております。
また、脳ドック受診者のMRI撮像画像をAIが解析し、脳の健康状態を評価したレポートを提供する新たなサービスを開始するなどユーザーニーズに沿ったサービスラインナップの拡充を推進したことで、いち検査あたりの顧客単価は上昇傾向にあります。
以上の結果、セグメント売上高は、358,917千円(前年同期比855.2%増)、セグメント別営業利益は75,665千円(前年同期は127,031千円の損失)となりました。
当社グループの当第3四半期連結会計期間末の財政状態の状況は次のとおりです。
(資産の部)
流動資産は、前連結会計年度末と比較して368,464千円減少し、23,770,463千円となりました。これは、主にM&Aによる株式取得や未払法人税等の納付等により現預金が3,883,740千円減少した一方で、営業貸付金(流動資産その他)が894,046千円、商品が825,300千円、売掛金が716,202千円増加したことによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して3,034,893千円増加し、39,044,333千円となりました。これは、主にのれんが1,573,949千円増加したこと、投資有価証券及び繰延税金資産の増加により投資その他の資産が1,275,955千円増加したことによります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末と比較して2,666,428千円増加し、62,814,797千円となりました。
(負債の部)
流動負債は、前連結会計年度末と比較して428,111千円減少し、11,398,885千円となりました。これは、主に未払法人税等が769,380千円減少した一方で、賞与引当金が113,503千円増加したことによります。固定負債は、前連結会計年度末と比較して1,362,964千円増加し、30,733,124千円となりました。これは、主に長期借入金が1,559,168千円増加したことによります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は前連結会計年度末と比較して934,852千円増加し、42,132,010千円となりました。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末と比較して1,731,575千円増加し、20,682,787千円となりました。これは、主に利益剰余金の増加1,384,394千円によるものであります。
2025年12月期の通期連結業績予想につきましては、2025年2月14日に公表しました業績予想からの変更はありません。
今後、業績予想修正の必要性が生じた際には速やかに開示してまいります。
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(会計方針の変更)
(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)
「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日)、「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日)及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日)を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。これによる四半期連結財務諸表への影響はありません。
該当事項はありません。
当社は、2025年3月27日開催の株主総会決議に基づき、2025年3月28日付で減資の効力が発生しております。この結果、当第3四半期連結累計期間において、資本金が1,922,558千円減少、その他資本剰余金が1,922,558千円増加し、当第3四半期連結累計期間末において、資本金が100,000千円、資本剰余金は8,914,298千円となっております。
【セグメント情報】
前第3四半期連結累計期間(自 2024年1月1日 至 2024年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、治療経過データ解析サービスなどを含んでおります。
2.売上高の調整額は、セグメント間の取引消去であります。
セグメント利益又は損失の調整額には、セグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していない全社費用が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失の合計額は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
4.前連結会計年度末において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
当第3四半期連結累計期間(自 2025年1月1日 至 2025年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、治療経過データ解析サービスや脳ドックを中心とした予防医療サービスなどを含んでおります。
2.売上高の調整額は、セグメント間の取引消去であります。
セグメント利益の調整額には、セグメント間取引消去及び各報告セグメントに配分していない全社費用が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益の合計額は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(のれんの金額の重要な変動)
当第3四半期連結累計期間において、株式会社ゼロメディカル及び株式会社エピグノの株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより「医療経営総合支援事業」セグメントにおいて、のれんが1,234,372千円発生しております。
また、当第3四半期連結累計期間において、株式会社メディステップおよびGplus株式会社の株式を取得し、連結の範囲に含めたことにより「シニア関連事業」セグメントにおいて、のれんが457,433千円発生しております。
なお、のれんの金額は取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりであります。
また、前連結会計年度末において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
(表示方法の変更)
(第3四半期連結損益計算書)
前第3四半期連結累計期間において、「営業外収益」の「その他」に含めていた「補助金収入」は、金額的重要性が増したため、当第3四半期連結累計期間より区分掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の第3四半期連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前第3四半期連結累計期間の第3四半期連結損益計算書において、「営業外収益」の「その他」に表示していた216,057千円は、「補助金収入」27,464千円、「営業外収益」の「その他」188,593千円として組替えております。