1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当中間期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………………2
(2)当中間期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………4
2.中間連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………5
(1)中間連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………5
(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書 ……………………………………………………7
(3)中間連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………9
(4)中間連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………11
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………11
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………………11
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………………13
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………14
(1)販売実績 ……………………………………………………………………………………………………14
1.経営成績等の概況
当中間連結会計期間における医薬品業界は、2024年4月の薬価改定に続き、2025年4月には新薬創出等加算対象品目、同対象品目以外の新薬、長期収載品といった医薬品をカテゴリー別に評価する薬価の中間年改定が実施されるなど、薬剤費全体の伸びは依然として抑制傾向にあります。
また、情報サービス業界、建設・施設メンテナンス業界、物品販売業界においては、IT需要や設備投資意欲に継続して堅調さが窺えるものの、円安や物価高騰に加え米国の関税政策の影響などにより、足元の景気は個人消費を中心に力強さに欠け、依然として厳しい競争環境下にありました。
このような状況下、当中間連結会計期間の業績は以下のとおりとなりました。
・売上高の状況
医薬品事業の売上高は、38,347百万円(前年同期比4.7%増)となりました。過活動膀胱治療薬ベオーバ、顕微鏡的多発血管炎・多発血管炎性肉芽腫症治療薬タブネオス、透析患者におけるそう痒症治療薬コルスバ、慢性特発性血小板減少性紫斑病治療薬タバリスの売上の伸長などにより、増収となりました。
また、当社が創製したリンザゴリクス(一般名)の技術導出先であるセラメックス社(英国)は、子宮筋腫を適応症として2024年9月、ドイツにてYselty(イセルティ)の製品名で新発売して以降、発売国を拡大し、同年11月には子宮内膜症の追加適応症を取得しました。本剤は、当中間連結会計期間においても引き続き発売及び発売に向けた準備が進められており、輸出売上高は順調に増加しています。
当社がライジェルファーマシューティカルズ社(米国)から技術導入したホスタマチニブ(一般名、国内販売名:タバリス)は2025年7月に、本剤の韓国におけるサブライセンス先であるJWファーマシューティカル社(韓国)より新発売されました。
情報サービス事業の売上高は5,102百万円(前年同期比26.6%増)、建設・施設メンテナンス事業の売上高は1,868百万円(前年同期比42.9%増)、物品販売事業の売上高は512百万円(前年同期比4.0%増)となりました。
・利益の状況
増収を確保したものの、利益面では、売上原価率の上昇、研究開発費を主とした販売費及び一般管理費の増加により、営業損失、経常損失となりました。一方、親会社株主に帰属する中間純利益は増益となりました。なお、特別利益として投資有価証券売却益を計上しています。
・研究開発の状況
2025年7月、ビリジアンセラピューティクス社(米国)との間で、甲状腺眼症治療薬Veligrotug(一般名)及びVRDN-003(開発番号)の日本における独占的な開発権及び販売権の取得に関する契約を締結しました。また、2025年7月に急性骨髄性白血病治療薬Olutasidenib(一般名)の国内第Ⅰ相臨床試験の開始に続き、同年8月には当社が創製したバセドウ病治療薬KSP-0914(開発番号)の国内第Ⅰ相臨床試験を開始するなど、引き続き研究開発テーマのステージアップを図っています。
リンザゴリクスの海外展開については2025年10月、サーチライトファーマ社(カナダ)にカナダにおける独占的な開発権及び販売権を許諾しました。また、台湾における技術導出先であるシンモサバイオファーマ社(台湾)は、2025年10月に子宮筋腫を適応症として販売承認を取得しました。
① 資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当中間連結会計期間末の総資産は261,125百万円となり、前連結会計年度末に比べ17,065百万円増加しました。流動資産は、受取手形、売掛金及び契約資産が減少しましたが、現金及び預金、有価証券、棚卸資産が増加したことなどにより、12,896百万円増加し119,876百万円となりました。固定資産は、投資その他の資産の「その他」に含まれる長期前払費用が減少した一方で、有形固定資産、投資有価証券の増加などにより、4,169百万円増加し141,249百万円となりました。
(負債)
当中間連結会計期間末の負債は48,500百万円となり、前連結会計年度末に比べ14,567百万円増加しました。流動負債は、支払手形及び買掛金、未払法人税等、「その他」に含まれる未払金が増加したことなどにより、16,997百万円増加し33,575百万円となりました。固定負債は繰延税金負債の減少などにより2,429百万円減少し、14,924百万円となりました。
(純資産)
当中間連結会計期間末の純資産は212,625百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,498百万円増加しました。利益剰余金、その他有価証券評価差額金などが増加したほか、自己株式の取得と消却を行いました。
この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の85.6%から80.9%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末より13,114百万円増加し、当中間連結会計期間末では61,273百万円(前連結会計年度末比27.2%増)となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、棚卸資産の増加などの資金減少要因の一方で、その他流動負債、仕入債務の増加などの資金増加要因により、前年同期に比べ5,212百万円増の7,987百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、投資有価証券の売却などにより、前年同期に比べ10,003百万円増の12,782百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、自己株式の取得、配当金の支払いなどにより、前年同期に比べ5,702百万円支出増の7,663百万円となりました。
医薬品業界においては、薬価制度改革をはじめとする医療費抑制策の影響を受け、引き続き厳しい経営環境下にあります。また、当社を含むグループ各社においても、円安や物価高騰に加え米国の関税政策の影響などにより、先行き不透明な業界環境が継続するものと予想されます。
現時点での2026年3月期の連結業績見通しは、以下のとおりです。
・売上高
当初見通しより4,000百万円増額の95,500百万円(前年度比8.1%増)に修正します。
中間連結会計期間の業績、ならびに現況を踏まえ、医薬品事業において2,500百万円、その他の事業において1,500百万円の増額を見込みます。
・利益
中間連結会計期間においては、販売費及び一般管理費がほぼ当初見通し通りであった一方、売上高の増加などにより、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する中間純利益は当初見通しを上回りました。年度後半では売上原価率が当初見通しから上昇することに加え、販売費及び一般管理費は若干の増加を見込んでいます。
通期の利益見通しについては、営業利益は当初見通しより1,400百万円改善し△2,600百万円(前年度比-%)、経常利益は当初見通しより1,500百万円改善し△1,100百万円(前年度比-%)となる一方、親会社株主に帰属する当期純利益は当初見通しより400百万円増額の12,700百万円(前年度比6.2%増)に修正します。なお、年度後半の特別損益においては、投資有価証券売却益として2,600百万円、固定資産売却益として800百万円を見込んでいます。
該当事項はありません。
当社は、2025年5月7日開催の取締役会決議に基づき、自己株式1,369,200株を5,216百万円で取得しました。また、2025年6月27日付で自己株式1,369,200株、4,173百万円の消却を実施しました。この結果、当中間連結会計期間において利益剰余金が4,173百万円減少、自己株式が992百万円増加し、当中間連結会計期間末において利益剰余金が132,746百万円、自己株式が15,513百万円となりました。
Ⅰ 前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
なお、欧州でのリンザゴリクス発売開始に伴い、原薬等の輸出売上を含む海外売上高の重要性が増したため、前連結会計年度末より収益の分解情報について区分を変更し、従来「医薬品販売」に含めていた国内医薬品売上、「技術料」に含めていた国内ライセンスアウト先からの収入及び「その他」を「国内医薬品」とし、「医薬品販売」に含めていた海外ライセンスアウト先向けの原薬等の輸出売上及び「技術料」に含めていた海外ライセンスアウト先からの収入を「輸出・海外ライセンス」としました。
この変更を反映させるため、前中間連結会計期間の収益の分解情報について組替えを行っています。この結果、「医薬品販売」に含めていた国内医薬品売上29,017百万円、「その他」2,241百万円を「国内医薬品」31,258百万円として、また、「医薬品販売」に含めていた輸出売上2,143百万円及び「技術料」に含めていた海外ライセンスアウト先からの収入1,430百万円を「輸出・海外ライセンス」3,574百万円として組み替えています。
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と中間連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
Ⅱ 当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と中間連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
(重要な後発事象)
(重要な契約の締結)
当社は、当社が創製した子宮筋腫及び子宮内膜症治療薬リンザゴリクスのカナダにおける開発権及び販売権を、サーチライトファーマ社(カナダ)に許諾する契約を締結しました。概要は、以下のとおりです。
(1) 契約締結の相手会社の名称
サーチライトファーマ社(カナダ)
(2) 契約締結日
2025年10月7日
(3) 契約の内容
リンザゴリクスのカナダにおける開発権及び販売権の許諾
(4) 契約の締結が営業活動等へ及ぼす重要な影響
本契約の締結により、当社はサーチライトファーマ社より契約一時金、事業化の進捗に応じたマイルストン、製品販売に伴うロイヤルティを受け取るとともに、同社に対象品を供給します。
3.その他
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。
(注)1.国内販売提携先供給額、コ・プロモーションフィーの合計額
2.ライセンスアウトに係る契約金、マイルストン収入、ランニングロイヤルティ及び医薬品輸出の合計額
3.セグメント間取引については、相殺消去しています。