1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当中間期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………………2
(2)当中間期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………………4
(3)キャッシュ・フローの状況 ………………………………………………………………………………4
(4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………4
2.中間連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………5
(1)中間連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………5
(2)中間連結損益計算書及び中間連結包括利益計算書 ……………………………………………………7
(中間連結損益計算書) …………………………………………………………………………………………7
(中間連結包括利益計算書) ……………………………………………………………………………………8
(3)中間連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………9
(4)中間連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………10
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………10
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更) …………………………………………………………………10
(中間連結損益計算書関係) ……………………………………………………………………………………10
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………11
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………13
1.経営成績等の概況
当中間連結会計期間における国内経済は、雇用や所得の安定が続いたものの、物価高の長期化により節約志向が強まり、個人消費の回復は緩やかなものとなりました。
また、国際情勢の不安定化や原材料価格の高止まり、物流コストおよび人件費の上昇などが企業活動に影響を及ぼし、景気の先行きには依然として不透明感が残っております。
このような環境のもと、国内の食品業界では厳しい経営環境が続いており、特に米菓業界においては、原料米価格の高騰が続くなど、依然として厳しい事業環境に直面しております。このような経営環境の下、当グループは「中長期成長戦略2030」の実現に向け、着実に歩みを進めております。
当社は、“お米の恵み”を「美味しさ」「健康」「感動」といった価値へと高めることで、お客様の健やかなライフスタイルに貢献することを、パーパス(存在意義)である“Better For You”に込めております。
また、ビジョン(目指す姿)として、お米の持つ可能性を最大限に引き出し、世界に向けて新たな価値と市場を創出する“ライスイノベーションカンパニー”の実現を掲げております。
これらの取り組みを通じ、持続的な成長と企業価値の一層の向上を目指してまいります。
2025年度は、ビジョンの実現に向け、「事業基盤の徹底強化」と「本格的なグローバル展開への推進」を基本方針としております。国内米菓事業においては、独自価値の訴求を通じたキャッシュ創出力の強化に取り組むとともに、海外事業においては、TH FOODS, INC.の完全子会社化を軸とした北米戦略の再構築を進めております。また、食品事業においては、シーズ事業の成長に向けた各種施策を展開しております。
当中間連結会計期間の売上高は、国内米菓事業、海外事業、食品事業ともに前年同中間期を上回る実績を確保し、65,767百万円(前年同中間期比35.4%増)となりました。
営業利益は、国内米菓事業が原材料コストの高騰により前年同中間期を下回ったものの、海外事業はTH FOODS, INC.の完全子会社化を軸とした北米事業ポートフォリオの見直しにより、持続的に利益貢献ができる体質へ転換し、食品事業も尾西食品が引き続き好調に推移したことで、2,190百万円(前年同中間期比23.9%増)となりました。また、経常利益については、TH FOODS, INC.の連結子会社化による影響(持分法による投資利益の減少)を前年同中間期に為替差損を計上した反動増が補い、2,183百万円(前年同中間期比18.8%増)となりました。親会社株主に帰属する中間純利益については、TH FOODS, INC.の連結子会社化に伴い、第1四半期連結会計期間に段階取得に係る差益20,598百万円を計上したことから22,283百万円(前年同中間期比2,705.9%増)となりました。
各セグメントの概況は、次のとおりであります。
<国内米菓事業>
国内米菓事業については、独自価値訴求型の競争戦略への転換を推し進めており、原料米の高騰など変化を続ける事業環境に柔軟に対応できる、収益性の高い事業構造の確立を目指しております。
具体的には、従来の重点6ブランドを中心としたブランド強化策の継続展開に加えて、価格改定に対する需要底支えの観点から定番ブランド*の強化策を展開しております。
「亀田の柿の種」は、スナック需要への拡張を目指し「うましお」の拡販を継続、お客様の要望に応え期間限定商品を再発売するなど「いつでも、どこでも、誰とでも」楽しめるブランドを目指した施策を進めております。「無限」シリーズは発売から5年目を迎え、素材の風味をより感じられるよう品質を磨き上げリニューアルを実施いたしました。また、定番ブランドは季節限定商品の発売に加えて、ソフトおせんべいシリーズのテレビCMを放映し需要促進を図るなど、顧客起点でブランド・商品の独自性に磨きをかける取り組みを進めました。加えて、重点6ブランドの生産能力増強や販売促進費用の効率的な執行等、価値訴求に軸足を置いた活動を展開いたしました。
これらの取り組みの結果、重点6ブランドの売上高については、「ハッピーターン」と「無限」シリーズが前年同中間期を下回った一方、「亀田の柿の種」「亀田のつまみ種」「こつぶっこ」「技のこだ割り」は前年同中間期を上回りました。
また、百貨店向け商品や土産物用商品を製造販売するグループ会社は、拡大するインバウンド需要を取り込むため、新規チャネル開拓などに継続的に取り組んでおります。
これらの結果、国内米菓事業全体の売上高は34,156百万円(前年同中間期比2.5%増)となりました。
営業利益については、単体米菓において原材料価格の高騰に対して価格改定を実施いたしました。また、従前より進めている重点6ブランドへの集中化や定番ブランドの底支えによるプロダクトミックス(販売構成比)の改善、販売促進費用の効率的な執行、生産効率向上など各種施策に継続して取り組みました。さらに、百貨店向け商品や土産物用商品を製造販売するグループ会社も価格改定や生産効率向上など収益性改善に取り組んでおります。一方で、価格改定後の一時的な需要減少の影響もあり、国内米菓事業全体の営業利益は1,327百万円(前年同中間期比19.4%減)となりました。なお、価格改定効果の本格的発現は第3四半期連結会計期間以降を見込んでおります。
*定番ブランド:「亀田のまがりせんべい」「ぽたぽた焼」「亀田のうす焼」「ソフトサラダ」「手塩屋」
「堅ぶつ」
<海外事業>
海外事業については、北米戦略の再構築、アジア地域での持続的成長を通じ、成長性と収益性の強化に取り組んでおります。北米は、6月に連結子会社化したTH FOODS, INC.が計画通りに進捗していることで大幅増収となりました。また、アジアでは、カンボジア法人が輸出OEM先の販売数量減少により減収となったものの、中国法人は輸出事業が好調に推移したことで増収を確保いたしました。これらの結果、海外事業全体の売上高は23,771百万円(前年同中間期比196.7%増)となりました。
営業利益については、北米は、戦略の再構築の効果もあり、大きく改善いたしました。アジアは、中国法人が増収に伴い増益を確保いたしましたが、カンボジア法人は輸出量の減少、タイ法人は豪州向け輸出量の減少に加えバーツ高の影響もあり減益となったことで、同地域は減益となりました。これらの結果、海外事業全体では558百万円の営業利益(前年同中間期は営業損失124百万円)となりました。
<食品事業>
食品事業については、亀田製菓本体とグループ会社の連携を通じ、成長投資の効果を引き出すべく事業拡大に取り組んでおります。長期保存食は災害発生に関する予言や群発地震の発生等による個人需要の高まりが価格改定後の落ち込みをカバーして、前年同中間期を大きく上回りました。需要拡大に応えるため、5月に新工場が竣工し2026年1月の本格稼働に向けて準備を進めております。また、米粉パンは24年11月の新工場の本格稼働を受け「おこめ食パン」の販路拡大を最優先課題として注力しております。さらに、植物性乳酸菌についても、機能性の訴求を通じた販路拡大を継続、欧米市場への本格参入に向けたKERRY社との協働も順調に進捗しております。加えて、プラントベースフードはコンセプトを「代替肉」から「たんぱく質食材」に改めた新商品の販路拡大やBtoB市場開拓に継続的に取り組んでおります。これらの結果、食品事業全体の売上高は4,155百万円(前年同中間期比10.1%増)となりました。
営業利益については、投資先行フェーズにあるプラントベースフードや米粉パンを長期保存食と植物性乳酸菌が補い、食品事業全体の営業利益は152百万円(前年同中間期比20.0%増)となりました。
(単位:百万円)
※1 海外事業は、海外子会社に加え、国内の輸出入取引を含んでおります。
※2 食品事業の主な内容は、長期保存食、植物性乳酸菌、米粉パンおよびプラントベースフード等であります。
※3 その他の主な内容は、貨物運送等であります。
(資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は47,915百万円となり、前連結会計年度末に比べ14,640百万円増加いたしました。これは主に「現金及び預金」が8,210百万円、「受取手形、売掛金及び契約資産」が1,257百万円、「商品及び製品」が1,442百万円、「原材料及び貯蔵品」が2,409百万円、「その他」が1,144百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定資産は120,301百万円となり、前連結会計年度末に比べ29,714百万円増加いたしました。これは主に「機械装置及び運搬具」が1,760百万円、有形固定資産の「その他」が3,883百万円、「のれん」が38,291百万円それぞれ増加した一方、「投資有価証券」が14,610百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、168,217百万円となり、前連結会計年度末に比べ44,354百万円増加いたしました。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は52,041百万円となり、前連結会計年度末に比べ26,960百万円増加いたしました。これは主に「支払手形及び買掛金」が348百万円、「短期借入金」が25,340百万円、「その他」が1,591百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は18,734百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,138百万円減少いたしました。これは主に「長期借入金」が1,260百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、70,776百万円となり、前連結会計年度末に比べ25,822百万円増加いたしました。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産合計は97,440百万円となり、前連結会計年度末に比べ18,531百万円増加いたしました。これは主に、「親会社株主に帰属する中間純利益」22,283百万円および「剰余金の配当」885百万円により「利益剰余金」が21,397百万円増加したことや、「為替換算調整勘定」が2,647百万円減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は56.1%(前連結会計年度末は61.0%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ8,119百万円増加し、16,240百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は7,088百万円(前年同中間期比2,136百万円の増加)となりました。
これは主に、税金等調整前中間純利益に、減価償却費等の非資金項目、退職給付に係る資産や売上債権等の営業活動に係る資産及び負債の増減、段階取得に係る差益、関係会社株式売却益、法人税等の支払額を加減算したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は22,148百万円(前年同中間期比18,197百万円の支出増加)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出、連結範囲の変更を伴う子会社株式取得による支出、連結範囲の変更を伴う子会社株式売却による収入によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は22,956百万円(前年同中間期比23,904百万円の収入増加)となりました。
これは主に、短期借入金の純増減額や長期借入金の返済による支出、配当金の支払額によるものであります。
2026年3月期の通期業績予想につきましては、2025年6月27日に公表した業績予想から変更しておりません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
1.連結の範囲の重要な変更
中間連結会計期間において、持分法適用関連会社であったTH FOODS, INC.の株式を追加取得したことにより、TH FOODS, INC.及びWatch City Properties, LLC.を連結の範囲に含めております。
また、当社の連結子会社であったMary’s Gone Crackers, Inc.の全株式を譲渡したことに伴い、Mary’s Gone Crackers, Inc.を連結の範囲から除外しております。
2.持分法適用の範囲の重要な変更
中間連結会計期間において、TH FOODS, INC.の株式を追加取得し連結の範囲に含めたため、持分法適用の範囲から除外しております。
(中間連結損益計算書関係)
※ 関係会社株式売却益
当中間連結会計期間に計上した関係会社株式売却益は当社が保有していたMary’s Gone Crackers, Inc.株式をすべて譲渡したことに伴い発生したものであります。
Ⅰ 前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(注) 1.「その他」には、貨物運送等の事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額9百万円は、セグメント間取引消去9百万円であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、中間連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
該当事項はありません。
(のれんの金額の重要な変動)
該当事項はありません。
(重要な負ののれん発生益)
該当事項はありません。
Ⅱ 当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(注) 1.「その他」には、貨物運送等の事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額25百万円は、セグメント間取引消去25百万円であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、中間連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(固定資産に係る重要な減損損失)
該当事項はありません。
(のれんの金額の重要な変動)
TH FOODS, INC.の株式を追加取得し、2025年4月1日をみなし取得日として連結の範囲に含めたことにより、「海外事業」において、のれんが37,815百万円発生しております。
なお、のれんの金額は、当中間連結会計期間末において取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定した金額です。
(重要な負ののれん発生益)
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
取得による企業結合
1.企業結合の概要
(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 TH FOODS, INC.
事業の内容 菓子の製造販売
(2) 企業結合を行った主な理由
当グループは、「中長期成長戦略 2030」において、米国を海外展開の最重要地域に位置付けております。同地域においては、グルテンフリー食品市場が拡大しており、ライスクラッカーを含む米菓の事業機会は更なる広がりが期待できます。
1984年設立のSESMARK FOODS, INC.(現TH FOODS, INC.)は、当グループの海外展開の起点として1989年以降、三菱商事株式会社とともに段階的に出資し、当社が提供する米菓製造技術をベースとした「うす焼」タイプの製品を30年以上にわたり製造・販売してまいりました。
この度、株主間における協議の結果、TH FOODS, INC.の更なる成長を図るためには当社がTH FOODS, INC.を連結子会社化し、これまで以上に米菓関連の製造技術やノウハウを提供することで同社の新商品開発や生産性向上を図ることが最善であると合意いたしました。
こうした活動を通じ、当グループは米国市場において米菓の更なる拡大を図り、中長期成長戦略でパーパス(存在意義)として掲げる“Better For You”の観点から、お米の可能性を最大限に引き出し、世界で新価値・新市場を創造する「ライスイノベーションカンパニー」の実現を目指してまいります。
(3) 企業結合日
2025年4月1日(みなし取得日)
(4) 企業結合の法的形式
現金を対価とした株式取得及びTH FOODS, INC.による同社の自己株式の取得
(5) 結合後企業の名称
変更はありません。
(6) 取得した議決権比率
当社が三菱商事株式会社及び北米三菱商事会社から株式を取得、並びにTH FOODS, INC.が三菱商事株式会社から株式を取得しこれを消却したことで、TH FOODS, INC.を完全子会社化いたしました。
(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠
現金を対価とした株式取得及びTH FOODS, INC.による同社の自己株式の取得により、当社がTH FOODS, INC.の議決権の100.0%を取得したためであります。
2.中間連結会計期間に係る中間連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間
2025年4月1日から2025年9月30日まで
3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
なお、追加取得の対価には、TH FOODS, INC.が、同社の自己株式を取得した対価を含めております。
4.主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザリー費用等 38百万円
5.被取得企業の取得原価と取得するに至った取引ごとの取得原価の合計額との差額
段階取得に係る差益 20,598百万円
6.発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
(1) 発生したのれんの金額
37,815百万円
なお、発生したのれんの金額は、当中間連結会計期間末において取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。
(2) 発生原因
今後の事業展開によって期待される将来の超過収益力から発生したものであります。
(3) 償却方法及び償却期間
20年間にわたる均等償却
7.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
8.取得原価の配分
当中間連結会計期間末において、企業結合日における識別可能な資産及び負債の特定が未了であり、取得原価の配分が完了していないため、その時点で入手可能な合理的情報に基づき暫定的な会計処理を行っております。
9.企業結合が当連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当中間連結会計期間の中間連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法
取得日が当連結会計年度の期首のため、影響はありません。