○添付資料の目次
1.当中間決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 4
2.要約中間連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………… 5
(1)要約中間連結財政状態計算書 ………………………………………………………………… 5
(2)要約中間連結損益計算書及び要約中間連結包括利益計算書 ……………………………… 7
(3)要約中間連結持分変動計算書 ………………………………………………………………… 9
(4)要約中間連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………11
(5)要約中間連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………12
(セグメント情報等の注記) ……………………………………………………………………12
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………12
1.当中間決算に関する定性的情報
経営成績の分析
当中間連結会計期間のわが国経済は緩やかな回復基調が継続しているものの、緊張の続くロシア・ウクライナ情勢や中東情勢等の地政学リスクの長期化、米国の関税政策影響、国内物価上昇の継続等、企業収益への影響は依然として不透明な状況が続いております。
こうしたなか当社グループを取り巻く事業環境においては、事業拡大や競争力強化・付加価値向上を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)ニーズが引き続き旺盛で、顧客企業におけるシステム投資は堅調に推移いたしました。
当社グループは、「NSSOL 2030ビジョン」(2024年4月公表)実現に向けた「2025-2027中期経営計画」(2025年2月公表)をスタートさせ、「事業収益モデルの変革」「顧客アプローチの変革」「技術獲得・適用プロセスの変革」「社内業務・マネジメントの変革」の4つの抜本的変革に取り組み事業活動を推進しております。
中でも「事業収益モデルの変革」に向けて、「TAM型*」モデルの拡大を図るべく、各種取り組みを進めております。
(*・SI Transformation(次世代SIモデル「T型」):革新的技術を用いて高い生産性で提供
・Asset Driven(アセット活用型 「A型」):強みをアセット化して提供
・Multi Company Platform(PF提供モデル「M型」):共同利用プラットフォームを提供
の3つの収益モデルから構成されるNSSOLの新しいビジネスモデル)
当社の知見や強みをアセット化した製造業向け新生産管理パッケージ「PPMP」、クラウドソリューション「CloudHarbor」、デジタルツインソリューション「Geminant」につきましては引き続きお客様から多くの引き合いをいただいております。AI需要予測・AI最適化機能を搭載した「Delifit AI」では「レシピ管理機能・材料発注機能」をリリースし、惣菜販売に関わる販売計画から製造計画・原材料発注までを包括的に支援、食品ロス抑制にも貢献しております。長年培った高品質なIT運用ノウハウを活用した新サービス「emerald SaaS」や、AI活用の知見と豊富な導入実績を結集し、お客様にあわせてAIドリブンなビジネス変革を支援する「NS Craft AI Factory」の提供も開始いたしました。
また、当社が独自に構築した、生成AIや自動化技術等の各種開発支援ツールを装備する開発・運用統合プラットフォーム「Nestorium」の活用も順調に拡大しており、本年7月からは、システム開発を効率化する開発AIエージェント「JITERA(JITERA社)」をNestorium上に搭載した「NSDevia」の提供を開始しております。「Nestorium」により、当社のソリューション創出力の向上と高度生産性の実現はもとより、複数企業が共同利用するマルチプラットフォームとしての展開も図るべく、引き続きサービスの拡充に取り組んでまいります。
外部成長戦略・グローバル戦略についても積極的に取り組みを進め、国内外企業のM&Aも実行しており、本年6月にPT.WCS ABYAKTA NAWASENA(インドネシア)、7月にはインフォコム㈱の全株取得、当社グループ会社化しており、当社グループの一員として一体となって事業を展開しております。これらに加え、8月にはコンサルティング力に強みを有する㈱インテリジェントフォース、9月にはデータ利活用に強みを有する㈱デリバリーコンサルティングと資本業務提携を実施しております。
当中間連結会計期間の売上収益は、産業・鉄鋼分野及び流通分野向けの増加や、クラウドソリューションやセキュリティ分野が好調であったことに加え、インフォコム㈱を当中間連結会計期間より新規連結した影響もあり、178,375百万円と前年同期(156,612百万円)と比べ21,762百万円の増収となりました。営業利益は、ビジネスモデル変革に向けた投資により販売費及び一般管理費が増加したものの、増収及び売上総利益率の改善による売上総利益の増があったことから、18,272百万円と前年同期(18,125百万円)と比べ147百万円の増益となりました。
当中間連結会計期間をサービス分野別(ビジネスソリューション、コンサルティング&デジタルサービス)に概観しますと、以下のとおりであります。当中間連結会計期間より、組織改正に伴い、一部の分野につき、ビジネスソリューションからコンサルティング&デジタルサービスへの組替えを実施しております。
なお、前中間連結会計期間は、当該変更を反映して作成したものを開示しております。
(ビジネスソリューション)
ビジネスソリューションにつきましては、当中間連結会計期間の売上収益は、インフォコム㈱を新規連結した影響もあり、135,072百万円と前年同期(116,554百万円)と比べ18,517百万円の増収となりました。
産業・鉄鋼
産業・鉄鋼分野向けにつきましては、産業・鉄鋼分野向けのいずれも好調で、売上収益は前年同期と比べ増収となりました。
流通・プラットフォーマー
流通・プラットフォーマー分野向けにつきましては、小売分野を主体に好調で、売上収益は前年同期と比べ増収となりました。
金融
金融分野向けにつきましては、前年のプロダクト販売の反動減があったもののその他の案件でカバーし、売上収益は前年同期と比べ増収となりました。
(コンサルティング&デジタルサービス)
コンサルティング&デジタルサービスにつきましては、クラウドソリューションやセキュリティ分野が好調であったことから、当中間連結会計期間の売上収益は43,302百万円と前年同期(40,058百万円)と比べ3,244百万円の増収となりました。
① 財政状態の分析
当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末421,302百万円から△15,982百万円減少し、405,320百万円となりました。主な内訳は、現金及び現金同等物の減少△80,003百万円、のれんの増加28,932百万円、無形資産の増加28,712百万円等であります。
当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末151,487百万円から△21,107百万円減少し、130,379百万円となりました。主な内訳は、未払法人所得税等の減少△24,876百万円、繰延税金負債の増加7,020百万円等であります。
当中間連結会計期間末の資本は、前連結会計年度末269,815百万円から5,125百万円増加し、274,940百万円となりました。主な内訳は、中間利益12,616百万円、配当金の支払△6,861百万円等であります。その結果、親会社所有者帰属持分比率は65.6%となりました。
②キャッシュ・フロー
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、112,927百万円となりました。前中間連結会計期間における現金及び現金同等物の増減額が88,311百万円であったのに対し、当中間連結会計期間における現金及び現金同等物の増減額は△80,003百万円になりました。各活動区分別には以下のとおりであります。
前中間連結会計期間は、税引前中間利益18,157百万円、減価償却費及び償却費6,038百万円、営業債権及びその他の債権の増減額17,786百万円、契約資産の増減額△4,973百万円、棚卸資産の増減額△3,724百万円、営業債務及びその他の債務の増減額2,471百万円、未払消費税等の増減額△2,970百万円、法人所得税等の支払額△7,551百万円等により23,975百万円となりました。一方、当中間連結会計期間は、税引前中間利益18,848百万円、減価償却費及び償却費6,367百万円、営業債権及びその他の債権の増減額10,315百万円、契約資産の増減額△8,253百万円、棚卸資産の増減額△882百万円、営業債務及びその他の債務の増減額△3,336百万円、未払消費税等の増減額△838百万円、和解金の支払額△5,000百万円、法人所得税等の支払額△30,369百万円等により△12,299百万円となりました。なお、前連結会計年度に投資有価証券を売却した影響で、法人所得税等の支払額が一時的に増加したことにより、当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなりました。
前中間連結会計期間は、その他の金融資産の売却及び償還による収入77,752百万円、その他の金融資産の取得による支出△4,574百万円、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△2,033百万円等により72,334百万円となりました。一方、当中間連結会計期間は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出△54,397百万円、有形固定資産及び無形資産の取得による支出△1,691百万円等により△56,716百万円となりました。
前中間連結会計期間は、リース負債の返済による支払額△3,720百万円、配当金の支払額△4,117百万円等により△8,274百万円となりました。一方、当中間連結会計期間は、配当金の支払額△6,861百万円、リース負債の返済による支払額△3,472百万円等により△10,749百万円となりました。
(資本の財源、資金の流動性に係る情報)
1)基本方針
当社グループは将来にわたり競争力を維持強化し、企業価値を高めていくことが重要と考えております。
そのため、ビジネスモデル変革による更なる高収益化の実現、ITメガトレンドへのフォーカスによる市場以上の高成長、積極的な成長投資、M&Aによる外部成長、ガバナンスの進化と株主価値の向上等による事業成長に伴う資金需要及び広域災害等の事業リスクに備えて内部留保を確保するとともに、利益配分につきましては株主の皆様に対する適正かつ安定的な配当等を行うことを基本としております。
配当につきましては、連結業績に応じた利益還元を重視し連結配当性向50%を目安といたします。
当社グループの主要な資金需要は、材料費、外注費、労務費、経費、販売費及び一般管理費等の営業費用並びに設備投資、外部成長のための出資等であります。これらの資金需要につきましては自己資金により充当しております。
手許の運転資金につきましては、当社及び一部の国内子会社において当社のキャッシュマネージメントシステム(CMS)を導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し、一元管理をしております。また、当社は、日本製鉄㈱のCMSを利用しており、当中間連結会計期間末における預入額100,204百万円を現金及び現金同等物に含めて表示しております。
突発的な資金需要に対しては、大手各行及び親会社である日本製鉄㈱に対し当座借越枠を確保することにより、流動性リスクに備えております。
連結業績予想につきましては、直近の連結業績予想に対し、インフォコム㈱の連結子会社化の影響で増収の見込みとなったため、2025年4月28日に公表した2026年3月期連結業績予想を以下のとおり修正いたしました。
2026年3月期通期連結業績予想数値の修正(2025年4月1日~2026年3月31日)
(注)当社は、2024年7月1日付けで普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、2025年3月期の基本的1株当たり当期利益を算定しております。
上記に記載した業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づくものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって業績予想と異なる可能性があります。
2.要約中間連結財務諸表及び主な注記
(1)要約中間連結財政状態計算書
(2)要約中間連結損益計算書及び要約中間連結包括利益計算書
要約中間連結損益計算書
中間連結会計期間
要約中間連結包括利益計算書
中間連結会計期間
(3)要約中間連結持分変動計算書
前中間連結会計期間(自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)
当中間連結会計期間(自 2025年4月1日 至 2025年9月30日)
該当事項はありません。
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
なお、当社グループの事業内容は、情報システムの企画からソフトウェアの開発、ハードウェア等機器の選定及びシステムの運用や保守等、総合的なサービスであり、区分すべきセグメントが存在しないため、情報サービス事業の単一セグメントであります。
そのため、セグメント情報については記載を省略しております。
(企業結合等関係)
当社は以下のとおり、インフォコム株式会社(以下、「インフォコム」という。)の全発行済株式を取得し子会社化することを目的とした株式譲渡契約を、2025年3月31日開催の取締役会決議に基づき、2025年4月23日に締結いたしました。本株式譲渡契約に伴い、当社は2025年7月1日にインフォコムの全発行済株式を取得し、当社の連結子会社としております。
株式取得に先立ち、インフォコムは本株式譲渡契約に基づいて、その完全子会社でありネットビジネス事業(電子コミック配信サービス「めちゃコミック」の提供)を行う株式会社アムタス(その関連会社等を含みます)の全発行済株式について、インフォコムホールディングス株式会社(現、株式会社アムタス)に対する現物配当を実施(以下、「本事前組織再編」)しております。本事前組織再編の実施に伴い、本株式取得の時点におけるインフォコムは、ITサービス事業のみを行っております。
1.企業結合の概要
(1)被取得企業の名称及び事業の内容
(2)企業結合を行った主な理由
当社は、日本製鉄株式会社をはじめとするプロセス系製造業に加え、組立系製造業、流通・サービス、金融、通信・官公庁等の幅広い業界の顧客に対して、コンサルティングから開発・構築、運用まで、豊富な業務知見と高い技術力の両輪で質の高いITサービスを提供してまいりました。「NSSOL 2030ビジョン」においては、自ら価値を創造し、社会や企業の課題解決を主体的にリードしていく“Social Value Producer with Digital”を目指す姿として掲げ、事業領域の拡大及びビジネスモデル変革に取り組むこととしております。特に、アセット活用型ビジネスの立上げ・拡大については、自社開発の促進とともに、競争力のあるアセットを保有する企業との連携や共創が不可欠であります。
インフォコムは、ITサービス事業において、プロセス系製造業や、商社系サービス業等において高い業務知見を有しており、大手企業向けSIを事業としております。また、中堅企業向けERP「GRANDIT」の開発元企業であるとともに、ヘルスケアや危機管理・BCPといった社会課題解決型の自社サービス・プロダクトを有しており、自社アセットの開発・事業展開に積極的に取り組んでおります。
今回、インフォコムが当社グループへ加わることにより、これまで両社が培ってきた強み・ノウハウを相互に活用・補完することで、より一層の成長加速が可能と考えております。
具体的には、①プロセス系製造業領域における両社の業務知見と技術力を結集することによる両社顧客へのサービス提供力強化と同領域のSI事業拡大、②GRANDITを中核に当社の地域会社の販売チャネルと開発・導入リソースを活用した中堅企業向けアセット活用ビジネスの拡大、③ヘルスケアを始めとする社会課題解決型サービス・プロダクトのクロスセルや共同開発等に取り組みます。また、当社の人材採用・育成施策や、研究開発成果等を共有し、インフォコムの事業基盤の強化を行うことで、上記の取り組みのさらなる加速を図ります。
今後、当社とインフォコムは一体となって、「NSSOL 2030ビジョン」実現に向けて邁進してまいります。
(3)取得日
2025年7月1日
(4)被取得企業の支配を獲得した方法
現金を対価とする株式取得
(5)取得した議決権付資本持分の割合
100%
2.取得対価の額
55,088百万円
3.主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザー等に対する報酬・手数料等:821百万円
(注)前連結会計年度の連結損益計算書に116百万円、当要約中間連結損益計算書に704百万円を「販売費及び一般管理費」に計上しております。
4.企業結合日における取得資産及び引受負債の公正価値、非支配持分及びのれん
(百万円)
(注1)取得した営業債権及びその他債権の公正価値は3,110百万円であります。契約上の未収金額は3,121百万円であり、回収不能と見積られる金額について、重要なものはありません。
(注2)無形資産には識別可能な顧客関連資産26,963百万円が含まれております。
(注3)非支配株主持分はインフォコムの子会社に対するもので、当該子会社の企業結合日における識別可能純資産額に対する比例的な取り分として測定しております。
(注4)のれんの主な内容は、取得により生じることが期待される既存事業とのシナジー効果と超過収益力であります。なお、税務上損金算入を見込んでいる金額はありません。
(注5)当中間連結会計期間末において、発生したのれんの金額、企業結合日における取得資産及び引受負債の金額等については、企業結合日における識別可能資産及び負債の特定を精査中であり、取得対価の配分が完了していないため、暫定的な会計処理を行っております。
5.取得によるキャッシュ・フロー
(百万円)
6.企業結合に係る取得日以降の損益情報
要約中間連結損益計算書に含まれている、取得日以降のインフォコムの業績は以下のとおりであります。
(百万円)
7.プロフォーマ情報
仮にインフォコムの取得が当連結会計年度の期首であったと仮定した場合の当中間連結会計期間における当社グループの連結業績に係るプロフォーマ情報は、以下のとおりであります。
(百万円)