1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………4
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………4
2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………5
(1)四半期貸借対照表 …………………………………………………………………………………………5
(2)四半期損益計算書 …………………………………………………………………………………………6
第1四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………7
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………7
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………………7
1.当四半期決算に関する定性的情報
当社は「あたらしい命に、あたらしい医療の選択肢を。」をコーポレートスローガンに、産婦人科施設との強固なネットワークを活用し、再生医療・細胞治療を目的とした「さい帯」や「さい帯血」等の周産期組織由来の細胞バンク事業の展開及びそれらの細胞等を利用した新たな治療法の開発を行っております。そしてこの事業基盤をベースとして再生医療やフェムテック等関連する領域での事業開発及び投資等によるサスティナブルな成長と社会への貢献を目指しております。
(事業の概況について)
当社は中期的な成長に向けた活動として、①国内の保管検体数20,000検体(国内出生数に対する保管率3%)に向けた体制構築、②東南アジア市場における海外展開の本格化、③関連する事業領域における投資活動、の3つを柱に着実に進めております。
当第1四半期累計期間においては、保管検体数の拡大を目的として、医療機関におけるセミナーや広報活動の体制を強化するとともに、オンラインセミナーの内容充実やWEB広告の全面的な見直しを行い、リアル・オンライン双方のチャネルにおいてマーケティング活動を再構築いたしました。2024年11月に導入した新プラン「HOPECELL」では、さい帯とさい帯血の両方を採取することにより、出産時にのみ採取可能な貴重な細胞を確実に保管できるサービスを提供しております。その結果、2025年3月末時点における、さい帯とさい帯血を合わせた累計保管件数は10万件を突破し、また当第1四半期累計期間のさい帯保管件数は前年同期比約110%増となり、さい帯とさい帯血を合わせた保管件数は順調に拡大しております。
成長因子やエクソソーム等を含む、さい帯由来「ファミリー上清」製造サービスについては、申込みや実際に投与を受けるご家族が着実に増加しています。本サービスも、再生医療への期待に応えるものとして、関心が高まってきております
また2025年5月に新たな細胞保管センター(第3CCC)を開設しました。本施設では、最新の保管機器を導入すると共にこれまでの運用知見を活かし、より高度で効率的な液体窒素供給インフラを構築しております。これにより当社の総保管キャパシティは約20万検体に拡大いたしました。
東南アジア事業につきましては、2025年7月15日に、インドネシア最大級の複合企業体(コングロマリット)シナルマスグループ創業家のファミリーオフィスであるBIG RAINBOW INVESTMENT PTE. LTD. との間で、東南アジア地域における細胞バンク事業の展開を目的とした合弁契約を締結しました。当社が2024年11月に設立したシンガポール現地法人「STEMCELL INNOVATIONS PTE. LTD.」に対して共同で増資し、同地域における本格的な事業展開を推進してまいります(増資後の資本金:7百万シンガポールドル、日本円換算で約8億円。増資後の出資比率:当社50%、BIG RAINBOW INVESTMENT PTE. LTD.50%)。
本件は、成長著しい東南アジア市場において、日本で培った当社の技術やオペレーションノウハウと、現地有力パートナーのネットワークを融合させ、シンガポールやインドネシアをはじめとする各国において持続的な事業拡大を目指すものです。シンガポールには既にさい帯とさい帯血保管の一定規模の市場が形成されており、日本と比較して高単価(約7,000シンガポールドル、日本円換算で約80万円)でサービスが提供されています。年間出生数は約3万人程度ですが、保管率は約20%と高水準にあります。このマーケットにおいて、日本ブランドの信頼性を訴求し、3~5年をめどに市場シェア20%の獲得を目指します。また経済成長が著しいインドネシア市場に対しても、年間出生数約30万人を擁する首都ジャカルタおよびその近郊において、シンガポールから空路で数時間以内という地理的優位性を生かし、シンガポールでの事業開始と同時に保管サービスの提供を進め、3~5年後に同地域の出生数に対する保管率1%を目指します。
関連する事業領域において将来性のある分野への投資活動も積極的に推進しており、2025年3月までに再生医療・妊娠・出産関連を中心とした企業6社に投資を行ってまいりました。当期におきましても引き続き投資機会の探索を行っております。
なお、株主還元の充実及び資本効率の向上、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び役職員へのインセンティブ付与等のため、2024 年 12 月 17 日開催の取締役会において自己株式の取得を決議し、これに基づき2024年12月18日~2025年7月31日に自己株式176,300株(取得総額199百万円)を取得し取得価額の上限に達して終了しております。
(再生医療分野について)
再生医療分野の臨床研究につきましては、大阪公立大学大学院医学研究科発達小児医学教室との「自閉症スペクトラム障害(ASD)に対する自家さい帯血有核細胞を用いた治療法の開発」の臨床研究が始まりました。ASDは100人に1人の割合で診断されると言われており、当臨床研究においても被験者募集開始と同時に多くの参加希望があり、すでに第一次の投与枠は締め切りとなっております。また、高知大学における、さい帯血を用いた脳性麻痺の臨床研究では、これまでに投与を受けた患者において運動能力の改善などの効果が確認されています。ある症例では、さい帯血の投与後に転倒の回数が減少、両手でおもちゃを掴めるようになるなどの変化が見られました。また他の症例でも、運動機能だけでなく発達状態や知的能力の改善にも寄与する可能性が示されています。現在高知大学ではさらに多くの症例を対象とした臨床研究を計画しており、さい帯血を用いた再生医療の可能性が広がることが期待されています。また、FDA認可のもと米国デューク大学が進める脳性麻痺児等へのさい帯血投与プログラムでは、当社でさい帯血を保管されている方々が参加されるケースが増加しており、これらを支援する体制を強化してまいります。
自由診療領域においては、細胞および培養上清(エクソソーム)の利活用の検討を進めております。現在、さい帯を保管されているご家族向けの「ファミリー上清」サービス提供に加え、企業やアカデミアとの連携を通じて新たな領域への応用可能性について共同で探索を行っており、将来的な事業拡大に向けた研究開発体制の強化も図っております。
これらの活動の結果、当第1四半期累計期間の売上高は四半期として過去最高の700,988千円(前年同期比3.3%増)となりました。将来に向けた人材の拡充や賃金引上げおよび営業体制の再構築により、営業利益は65,298千円(同47.2%減)、経常利益は67,022千円(同46.3%減)となりました。また、前年同期に投資先企業の株式売却があった影響により、四半期純利益は43,105千円(同75.8%減)となっておりますが、当第1四半期累計期間の経営成績は期初計画に対して順調に推移しております。
なお、当社は、単一セグメントのため、セグメントごとの記載を省略しております。
(資産)
当第1四半期会計期間末における資産合計は7,377,595千円となり、前事業年度末に比べ123,343千円減少いたしました。流動資産は4,855,721千円となり、前事業年度末に比べ316,746千円減少いたしました。これは主に、投資有価証券の取得等により現金及び預金が490,978千円減少したことおよび、売上の増加及び分割払いを積極的に活用したことにより売掛金が169,514千円増加したことによるものであります。固定資産は2,521,874千円となり、前事業年度末に比べ193,403千円増加いたしました。これは主に、投資有価証券(社債)の取得等により投資その他の資産が198,201千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期会計期間末における負債合計は4,722,394千円となり、前事業年度末に比べ150,695千円減少いたしました。流動負債は4,181,175千円となり、前事業年度末に比べ136,874千円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が120,677千円減少したことによるものであります。固定負債は541,218千円となり、前事業年度末に比べ13,820千円減少いたしました。
(純資産)
当第1四半期会計期間末における純資産合計は2,655,201千円となり、前事業年度末に比べ27,352千円増加いたしました。これは、自己株式の取得22,438千円、その他有価証券評価差額金の増加6,684千円があった一方、四半期純利益の計上により利益剰余金が43,105千円増加したことによるものであります。
2026年3月期通期の業績予想につきましては、2025年5月13日「2025年3月期決算短信」にて公表しております通期業績予想に変更はありません。
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(2)四半期損益計算書
第1四半期累計期間
該当事項はありません。
該当事項はありません。
【セグメント情報】
前第1四半期累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年6月30日)
当社の事業セグメントは、細胞バンク事業のみの単一セグメントであり重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。
当第1四半期累計期間(自 2025年4月1日 至 2025年6月30日)
当社の事業セグメントは、細胞バンク事業のみの単一セグメントであり重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しております。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第1四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半期累計期間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりであります。