1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況 ………………………………………………………………2
(2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況 ………………………………………………………………4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………5
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………9
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………9
(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更及び会計上の見積りの変更) ……9
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………10
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………………11
1.経営成績等の概況
当社は、エンターテインメントコンテンツ向けにサービスを提供するDHグループ事業及びエンタープライズシステム向けにサービスを提供するAGESTグループ事業の2つの事業を展開しております。この2つの事業は、それぞれ全く異なるビジネスモデルや専門性を有していることから、当社では現在、両事業の成長ポテンシャルを最大化することを目的に、AGESTグループ事業の中核子会社である株式会社AGESTの株式分配型スピンオフ及び上場を目指しており、その実現に向けた準備を着実に行うとともに、両事業それぞれ専門性に特化した独自の成長戦略を推進しております。
DHグループ事業においては、不具合のない高品質なゲームタイトルを、多様なデバイス、様々な国・地域で同時発売するために必要なデバッグやローカライズに対するニーズが増加しております。そのため当社では、創業事業であるデバッグにおいて、独自の品質メソッドである“DHQ (Digital Hearts Quality)”を推進することでサービスの付加価値向上を図るとともに、翻訳・LQA(Linguistic Quality Assurance)や多言語音声収録、マーケティング支援といったローカライズに関するソリューションを強化・拡充することで“エンターテインメント業界のグローバル・クオリティ・パートナー”として世界市場で戦える企業へと成長することを目指しています。
また、AGESTグループ事業においては、ソフトウェアの不具合が顧客企業に与える経済的損失や企業ブランドの毀損といった影響が年々大きくなっていることから、従来以上に“品質”に対する重要性が高まっている一方、国内におけるIT人材不足は深刻化しています。このような状況のもと、当社では、開発の上流工程から品質を支える“シフトレフト”をはじめとする付加価値の高いサービスの提供に努めるとともに、AIや自動化ツールを積極活用することで、テストの精度向上及び効率化を推進するなど、テスト専門企業ならではのソリューションを強化することで、“エンタープライズシステムの「品質」を先端技術で支えるAI時代のAIテスト企業”への進化を目指しています。
当第1四半期連結累計期間は、DHグループ事業において、Nintendo Switch 2の発売等を追い風に国内デバッグサービスが好調に推移するとともに、AGESTグループ事業においても、注力事業である国内QAソリューションが業績をけん引するなど、両事業ともに主力サービスで着実な増収を実現したものの、2024年12月に売却した子会社の連結除外の影響が大きく、売上高は9,380,367千円(前年同四半期比4.6%減)となりました。一方利益面では、収益性の高い国内デバッグサービスの増収による影響や、AGESTグループ事業において前第1四半期連結累計期間に発生した低採算案件の解消に伴う収益性の改善等により、営業利益は707,945千円(前年同四半期比139.2%増)、経常利益は706,412千円(前年同四半期比124.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は463,903千円(前年同四半期比119.0%増)と大幅増益を達成いたしました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
① DHグループ事業
当セグメントでは、主に、コンソールゲームやモバイルゲーム等の不具合を検出する国内デバッグサービスのほか、ゲームの翻訳・LQA(Linguistic Quality Assurance)、マーケティング支援、ゲーム開発支援、カスタマーサポート等を行うグローバル及びその他のサービスを提供しております。
当第1四半期連結累計期間は、豊富なテスト人材プールや前期末にいち早く調達した600台の新型ハード専用テスト機材等を強みに積極的な営業活動を展開することで、コンソールゲーム向けデバッグの新規案件を多数獲得するなど、国内デバッグサービスが好調に推移いたしました。
また、成長ドライバーと位置付けるグローバル及びその他のサービスにおいては、独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン“ella”を活用したサービスを本格展開するとともに、引き続きグループ会社間やアライアンスパートナーとの連携を強化することで、デバッグ、翻訳・LQA、音声収録、マーケティング等のローカライズサービスをワンストップで提供できる体制を強化してまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のDHグループ事業の売上高は、国内デバッグサービスを中心に伸長したものの、2024年12月に売却した子会社の連結除外の影響が大きく5,512,731千円(前年同四半期比8.6%減)となりました。一方セグメント利益は、収益性の高い国内デバッグサービスが伸長したことにより640,771千円(前年同四半期比59.3%増)と大幅増益を達成いたしました。
当セグメントでは、主に、エンタープライズシステムの不具合を検出するシステムテスト、脆弱性診断等のセキュリティテスト、ERPの導入支援等を行うQAソリューションのほか、ソフトウェアやネットワークの監視・攻撃検知・対策を行うSOC(Security Operation Center)運営、システムの保守・運用支援等を行うITサービス及びその他のサービスを提供しております。
当第1四半期連結累計期間は、成長ドライバーと位置付ける国内QAソリューションにおいて、引き続きハイスキルエンジニアの採用・育成に注力するとともに、開発の上流工程から品質向上を支援するシフトレフト型テストサービス“QA for Development”や、運用フェーズの品質向上を支援するシフトライト型テストサービス“QA for DevOps”といった高付加価値ソリューションのサービスの提供に努めてまいりました。また、AI機能を標準搭載した独自のテストツール「TFACT(ティファクト)」の活用を本格化するなど、テスト領域におけるAI活用を推進するとともに、電気通信大学及び国立情報学研究所との共同研究による、AIを使用した画像認識モデルの信頼性を高める新技術「AdaSniper」の特許を出願するなど、技術力強化に努めてまいりました。
さらに、今後の成長に向けた事業の選択と集中の一環として、保守・運用支援をはじめとする収益性の低いビジネスの戦略的縮小等を継続推進いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間のAGESTグループ事業の売上高は3,917,477千円(前年同四半期比0.1%増)となりました。一方、利益面においては、前第1四半期連結累計期間に発生した低採算案件の解消による収益性改善や海外子会社における事業構造改革の効果等により、セグメント利益は67,173千円(前年同四半期は、セグメント損失106,336千円)と大幅増益を達成いたしました。
(資産)
流動資産の残高は14,006,324千円となり、前連結会計年度末における流動資産14,069,461千円に対し、63,136千円の減少(前期比0.4%減)となりました。
これは、主として受取手形、売掛金及び契約資産が159,800千円、その他流動資産が162,375千円増加したものの、現金及び預金が377,888千円減少したこと等によるものであります。
固定資産の残高は5,700,333千円となり、前連結会計年度末における固定資産5,880,029千円に対し、179,696千円の減少(前期比3.1%減)となりました。
これは、主としてのれんが99,151千円、投資その他の資産が95,138千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
流動負債の残高は10,231,032千円となり、前連結会計年度末における流動負債10,473,095千円に対し、242,062千円の減少(前期比2.3%減)となりました。
これは、主として未払費用が126,387千円増加したものの、未払金が208,104千円、未払法人税等が238,761千円減少したこと等によるものであります。
固定負債の残高は214,348千円となり、前連結会計年度末における固定負債215,700千円に対し、1,352千円の減少(前期比0.6%減)となりました。
(純資産)
純資産の残高は9,261,277千円となり、前連結会計年度末における純資産9,260,695千円に対し、582千円の増加(前期比0.0%増)となりました。
これは、主として親会社株主に帰属する四半期純利益463,903千円があったものの、配当により利益剰余金が278,579千円、及び為替換算調整勘定が165,516千円減少したこと等によるものであります。
現時点において、2025年5月13日付で「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」にて公表しました業績予想からの変更はありませんが、今後の事業環境の動向や業績の進捗を注視し、業績予想の見直しが必要と判断した場合には速やかに開示いたします。
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
該当事項はありません。
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更及び会計上の見積りの変更)
(有形固定資産の減価償却方法の変更)
連結子会社である株式会社デジタルハーツが保有する工具、器具及び備品は、前連結会計年度まで定率法を採用しておりましたが、当第1四半期連結会計期間より定額法に変更しました。
この変更は、当第1四半期でのゲーム業界における新型ゲーム機材の世界同時発売を受け、今後の需要拡大を見込んだテスト機材の大量調達及び受注体制を構築した結果、今後のテスト用設備や機材の使用状況が安定的であることが見込まれ、資産の使用実態をより正確に期間損益に反映するために実施するものです。
この変更により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益は、それぞれ6,867千円増加しております。
(少額減価償却資産の減価償却方法の変更及び耐用年数の変更)
連結子会社である株式会社デジタルハーツでは、前連結会計年度まで取得価額が10万円以上20万円未満のテスト用設備や機材は、一括償却資産として法人税法の規定により、3年間で均等償却する方法を採用しておりましたが、当第1四半期連結会計期間から定額法で償却することに変更しました。
また、テスト用設備や機材に関する少額減価償却資産の減価償却方法の変更を契機に当該資産の内、携帯端末機材とゲーム機材について、耐用年数を3年から5年に変更しました。
これらの変更は、同社のテスト設備、機材等は固定資産と少額減価償却資産を網羅する包括的な管理体制であること、並びに携帯端末機材やゲーム機材の使用期間が長期化している実態を考慮し、資産の使用状況をより正確に期間損益に反映するために実施するものです。
この変更により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益は、それぞれ8,261千円増加しております。
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注) 1.セグメント間の内部売上高又は振替高の調整額△111,329千円は、セグメント間の内部取引に係る消去額であります。
2.セグメント利益又は損失(△)の金額は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2025年4月1日 至 2025年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(注) 1.セグメント間の内部売上高又は振替高の調整額△49,841千円は、セグメント間の内部取引に係る消去額であります。
2.セグメント利益の金額は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
(有形固定資産の減価償却方法の変更)
「注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更及び会計上の見積りの変更)」に記載のとおり、有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法の変更を、当第1四半期連結会計期間より、一部の国内連結子会社で定額法に変更しております。
なお、この変更により、当第1四半期連結累計期間のDHグループ事業セグメント利益は6,867千円増加しております。
(少額減価償却資産の減価償却方法の変更及び耐用年数の変更)
「注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更及び会計上の見積りの変更)」に記載のとおり、少額減価償却資産の減価償却方法の変更及び耐用年数の変更を、当第1四半期連結会計期間より、一部の国内連結子会社で適用しております。
なお、この変更により、当第1四半期連結累計期間のDHグループ事業セグメント利益は8,261千円増加しております。
3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりであります。