○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………

(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………

(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………

(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………

(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………

3.財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………………

(1)貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………………

(2)損益計算書 …………………………………………………………………………………………………………

(3)株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………………

(4)キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………………

(5)財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………………

(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………

(持分法損益等の注記) ……………………………………………………………………………………………

(セグメント情報等の注記) ………………………………………………………………………………………

(1株当たり情報の注記) …………………………………………………………………………………………

(重要な後発事象の注記) …………………………………………………………………………………………

 

1.経営成績等の概況

(1)当期の経営成績の概況

 当社の事業領域である中小企業M&A市場の現況としては、後継者不在を背景とした事業承継の解決策として、また企業規模の拡大及び事業多角化など成長戦略の一環としてのM&Aニーズは根強く、中小企業庁が公表している『事業承継・M&Aに関する現状分析と今後の取組の方向性について』(2024年6月28日公表)においても、70代以上の経営者の割合が引き続き高く、地域の小規模な事業者の事業承継が課題であると言及されております。このような社会課題解決のために政府による事業承継及びM&Aに対する支援策もあり、中小企業M&A市場は継続して拡大していくと考えております。

 また、M&A仲介業界においては、後継者不在の中小企業を対象とする中小M&Aの当事者となる中小企業や、中小M&Aをサポートする各種支援機関の手引き・行動指針を示すことを目的として、中小企業庁が『中小M&Aガイドライン』を策定しており、現在、その第3版が発表されております。当社は、M&A支援機関登録制度に登録している企業として、第3版にて定められたルールを遵守した事業活動を実施しております。さらに、業界団体である一般社団法人M&A支援機関協会が定める、不適切な譲り受け側事業者を共有する仕組み(特定事業者リスト)にも参加し、M&A支援の質の一層の向上を目指しております。

 このような情勢のなか、当社は営業・マーケティング面につきましては、広告出稿に加えて、ダイレクトメール及び電話等によるダイレクトマーケティング、地方放送局との業務提携及びCM放送、PEファンド各社との精力的な情報交換、金融機関等の提携先の開拓に継続して取り組み、M&A案件の発掘を積極的に進めました。また、買い手候補となりうる企業に対して積極的に連絡を取り買収ニーズをヒアリングする「買い手情報リサーチチーム」を本格稼働し新規買い手候補の開拓に努めており、より迅速な案件成約及び成約率の向上を目指しております。

 しかしながら、複数案件で検討期間の長期化や不成立が生じ、成約組数は前事業年度を下回りました。

 人員面につきましては、当事業年度末のM&Aコンサルタント数は42名(前事業年度末は34名)となりました。なお、1組当たりの売上高が200百万円を超える大型案件が第2四半期会計期間に複数組成約したことにより、当事業年度における1組当たり売上高は44,004千円(前事業年度は41,468千円)となり、前事業年度と比較して上昇しました。

 この結果、当事業年度においては、成約組数が43組(前事業年度は53組)、売上高1,892,197千円(前期比13.9%減)、営業利益497,305千円(同49.5%減)、経常利益486,254千円(同50.6%減)となり、特別損失として解決金34,000千円を計上し、当期純利益311,117千円(同53.7%減)となりました。

 なお、当社はM&A仲介事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)当期の財政状態の概況

(資産の部)

 当事業年度末の流動資産につきましては、前事業年度末に比べ35,802千円増加し、1,958,557千円となりました。これは主として、未収還付法人税等が28,166千円発生したことなどによるものであります。

 当事業年度末の固定資産につきましては、前事業年度末に比べ31,405千円減少し、166,880千円となりました。これは主として、繰延税金資産が28,918千円減少したことなどによるものであります。

 

(負債の部)

 当事業年度末の流動負債につきましては、前事業年度末に比べ534,756千円減少し、223,924千円となりました。これは主として、未払法人税等が269,215千円減少し、未払金が191,717千円減少したことなどによるものであります。

 

(純資産の部)

 当事業年度末の純資産につきましては、前事業年度末に比べ539,153千円増加し、1,901,513千円となりました。これは主として、新規上場にともなう増資及び役職員によるストック・オプションの行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ114,018千円増加し、当期純利益の計上により利益剰余金が311,117千円増加したことによるものであります。

 

(3)当期のキャッシュ・フローの概況

 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は1,912,696千円であり、前事業年度末と比べ3,064千円の減少となりました。

 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、支出した資金は224,300千円(前事業年度は986,366千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益が452,254千円あった一方で、未払金の減少額が191,717千円、法人税等の支払額が424,055千円あったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、支出した資金は6,800千円(前事業年度は109,514千円の支出)となりました。これは、無形固定資産の取得による支出が6,800千円あったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、獲得した資金は228,036千円となりました。これは、株式の発行による収入が228,036千円あったことによるものであります。

 

 

(4)今後の見通し

 M&Aマーケットにおいて売却案件の供給量が増加したこと等の背景もあり、買い手側が案件を慎重に検討し選別する姿勢を強めていること等を要因として、検討期間の長期化や不成立が増え、成約率が低下しています。

 当社は、当該環境変化に対応するため、2025年2月より、「買い手情報リサーチチーム」を本格稼働し、新規買い手の開拓を進めるとともに、2025年6月より、トップコンサルタント8名を部長とし、各部メンバーに対する緊密な指導・営業支援を行う体制へ移行しております。これらの組織変更により、強い買収ニーズを持つ買い手候補を拡充するとともに、質の高い売却案件を受託できる体制を構築し、成約率の改善を図ってまいります。

 また、同業他社との連携強化により、FAでの取り組み(当社が売りFA/買いFA、同業他社が買いFA/売りFAをそれぞれ担当)を推進することで、成約組数の積み増しを目指してまいります。

 2026年5月期については、同業他社との連携強化により片側FAでの成約組数が増加することに起因し、1組当たり売上高は37百万円(前期比15.2%減)を見込んでおります。また、上述の改善施策の効果発現には一定の時間を要すると考えられることから、コンサルタント1人当たり成約組数は1.2組(前期比5.3%増)を見込んでおります。コンサルタント数については、前期末のコンサルタント数に対して約25%純増させる採用計画を維持し、2026年5月期末のコンサルタント数は52名(10名の純増)を想定しており、平均コンサル数は47.0人(前期比23.7%増)を見込んでおります。

 以上を踏まえ、2026年5月期の業績見通しにつきましては、売上高2,088百万円、営業利益497百万円、経常利益497百万円、当期純利益345百万円を予想しております。

※FA(Financial Advisor)とは、売り手・買い手のいずれか一方のみに対して助言を行う役割を意味します。

 

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方

 当社は、国内の同業他社との比較可能性を確保するため、会計基準につきましては日本基準を採用しております。なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、株主構成及び国内の同業他社の動向を注視しつつ、適切に対応していく方針であります。

 

3.財務諸表及び主な注記

(1)貸借対照表

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2024年5月31日)

当事業年度

(2025年5月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,915,760

1,912,696

未収還付法人税等

28,166

未収還付消費税等

2,236

その他

6,994

15,458

流動資産合計

1,922,755

1,958,557

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

43,568

43,568

減価償却累計額

△292

△3,806

建物(純額)

43,275

39,761

工具、器具及び備品

14,350

14,117

減価償却累計額

△6,160

△8,482

工具、器具及び備品(純額)

8,189

5,635

有形固定資産合計

51,465

45,397

無形固定資産

 

 

著作権

162

162

ソフトウエア

1,675

7,844

無形固定資産合計

1,837

8,007

投資その他の資産

 

 

敷金及び保証金

104,911

102,455

長期前払費用

530

397

繰延税金資産

39,540

10,621

投資その他の資産合計

144,982

113,475

固定資産合計

198,285

166,880

資産合計

2,121,041

2,125,437

負債の部

 

 

流動負債

 

 

未払金

360,598

168,880

未払費用

22,243

29,675

未払法人税等

269,215

未払消費税等

98,001

その他

8,622

25,367

流動負債合計

758,681

223,924

負債合計

758,681

223,924

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

100,000

214,018

資本剰余金

 

 

資本準備金

114,018

資本剰余金合計

114,018

利益剰余金

 

 

利益準備金

25,000

25,000

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

1,237,359

1,548,477

利益剰余金合計

1,262,359

1,573,477

株主資本合計

1,362,359

1,901,513

純資産合計

1,362,359

1,901,513

負債純資産合計

2,121,041

2,125,437

 

(2)損益計算書

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日)

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日)

売上高

2,197,835

1,892,197

売上原価

761,913

848,071

売上総利益

1,435,922

1,044,125

販売費及び一般管理費

452,047

546,819

営業利益

983,874

497,305

営業外収益

 

 

受取利息

10

1,011

印税収入

411

409

補助金収入

200

雑収入

1

営業外収益合計

623

1,420

営業外費用

 

 

上場関連費用

1,000

12,445

雑損失

26

営業外費用合計

1,000

12,471

経常利益

983,497

486,254

特別損失

 

 

本社移転費用

29,880

解決金

34,000

特別損失合計

29,880

34,000

税引前当期純利益

953,617

452,254

法人税、住民税及び事業税

309,372

112,218

法人税等調整額

△28,103

28,918

法人税等合計

281,269

141,137

当期純利益

672,348

311,117

 

(3)株主資本等変動計算書

前事業年度(自 2023年6月1日  至 2024年5月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

純資産合計

 

資本金

利益剰余金

株主資本合計

 

利益準備金

その他利益

剰余金

利益剰余金

合計

 

繰越利益

剰余金

当期首残高

100,000

25,000

565,011

590,011

690,011

690,011

当期変動額

 

 

 

 

 

 

当期純利益

 

 

672,348

672,348

672,348

672,348

当期変動額合計

672,348

672,348

672,348

672,348

当期末残高

100,000

25,000

1,237,359

1,262,359

1,362,359

1,362,359

 

 

当事業年度(自 2024年6月1日  至 2025年5月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

純資産合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

株主資本

合計

 

資本準備金

資本剰余金合計

利益準備金

その他利益

剰余金

利益剰余金

合計

 

繰越利益

剰余金

当期首残高

100,000

25,000

1,237,359

1,262,359

1,362,359

1,362,359

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

新株の発行

91,080

91,080

91,080

 

 

182,160

182,160

新株の発行(新株予約権の行使)

22,938

22,938

22,938

 

 

45,876

45,876

当期純利益

 

 

 

 

311,117

311,117

311,117

311,117

当期変動額合計

114,018

114,018

114,018

311,117

311,117

539,153

539,153

当期末残高

214,018

114,018

114,018

25,000

1,548,477

1,573,477

1,901,513

1,901,513

 

(4)キャッシュ・フロー計算書

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日)

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税引前当期純利益

953,617

452,254

減価償却費

7,604

6,697

敷金償却費

2,066

2,456

受取利息

△10

△1,011

未収還付消費税等の増減額(△は増加)

△2,236

未払消費税等の増減額(△は減少)

41,919

△98,001

未払金の増減額(△は減少)

75,758

△191,717

未払費用の増減額(△は減少)

21,826

7,432

預り金の増減額(△は減少)

3,610

その他

432

22,869

小計

1,106,826

198,743

利息の受取額

10

1,011

法人税等の支払額

△120,469

△424,055

営業活動によるキャッシュ・フロー

986,366

△224,300

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有形固定資産の取得による支出

△29,134

無形固定資産の取得による支出

△1,680

△6,800

資産除去債務の履行による支出

△5,237

敷金及び保証金の差入による支出

△105,091

敷金及び保証金の回収による収入

31,628

投資活動によるキャッシュ・フロー

△109,514

△6,800

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

株式の発行による収入

228,036

財務活動によるキャッシュ・フロー

228,036

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

876,852

△3,064

現金及び現金同等物の期首残高

1,038,908

1,915,760

現金及び現金同等物の期末残高

1,915,760

1,912,696

 

(5)財務諸表に関する注記事項

(継続企業の前提に関する注記)

 該当事項はありません。

 

(持分法損益等の注記)

 当社は関連会社を有していないため、該当事項はありません。

 

(セグメント情報等の注記)

【セグメント情報】

 当社の事業セグメントは、M&A仲介事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

(1株当たり情報の注記)

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日)

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日)

1株当たり純資産額

681.18円

888.56円

1株当たり当期純利益

336.17円

148.55円

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

141.23円

(注)1.前事業年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在したものの、当社株式は非上場であったため、期中平均株価の把握ができませんので記載しておりません。

   2.当事業年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、当社株式は2024年6月18日に東京証券取引所グロース市場に上場したため、新規上場日から当事業年度の末日までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しております。

   3.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前事業年度

(自 2023年6月1日

至 2024年5月31日)

当事業年度

(自 2024年6月1日

至 2025年5月31日)

1株当たり当期純利益

 

 

 当期純利益(千円)

672,348

311,117

 普通株主に帰属しない金額(千円)

 普通株式に係る当期純利益(千円)

672,348

311,117

 普通株式の期中平均株式数(株)

2,000,000

2,094,358

 

 

 

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

 

 

 当期純利益調整額(千円)

 普通株式増加数(株)

108,572

  (うち新株予約権(株))

(―)

(108,572)

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要

新株予約権4種類(新株予約権の数221,100個)。

 

 

   4.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前事業年度

(2024年5月31日)

当事業年度

(2025年5月31日)

純資産の部の合計額(千円)

1,362,359

1,901,513

純資産の合計額から控除する金額(千円)

普通株式に係る期末の純資産額(千円)

1,362,359

1,901,513

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株)

2,000,000

2,140,000

 

(重要な後発事象の注記)

   該当事項はありません。