○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況

 

(1)当四半期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………………………

2

(2)当四半期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………………………

4

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………

4

2.四半期連結財務諸表及び主な注記

 

(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………

5

(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書

 

四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………

7

四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………

8

(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………

9

(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項

 

(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理に関する注記) ………………………………………………

10

(セグメント情報等の注記) ………………………………………………………………………………………

10

(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………

11

(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………

11

(重要な後発事象の注記) …………………………………………………………………………………………

11

 

 

 

 

 

1.経営成績等の概況

(1)当四半期の経営成績の概況

当第1四半期連結累計期間(2025年4月1日から2025年6月30日まで)における当社グループを取り巻く事業環境において、世界経済は、ロシア・ウクライナ情勢に加えて中東地域に起因した地政学的緊張が続くなか、インフレ率の鈍化が見られたものの、米国の関税政策の影響により先行き不透明感が高まるものとなりました。このような情勢下、IT市場では、モバイル、クラウド、AI、ブロックチェーンなどに関連した技術革新や利便性向上などが見られました。なお、同期間の主要通貨に対する円相場は、各国の景気や金融・貿易政策等に対する見方を反映し、前年同期の平均レートと比較すると対米ドル、対ユーロともに円高となりました。

このような事業環境のもと、当社グループは、2025年5月9日に発表した2029年3月期を最終年度とする中期経営計画『Wacom Chapter 4』を推進するため、当社がこれまで磨き上げてきた要素技術をさらに高め統合し、新たな「かく」体験を実現する技術革新に取り組んでおります。また、コミュニティのユースケースを深く理解、発掘すべく、パートナーとともに体験とコミュニティの共創にも努めております。そして、「創る(Creation)」「学ぶ/教える(Learning/Teaching)」「はたらく/楽しむ、その先へ(Work/Play & Beyond)」「より人間らしく生きる(Well-being)」といった4つのユースケース領域で、「かく」こと全般の『総合的な体験を届ける“道具屋”』として事業モデルを一段と進化させるための戦略の展開を図っております。当第1四半期連結累計期間では、各ユースケース領域において、事業モデルを進化させるための戦略を協業パートナーと推し進めるとともに、生産性やコスト構造の改善にも努め、経営判断の質の向上を通して経営課題に取り組みました。

テクノロジーソリューション事業については、デジタルペン技術(アクティブES:Active Electrostatic、EMR:Electro Magnetic Resonance)の事実上の標準化に取り組むとともに、タブレット・ノートPC市場での利用拡大や教育市場での事業機会の拡大に努めました。当第1四半期連結累計期間では、OEM顧客の需要動向や米国の関税政策による影響を受けた需要期の変化等から、当事業の売上高は前年同期を下回り、その結果、セグメント利益も前年同期を下回りました。

ブランド製品事業については、創造性発揮のための最高体験をお客様にお届けするため、技術革新に取り組むとともに、顧客サービスの向上に努めました。当第1四半期連結累計期間では、一部機種の販売終了による需要動向の変化等から、当事業の売上高は前年同期を下回りましたが、セグメント利益は前期に実施した事業構造改革が奏功し、4期振りとなる黒字化を達成しました。

中期経営計画『Wacom Chapter 4』の戦略軸に沿った全社的な取り組みとしては、前期に実施したブランド製品事業の事業構造改革を確実なものとすべく、海外一部地域を日本からの直売モデルに変更するなど販売オペレーションの効率化を図るとともに、商品ポートフォリオの刷新にも努め、2025年6月には描き心地と集中しやすさを追求したミドルレンジのディスプレイ新製品となる「Wacom Cintiq(ワコム シンティック)」を発表しました。また、企業価値の中長期的な向上を目指す観点からは、当社グループが持つデジタルペンの技術価値や各要素を「ペンとインクの統合体験」として市場実装すべく、次世代の成長エンジンとなる技術開発を推進し、積極的な投資を行っております。2025年4月には業務用モニター上でのインク体験といった新しいユースケースを開拓するためSYNCORE TECHNOLOGY(シンコアテクノロジー)社に、2025年5月には医療現場/メディカルワークフローの中で「かく」体験を共創するためHoloeyes(ホロアイズ)株式会社にそれぞれ出資しました。

サステナビリティの取り組みについては、中期経営計画『Wacom Chapter 4』を補足するため、2025年6月に「Wacom Story Book Issue 2『薄い本』」を発行しました。この「Wacom Story Book」シリーズは、ワコムに関わる人々の多様なストーリーを集めたアンソロジー(選集)形式の読み物となっており、「Issue 2」は4つのテーマ「Chapter 4 サイドストーリー」「コミュニティと共に、生きる」「わたしたちのサステナビリティ」「わたしたちのガバナンス」の小冊子で構成されております。

これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が24,505百万円(前年同期比16.0%減)、営業利益は2,723百万円(同7.9%増)、また、営業外費用において為替差損333百万円(前年同期は営業外収益において為替差益1,102百万円)を計上したことなどが影響し、経常利益は2,376百万円(同34.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,638百万円(同39.0%減)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。なお、当第1四半期連結会計期間より、各セグメントの業績説明における記載順序、記載方法を一部変更しております。

 

① テクノロジーソリューション事業

販売数量の減少に加えて円高や米国の関税政策の影響によりOEM提携先からの需要期が変化したことなどにより、EMRテクノロジーソリューション、AESテクノロジーソリューションともに前年同期の売上高を下回りました。

これらの結果、テクノロジーソリューション事業の売上高は17,971百万円(前年同期比17.3%減)、セグメント利益は3,593百万円(同25.7%減)となりました。

 

② ブランド製品事業

商品ポートフォリオを刷新するなか、新製品の投入によりディスプレイ製品のミドルレンジ及びペンタブレット製品のハイエンドの売上高が前年同期を上回りましたが、一部機種の販売終了を含む販売数量の減少に加えて円高などにより、事業全体としては前年同期の売上高を下回りました。

これらの結果、ブランド製品事業の売上高は6,534百万円(前年同期比12.2%減)、セグメント利益は前期に実施した事業構造改革による固定費削減の効果から447百万円(前年同期はセグメント損失883百万円)となりました。

 

(2)当四半期の財政状態の概況

① 資産、負債及び純資産の状況

当第1四半期連結会計期間末における資産の残高は、66,063百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,707百万円減少しました。これは、商品及び製品が1,872百万円増加し、現金及び預金が4,938百万円、流動資産のその他が2,076百万円減少したことなどによるものであります。

負債の残高は、36,077百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,834百万円減少しました。これは、賞与引当金が956百万円、流動負債のその他が2,851百万円減少したことなどによるものであります。

純資産の残高は、29,986百万円となり、前連結会計年度末に比べ873百万円減少しました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益1,638百万円、その他有価証券評価差額金の増加451百万円により増加し、剰余金の配当2,959百万円により減少したことなどによるものであります。これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.8ポイント増加し、45.4%となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は、19,425百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,938百万円減少しました。

当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、686百万円の支出(前年同期は1,752百万円の支出)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益2,260百万円、賞与引当金の減少額956百万円、棚卸資産の増加額1,555百万円、未払又は未収消費税等の増減額1,101百万円、その他の流動資産の減少額901百万円及びその他の流動負債の減少額2,735百万円などによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、951百万円の支出(前年同期は172百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出568百万円及び投資有価証券の取得による支出389百万円などによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、2,973百万円の支出(前年同期は4,792百万円の支出)となりました。これは、リース負債の返済による支出122百万円及び配当金の支払額2,850百万円によるものであります。

 

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

2025年5月9日の「2025年3月期 決算短信」で公表した2026年3月期の通期連結業績予想に変更はありません。

 

2.四半期連結財務諸表及び主な注記

(1)四半期連結貸借対照表

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2025年6月30日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

24,364

19,425

売掛金

11,603

11,799

商品及び製品

7,063

8,935

仕掛品

332

294

原材料及び貯蔵品

5,688

5,367

その他

7,463

5,386

貸倒引当金

△15

△8

流動資産合計

56,498

51,199

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

その他(純額)

4,368

4,211

有形固定資産合計

4,368

4,211

無形固定資産

 

 

その他

1,331

1,263

無形固定資産合計

1,331

1,263

投資その他の資産

 

 

その他

8,572

9,388

投資その他の資産合計

8,572

9,388

固定資産合計

14,272

14,863

資産合計

70,771

66,063

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

11,109

11,294

短期借入金

5,000

5,000

未払法人税等

551

496

賞与引当金

1,327

370

役員賞与引当金

60

71

製品保証引当金

170

178

買付契約評価引当金

1,754

1,699

事業構造改善引当金

73

68

資産除去債務

11

11

その他

10,969

8,118

流動負債合計

31,028

27,308

固定負債

 

 

長期借入金

7,000

7,000

退職給付に係る負債

1,023

1,030

資産除去債務

269

272

その他

590

466

固定負債合計

8,883

8,769

負債合計

39,911

36,077

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2025年3月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2025年6月30日)

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

4,203

4,203

資本剰余金

4,048

4,044

利益剰余金

27,938

19,002

自己株式

△7,961

△342

株主資本合計

28,228

26,907

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

361

812

為替換算調整勘定

2,210

2,208

退職給付に係る調整累計額

59

57

その他の包括利益累計額合計

2,631

3,078

純資産合計

30,859

29,986

負債純資産合計

70,771

66,063

 

(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書

(四半期連結損益計算書)

 

 

(単位:百万円)

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2024年4月1日

 至 2024年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2025年4月1日

 至 2025年6月30日)

売上高

29,174

24,505

売上原価

19,105

15,277

売上総利益

10,068

9,227

販売費及び一般管理費

7,543

6,503

営業利益

2,525

2,723

営業外収益

 

 

受取利息

39

4

為替差益

1,102

未払配当金除斥益

4

3

償却債権取立益

5

その他

4

4

営業外収益合計

1,151

18

営業外費用

 

 

支払利息

29

31

為替差損

333

その他

3

0

営業外費用合計

33

365

経常利益

3,643

2,376

特別利益

 

 

固定資産売却益

0

0

特別利益合計

0

0

特別損失

 

 

固定資産売却損

0

事業構造改善費用

39

116

特別損失合計

40

116

税金等調整前四半期純利益

3,603

2,260

法人税等

919

621

四半期純利益

2,683

1,638

親会社株主に帰属する四半期純利益

2,683

1,638

 

(四半期連結包括利益計算書)

 

 

(単位:百万円)

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2024年4月1日

 至 2024年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2025年4月1日

 至 2025年6月30日)

四半期純利益

2,683

1,638

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

△16

451

為替換算調整勘定

800

△1

退職給付に係る調整額

△0

△2

その他の包括利益合計

783

447

四半期包括利益

3,467

2,085

(内訳)

 

 

親会社株主に係る四半期包括利益

3,467

2,085

非支配株主に係る四半期包括利益

 

(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

(単位:百万円)

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2024年4月1日

 至 2024年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2025年4月1日

 至 2025年6月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前四半期純利益

3,603

2,260

減価償却費

542

438

貸倒引当金の増減額(△は減少)

△9

△6

賞与引当金の増減額(△は減少)

△957

△956

役員賞与引当金の増減額(△は減少)

8

11

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

△8

3

受取利息及び受取配当金

△39

△4

支払利息

34

32

為替差損益(△は益)

△1,308

437

固定資産売却損益(△は益)

0

△0

売上債権の増減額(△は増加)

△669

△203

棚卸資産の増減額(△は増加)

△1,992

△1,555

仕入債務の増減額(△は減少)

3,780

170

未払又は未収消費税等の増減額

△471

1,101

その他の流動資産の増減額(△は増加)

△1,747

901

その他の流動負債の増減額(△は減少)

△2,353

△2,735

その他の固定資産の増減額(△は増加)

6

△6

その他の固定負債の増減額(△は減少)

△3

△35

その他

11

6

小計

△1,574

△141

利息及び配当金の受取額

39

4

利息の支払額

△65

△63

法人税等の支払額又は還付額(△は支払)

△151

△486

営業活動によるキャッシュ・フロー

△1,752

△686

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有形固定資産の取得による支出

△163

△568

無形固定資産の取得による支出

△9

投資有価証券の取得による支出

△389

有形固定資産の売却による収入

0

0

敷金及び保証金の差入による支出

△3

△0

敷金及び保証金の回収による収入

3

5

投資活動によるキャッシュ・フロー

△172

△951

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

自己株式の取得による支出

△1,797

リース負債の返済による支出

△209

△122

配当金の支払額

△2,786

△2,850

財務活動によるキャッシュ・フロー

△4,792

△2,973

現金及び現金同等物に係る換算差額

1,708

△327

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

△5,009

△4,938

現金及び現金同等物の期首残高

31,660

24,364

現金及び現金同等物の四半期末残高

26,651

19,425

 

(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項

(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理に関する注記)

税金費用については、当第1四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。

 

(セグメント情報等の注記)

Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年6月30日)

報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

四半期連結

損益計算書

計上額

(注)2

 

ブランド製品

事業

テクノロジー

ソリューション

事業

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

7,443

21,730

29,174

29,174

セグメント間の内部売上高又は振替高

7,443

21,730

29,174

29,174

セグメント利益又は損失(△)

△883

4,837

3,954

△1,428

2,525

(注)1.セグメント利益又は損失の調整額△1,428百万円は、報告セグメントに帰属しない当社の管理部門等にかかる費用であります。

2.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2025年4月1日 至 2025年6月30日)

報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

四半期連結

損益計算書

計上額

(注)2

 

ブランド製品

事業

テクノロジー

ソリューション

事業

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

6,534

17,971

24,505

24,505

セグメント間の内部売上高又は振替高

6,534

17,971

24,505

24,505

セグメント利益

447

3,593

4,041

△1,317

2,723

(注)1.セグメント利益の調整額△1,317百万円は、報告セグメントに帰属しない当社の管理部門等にかかる費用であります。

2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)

当社は、2025年5月9日開催の取締役会決議に基づき、2025年5月16日付で自己株式11,000,000株の消却を実施しました。なお、自己株式の消却により、資本剰余金のうちその他資本剰余金の残高が負の値となったため、その他資本剰余金を零とし、当該負の値を利益剰余金から減額しております。

以上の結果等により、当第1四半期連結累計期間において利益剰余金が8,936百万円、自己株式が7,618百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末において利益剰余金が19,002百万円、自己株式が342百万円となっております。

 

(継続企業の前提に関する注記)

該当事項はありません。

 

(重要な後発事象の注記)

該当事項はありません。