のれんの減損損失の計上について
EBAは主に、高い専門性や経験、スキルを有するハイクラス層を対象とした人材紹介サービスおよび政府機関向け人材派遣サービスを提供しています。オセアニア地域での人材サービス領域の強化・拡大を企図して連結子会社化して以降、人材紹介サービスは堅調に推移していますが、ニューサウスウェールズ州の政府機関など幅広い顧客を有していることが強みであった人材派遣サービスは、顧客との取引形態の変更や顧客による直接雇用の促進、外部委託費削減などの方針転換により、2025年3月期において当初の事業計画と実績に乖離が発生しました。
このような状況を踏まえ、EBAの事業計画を見直した上で減損テストを実施した結果、のれんの回収可能価額が帳簿価額を下回る見込みとなったため、企業結合により計上していたのれん473百万円を減損損失として計上することとしました。
なお、EBA以外の海外連結子会社に係るのれんについても同様に減損テストを実施しましたが、厳しい市況が継続している状況下でも、2025年3月期決算時点において減損の対象はありませんでした。
売上収益につきましては、国内Working事業の建設技術者領域を中心に堅調に推移し、また、海外Working事業で円安によるプラスの為替影響がありましたが、国内Working事業のコールセンターアウトソーシング領域の低迷により、前回の予想をわずかに下回る見込みとなりました。
営業利益につきましては、海外Working事業で上記の減損損失の計上が見込まれるものの、政府補助金収入があったことや、建設技術者領域を中心に国内Working事業が好調であったことにより、前回の予想を上回る見通しとなりました。
一方で、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては、上記の減損損失に係る税効果が見込めないこと等の理由により、前回の予想を下回る見通しとなりました。