○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………………

2

(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………

2

(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………

3

(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………

4

(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………

4

(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………………………………

5

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………………

5

3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………………

6

(1)連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………………………

6

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………

8

(3)連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………………………

10

(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………

12

(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………

14

(適用される財務報告の枠組み) …………………………………………………………………………………

14

(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………

14

(セグメント情報) …………………………………………………………………………………………………

14

(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………………………

16

(減損損失) …………………………………………………………………………………………………………

16

(追加情報) …………………………………………………………………………………………………………

17

(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………

17

 

1.経営成績等の概況

(1)当期の経営成績の概況

(全般の概況)

 当連結会計年度(2024年4月1日から2025年3月31日まで)における当社グループの事業環境は、引き続き、先行きを見通すことが困難な状況でした。

 

 このような状況の下、グループ全体における製商品の出荷数量は微減でしたが、主力製品であるセパレートガス(酸素、窒素、アルゴン)の出荷数量は前期並みでした。グループ全体としては、コスト上昇による販売価格への転嫁等の価格マネジメント、そして地域ごとに生産性向上プログラムに取り組みました。一方、米国で建設を進めていた水素生産設備の建設計画中止に伴い、減損損失が発生しました。これらの結果、当連結会計年度における業績は、売上収益1兆3,080億24百万円(前連結会計年度比 4.2%増加)、コア営業利益1,891億49百万円(同 13.9%増加)、営業利益1,659億6百万円(同 3.6%減少)、親会社の所有者に帰属する当期利益987億79百万円(同 6.7%減少)となりました。

 

 為替の影響については、期中平均レートが前連結会計年度に比べ、米ドルで145円31銭から152円57銭へと7円26銭(同 5.0%増加)の円安、ユーロで157円72銭から163円66銭へと5円94銭(同 3.8%増加)の円安となるなど、売上収益は全体で約353億円、コア営業利益は全体で約55億円多く表示されています。

 

 なお、コア営業利益は営業利益から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出しております。

 

(事業別の概況)

 セグメント業績は、次のとおりです。

 なお、セグメント利益はコア営業利益で表示しております。

 

① 日本

 産業ガス関連では、セパレートガス及び炭酸ガスの出荷数量は減少しました。また、電子材料ガスは減収でした。一方、機器・工事では、産業ガス関連、エレクトロニクス関連共に、中大型案件の工事の進捗に伴う売上等により、増収となりました。なお、前期の特定顧客向けにオンサイト供給を担う子会社のジョイント・オペレーション化及び民生用LPガス事業を担う子会社の非連結化による減収影響がありました。セグメント利益は、電力代の落ち着きや、機器・工事における売上収益の増加が寄与し、増益となりました。

 以上の結果、日本セグメントの売上収益は、4,100億9百万円(前連結会計年度比 1.1%減少)、セグメント利益は、470億90百万円(同 9.5%増加)となりました。

 

② 米国

 産業ガス関連では、セパレートガスの出荷数量は微増であったことや価格マネジメントの効果により、増収となりました。機器・工事では、産業ガス関連、エレクトロニクス関連共に販売が軟調でした。セグメント利益は価格マネジメントの効果に加え、生産性向上に取り組んだ結果、増益となりました。

 以上の結果、米国セグメントの売上収益は、3,602億0百万円(前連結会計年度比 3.8%増加)、セグメント利益は、597億61百万円(同 19.5%増加)となりました。

 

③ 欧州

 産業ガス関連では、セパレートガスの出荷数量は前期並み、炭酸ガスは軟調でしたが、価格マネジメントの効果もあり、増収となりました。機器・工事では、ガス関連機器及び医療関連機器の販売が好調で増収となりました。セグメント利益は、売上収益の増加に加え、生産性向上活動が寄与し、増益となりました。

 以上の結果、欧州セグメントの売上収益は、3,286億1百万円(前連結会計年度比 8.6%増加)、セグメント利益は、624億19百万円(同 17.2%増加)となりました。

 

 

④ アジア・オセアニア

 産業ガス関連では、セパレートガスの出荷数量は堅調に推移しました。主に豪州地域での販売が多くを占めるLPガスでは、販売数量が堅調に推移し、増収となりました。エレクトロニクス関連では、ガス・機器共に増収となりました。一方、セグメント利益は、豪州における人件費及び物流費の上昇、ヘリウムの供給過多による一部地域での販売価格の軟化もあり、減益となりました。また、公表した豪州における買収事業の取得関連費用を第4四半期に計上したことも減益の要因となりました。

 以上の結果、アジア・オセアニアセグメントの売上収益は、1,765億38百万円(前連結会計年度比 10.1%増加)、セグメント利益は、150億47百万円(同 5.6%減少)となりました。

 

⑤ サーモス

 日本では、機能的でスタイリッシュなデザインの新製品の上市もあり、ケータイマグの販売は堅調で、また、韓国の販売は前期並みで増収となりました。セグメント利益は、引き続き円安に伴う製造コストの増加の影響を受けましたが、コスト低減に努め、増益となりました。

 以上の結果、サーモスセグメントの売上収益は、325億93百万円(前連結会計年度比 5.9%増加)、セグメント利益は、62億86百万円(同 12.9%増加)となりました。

 

(2)当期の財政状態の概況

 当連結会計年度末の資産合計は2兆4,181億97百万円で、前連結会計年度末比で91億14百万円の増加となりました。為替の影響については、前連結会計年度末に比べて米ドルで1円89銭の円高、ユーロで1円16銭の円高となるなど、約207億円少なく表示されております。

 当連結会計年度では、設備投資の進行により、有形固定資産が増加したほか、財務健全性を意識した有利子負債の計画的な返済を進めました。不透明な事業環境下においても、債券市場や金融機関との適切なコミュニケーションを続け、資金流動性と調達力を向上してまいります。

 また、2019年1月及び同年3月に調達したハイブリッドファイナンスは合計2,500億円であり、格付機関(㈱日本格付研究所及び㈱格付投資情報センター)から、この調達額の50%を「資本」として認められており、当社では資本性負債と呼称しています。2019年1月に調達した公募ハイブリッド社債のうち、2024年1月の1,000億円に続き、750億円を2024年12月に全額期限前償還しましたため、当連結会計年度末時点でハイブリッドファイナンスは合計750億円となっております。このハイブリッドファイナンスを考慮した財務安全性指標として、当社では調整後ネットD/Eレシオ(※)を重要業績指標の1つとして定めており、負債及び資本の最適な構成を意識しています。なお、調整後ネットD/Eレシオは0.71倍で前連結会計年度末に比べ0.03ポイント改善しております。

(※)調整後ネットD/Eレシオ=(純有利子負債-資本性負債)÷(親会社の所有者に帰属する持分+資本性負債)

 

〔資産〕

 流動資産は、前連結会計年度末比で24億25百万円減少し、5,657億76百万円となりました。これは主に為替の影響によるものです。為替影響除外後の実質的な金額で比較すると、主に現金及び現金同等物が増加、また営業債権が減少しております。

 非流動資産は、前連結会計年度末比で115億39百万円増加し、1兆8,524億21百万円となりました。これは主に有形固定資産の増加や、無形資産の減少によるものです。

〔負債〕

 流動負債は、前連結会計年度末比で1,027億34百万円減少し、3,952億85百万円となりました。これは主に社債及び借入金やその他の金融負債の減少によるものです。

 非流動負債は、前連結会計年度末比で370億30百万円増加し、1兆19億82百万円となりました。これは主に社債及び借入金やその他の金融負債の増加によるものです。

〔資本〕

 資本は、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上による増加や、利益剰余金の配当による減少、在外営業活動体の換算差額の減少等により、前連結会計年度末比で748億17百万円増加し、1兆209億30百万円となりました。

 なお、親会社所有者帰属持分比率は40.5%で前連結会計年度末に比べ2.5ポイント高くなっております。

 

 

(3)当期のキャッシュ・フローの概況

〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕

 税引前利益、減価償却費及び償却費、法人所得税の支払額又は還付額等により、営業活動によるキャッシュ・フローは2,351億47百万円の収入(前連結会計年度比 8.9%増加)となりました。

〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕

 有形固定資産の取得による支出等により、投資活動によるキャッシュ・フローは1,429億26百万円の支出(前連結会計年度比 14.7%増加)となりました。

〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕

 長期借入金の返済による支出、長期借入れによる収入、配当金の支払額等により、財務活動によるキャッシュ・フローは732億87百万円の支出(前連結会計年度比 33.4%減少)となりました。

 これらの結果に、為替換算差額等を加えた当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は、1,445億28百万円(前連結会計年度比 14.6%増加)となりました。

 

 

 

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

2024年3月期

2025年3月期

 親会社所有者帰属持分比率(%)

27.9

31.8

33.5

38.0

40.5

 時価ベースの親会社所有者

 帰属持分比率(%)

49.6

51.1

47.8

85.4

80.8

 債務償還年数(年)

6.4

6.2

5.0

4.3

3.8

 インタレスト・カバレッジ・

 レシオ(倍)

12.9

13.7

14.7

9.3

9.4

(注)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により、以下の定義で算出しております。
親会社所有者帰属持分比率 = 親会社の所有者に帰属する持分 ÷ 資産合計
時価ベースの親会社所有者帰属持分比率 = [株式時価総額] ÷ 資産合計
債務償還年数 = [有利子負債] ÷ [キャッシュ・フロー]
インタレスト・カバレッジ・レシオ = [キャッシュ・フロー] ÷ [利払い]

・[株式時価総額]は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出しております。

・[キャッシュ・フロー]は、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。

・[有利子負債]は、連結財政状態計算書に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。

・[利払い]は、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

 

(4)今後の見通し

当社は、2023年3月期から2026年3月期までの4か年を対象期間とした中期経営計画「NS Vision 2026 – Enabling the Future」を策定しました。同計画では、日本酸素ホールディングスグループの5つのセグメントを構成する産業ガスのグローバル4極(日本、米国、欧州、アジア・オセアニア)とサーモスという事業運営体制のもと、5つの重点戦略「サステナビリティ経営の推進」「カーボンニュートラル社会に向けた新事業の探求」「エレクトロニクス事業の拡大」「オペレーショナル・エクセレンスの追求」「新しい価値創出へとつながるDX戦略」を定め、グループ総合力の強化とさらなる成長をめざし、人・社会・地球にとって豊かで明るい未来の実現に貢献していきます。

 当社が事業を展開する地域においては、地政学的問題、貿易摩擦、世界的なエネルギーコストの変動や物価上昇、米国新政権による関税措置などから、先行きを見通すことが困難な状況が続いており、実際の業績等はこれらの要因やその他不確実な要因により中期経営計画の見通しから変動する可能性があります。

 2026年3月期の産業ガス事業では、食品・飲料、医療といったレジリエントマーケットへの注力による成長のほか、カーボンニュートラル社会の実現に向けて取り組む顧客とともに新たな事業機会を探求します。また、エレクトロニクス分野では、顧客の生産、需要、設備投資計画に合わせて対応します。

 地政学的問題を背景とした2022年3月期から始まった世界的なエネルギー価格の上昇による厳しい事業環境は、徐々に緩和しておりますが、地域により状況が異なるとともに、依然として今後のエネルギー価格を見通すことは容易ではありません。引き続き、適切な価格マネジメント、さまざまな生産性向上への取組みに、グループ全体で注力してまいります。

 

 また、サーモス事業は、物価上昇による原材料価格の上昇は継続する見通しです。新たなデザイン、あるいは食洗器対応シリーズ等の機能性を高めた新製品の販売や、調理器具を含む製品ラインナップの拡充、オンライン通販ビジネスを含む電子商取引(EC)サービスに注力し、業績改善を図ります。

 当連結会計年度では、同計画で定めた5つの財務KPI目標(最終年度:2026年3月期)のうち、3つの指標(売上収益、コア営業利益、ROCE after Tax)で上回りましたが、今後も顧客の期待に応え、顧客への価値提供、価格マネジメント、生産性向上の取組みを継続し、収益力の強化を図ります。

 

 2026年3月期の連結業績予想は下表のとおりです。業績予想における為替レートの前提は、米ドルで141円0銭、ユーロで162円0銭としています。

 

 

 

売上収益

コア営業利益

営業利益

当期利益

親会社の所有者に帰属する当期利益

2026年3月期

(億円)

12,900

1,910

1,910

1,195

1,160

2025年3月期

(億円)

13,080

1,891

1,659

1,019

987

増減

(%)

△1.4

1.0

15.1

17.2

17.4

 

(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当

 当社は、企業体質の充実、強化に向けた内部留保に意を用いつつ、安定的な配当の継続を基本に、連結業績との連動を考慮した配当政策により、株主の皆様への還元に努めていきたいと考えております。

 この方針の下、当期の期末配当は、前期に比べ3円増配の1株当たり27円とさせていただく予定です。したがいまして、年間では中間配当の1株当たり24円と合わせ、1株当たり51円となる予定です。また、次期の配当につきましては、1株当たり年間54円(うち中間配当27円)を予定しております。

 

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方

 当社グループは、資本市場における財務諸表の国際的な比較可能性の向上及びグループ内での会計処理の統一などを目的とし、2017年3月期より国際会計基準(IFRS)を適用しております。

 

3.連結財務諸表及び主な注記

(1)連結財政状態計算書

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

 

当連結会計年度

(2025年3月31日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

126,100

 

144,528

営業債権

282,199

 

263,080

棚卸資産

100,460

 

99,509

その他の金融資産

27,216

 

14,588

その他の流動資産

27,847

 

42,148

小計

563,825

 

563,854

売却目的で保有する資産

4,376

 

1,921

流動資産合計

568,201

 

565,776

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

877,400

 

899,306

のれん

575,809

 

575,289

無形資産

252,348

 

240,967

持分法で会計処理されている投資

54,673

 

61,171

その他の金融資産

63,436

 

58,482

退職給付に係る資産

4,712

 

5,201

その他の非流動資産

9,133

 

8,427

繰延税金資産

3,367

 

3,574

非流動資産合計

1,840,881

 

1,852,421

資産合計

2,409,083

 

2,418,197

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

 

当連結会計年度

(2025年3月31日)

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務

136,027

 

133,822

社債及び借入金

166,219

 

92,630

未払法人所得税

14,169

 

14,070

その他の金融負債

121,402

 

93,378

引当金

1,095

 

296

その他の流動負債

59,105

 

61,088

流動負債合計

498,019

 

395,285

非流動負債

 

 

 

社債及び借入金

724,039

 

757,936

その他の金融負債

39,488

 

44,703

退職給付に係る負債

15,352

 

15,337

引当金

5,019

 

5,304

その他の非流動負債

20,656

 

19,293

繰延税金負債

160,395

 

159,405

非流動負債合計

964,951

 

1,001,982

負債合計

1,462,970

 

1,397,267

資本

 

 

 

資本金

37,344

 

37,344

資本剰余金

39,233

 

39,803

自己株式

△242

 

△260

利益剰余金

627,544

 

709,068

その他の資本の構成要素

210,601

 

194,495

親会社の所有者に帰属する持分合計

914,481

 

980,451

非支配持分

31,630

 

40,478

資本合計

946,112

 

1,020,930

負債及び資本合計

2,409,083

 

2,418,197

 

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書

(連結損益計算書)

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

売上収益

1,255,081

 

1,308,024

売上原価

△744,103

 

△762,581

売上総利益

510,977

 

545,442

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

△346,405

 

△359,318

その他の営業収益

13,863

 

11,439

その他の営業費用

△10,401

 

△36,671

持分法による投資利益

4,006

 

5,014

営業利益

172,041

 

165,906

 

 

 

 

金融収益

4,391

 

3,886

金融費用

△25,711

 

△24,520

税引前利益

150,720

 

145,272

 

 

 

 

法人所得税

△41,356

 

△43,326

当期利益

109,364

 

101,945

 

 

 

 

当期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

105,901

 

98,779

非支配持分

3,463

 

3,166

 

 

 

 

1株当たり当期利益

 

 

 

基本的1株当たり当期利益(円)

244.66

 

228.20

 

(連結包括利益計算書)

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当期利益

109,364

 

101,945

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する

金融資産

5,529

 

△3,484

確定給付制度の再測定

1,075

 

778

持分法適用会社におけるその他の包括利益に

対する持分

69

 

100

純損益に振り替えられることのない項目合計

6,673

 

△2,605

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

106,377

 

△11,351

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の

純変動の有効部分

580

 

△362

持分法適用会社におけるその他の包括利益に

対する持分

1,115

 

2,199

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

108,073

 

△9,514

税引後その他の包括利益合計

114,747

 

△12,119

当期包括利益

224,112

 

89,826

 

 

 

 

当期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

219,891

 

86,253

非支配持分

4,220

 

3,572

 

(3)連結持分変動計算書

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

2023年4月1日残高

37,344

51,610

233

537,867

 

 

 

 

 

当期利益

105,901

その他の包括利益

当期包括利益

105,901

 

 

 

 

 

自己株式の取得

8

自己株式の処分

配当

17,316

支配継続子会社に対する

持分変動

12,377

企業結合又は事業分離

その他の資本の構成要素

から利益剰余金への振替

1,112

連結範囲の変動

20

その他の増減

所有者との取引額等合計

12,377

8

16,224

 

 

 

 

 

2024年3月31日残高

37,344

39,233

242

627,544

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の資本の構成要素

親会社の

所有者に

帰属する

持分合計

非支配

持分

資本

合計

 

在外営業

活動体の

換算差額

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動の有効部分

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

確定給付制度の再測定

合計

2023年4月1日残高

81,172

284

16,836

97,724

724,314

33,682

757,996

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

105,901

3,463

109,364

その他の包括利益

106,845

575

5,529

1,039

113,990

113,990

757

114,747

当期包括利益

106,845

575

5,529

1,039

113,990

219,891

4,220

224,112

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

8

8

自己株式の処分

配当

17,316

863

18,179

支配継続子会社に対する

持分変動

12,377

5,489

17,866

企業結合又は事業分離

その他の資本の構成要素

から利益剰余金への振替

73

1,039

1,112

連結範囲の変動

20

20

その他の増減

79

79

所有者との取引額等合計

73

1,039

1,112

29,723

6,272

35,996

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年3月31日残高

188,017

291

22,292

210,601

914,481

31,630

946,112

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

2024年4月1日残高

37,344

39,233

242

627,544

 

 

 

 

 

当期利益

98,779

その他の包括利益

当期包括利益

98,779

 

 

 

 

 

自己株式の取得

18

自己株式の処分

0

0

配当

20,779

支配継続子会社に対する

持分変動

569

企業結合又は事業分離

その他の資本の構成要素

から利益剰余金への振替

3,580

連結範囲の変動

56

その他の増減

所有者との取引額等合計

570

18

17,255

 

 

 

 

 

2025年3月31日残高

37,344

39,803

260

709,068

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他の資本の構成要素

親会社の

所有者に

帰属する

持分合計

非支配

持分

資本

合計

 

在外営業

活動体の

換算差額

キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動の有効部分

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

確定給付制度の再測定

合計

2024年4月1日残高

188,017

291

22,292

210,601

914,481

31,630

946,112

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益

98,779

3,166

101,945

その他の包括利益

9,557

361

3,359

752

12,525

12,525

406

12,119

当期包括利益

9,557

361

3,359

752

12,525

86,253

3,572

89,826

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自己株式の取得

18

18

自己株式の処分

0

0

配当

20,779

1,251

22,031

支配継続子会社に対する

持分変動

569

979

410

企業結合又は事業分離

7,674

7,674

その他の資本の構成要素

から利益剰余金への振替

2,827

752

3,580

連結範囲の変動

56

56

その他の増減

167

167

所有者との取引額等合計

2,827

752

3,580

20,284

5,275

15,008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年3月31日残高

178,459

69

16,105

194,495

980,451

40,478

1,020,930

 

(4)連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前利益

150,720

 

145,272

減価償却費及び償却費

112,440

 

116,196

減損損失

2,532

 

27,145

支配の喪失に伴う利得

△8,892

 

受取利息及び受取配当金

△3,555

 

△3,748

支払利息

25,631

 

24,389

持分法による投資損益(△は益)

△4,006

 

△5,014

有形固定資産及び無形資産除売却損益(△は益)

1,387

 

△4,622

営業債権の増減額(△は増加)

△27,207

 

17,742

棚卸資産の増減額(△は増加)

2,214

 

926

営業債務の増減額(△は減少)

4,336

 

△3,118

退職給付に係る資産の増減額(△は増加)

△440

 

△635

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

533

 

1,045

その他

13,831

 

△13,252

小計

269,525

 

302,327

利息の受取額

2,664

 

2,749

配当金の受取額

7,764

 

2,194

利息の支払額

△23,281

 

△25,099

法人所得税の支払額又は還付額(△は支払)

△40,692

 

△47,024

営業活動によるキャッシュ・フロー

215,980

 

235,147

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

△118,346

 

△146,825

有形固定資産の売却による収入

1,326

 

7,257

投資の取得による支出

△190

 

△520

投資の売却及び償還による収入

790

 

5,792

子会社の取得による支出

 

△343

子会社の売却による収入

362

 

610

事業譲受による支出

△2,326

 

△5,645

その他

△6,269

 

△3,251

投資活動によるキャッシュ・フロー

△124,654

 

△142,926

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

△6,521

 

2,756

コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)

△9,000

 

△17,000

長期借入れによる収入

61,801

 

155,875

長期借入金の返済による支出

△106,848

 

△178,582

社債の発行による収入

99,532

 

19,898

社債の償還による支出

△100,000

 

△20,000

リース負債の返済による支出

△13,683

 

△13,748

連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出

△17,438

 

△557

配当金の支払額

△17,316

 

△20,779

非支配持分への配当金の支払額

△863

 

△1,251

その他

265

 

101

財務活動によるキャッシュ・フロー

△110,072

 

△73,287

現金及び現金同等物に係る為替変動による影響

12,444

 

△624

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

△6,301

 

18,308

現金及び現金同等物の期首残高

132,217

 

126,100

連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

184

 

16

合併に伴う現金及び現金同等物の増加額

 

101

現金及び現金同等物の期末残高

126,100

 

144,528

 

(5)連結財務諸表に関する注記事項

(適用される財務報告の枠組み)

 本決算短信で開示している当社グループの連結財務諸表(連結財政状態計算書、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結持分変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び注記)は、国際会計基準(IFRS)で求められる開示項目及び注記の一部を省略しております。

 

(継続企業の前提に関する注記)

 該当事項はありません。

 

(セグメント情報)

(1) 報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。なお、報告にあたって事業セグメントの集約は行っておりません。

 

 当社グループは、鉄鋼、化学、エレクトロニクス産業向けなどに国内外でガス事業を行っており、主要製品に関しては、日本、米国、欧州、アジア・オセアニアの各地域において、それぞれ生産・販売体制を構築しております。また、ステンレス製魔法瓶など家庭用品の製造・販売などの事業も行っております。したがって、当社は、「日本」「米国」「欧州」「アジア・オセアニア」「サーモス」の5つを報告セグメントとしております。

 

 各報告セグメントの主要な製品は以下のとおりであります。

報告セグメント

主要な製品・サービス

日本

酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、ヘリウム、水素、アセチレン、ガス関連機器、特殊ガス(電子材料ガス、純ガス等)、電子関連機器・工事、化合物半導体製造装置、溶断機器、溶接材料、機械装置、LPガス・関連機器、医療用ガス(酸素、亜酸化窒素等)、医療機器、安定同位体

米国

欧州

アジア・オセアニア

サーモス

家庭用品

 

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している方法と同じであります。

 なお、セグメント間の内部売上収益又は振替高は、主に市場実勢価格に基づいております。

 

(2) 報告セグメントごとの売上収益及び損益の金額に関する情報

 

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注1)

連結

 

日本

米国

欧州

アジア・

オセアニア

サーモス

合計

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

414,365

347,054

302,477

160,327

30,765

1,254,990

90

1,255,081

セグメント間の内部

売上収益又は振替高

16,583

24,290

438

2,983

17

44,313

△44,313

430,948

371,344

302,916

163,310

30,783

1,299,303

△44,222

1,255,081

セグメント利益(注2)

42,998

50,004

53,259

15,948

5,566

167,777

△1,780

165,996

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

18,260

43,369

38,889

10,298

1,562

112,380

60

112,440

減損損失

954

63

1,017

1,017

持分法による投資損益

211

507

429

2,856

4,005

1

4,006

(注)1.セグメント利益の調整額△1,780百万円には、セグメント間取引消去△313百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用等△1,467百万円が含まれております。全社費用等は、主に報告セグメントに配分していない当社におけるグループ管理費用であります。

2.セグメント利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注1)

連結

 

日本

米国

欧州

アジア・

オセアニア

サーモス

合計

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

410,009

360,200

328,601

176,538

32,593

1,307,944

80

1,308,024

セグメント間の内部

売上収益又は振替高

16,887

25,396

354

3,231

15

45,884

△45,884

426,897

385,597

328,955

179,770

32,608

1,353,828

△45,804

1,308,024

セグメント利益(注2)

47,090

59,761

62,419

15,047

6,286

190,605

△1,455

189,149

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

18,341

43,974

40,468

11,692

1,694

116,171

25

116,196

減損損失

5

5

5

持分法による投資損益

863

746

305

3,099

5,014

△0

5,014

(注)1.セグメント利益の調整額△1,455百万円には、セグメント間取引消去85百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用等△1,540百万円が含まれております。全社費用等は、主に報告セグメントに配分していない当社におけるグループ管理費用であります。

2.セグメント利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。

 セグメント利益から、税引前利益への調整は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

セグメント利益

165,996

189,149

 支配の喪失に伴う利得

8,892

 固定資産売却益

5,340

 関係会社整理損失

△883

△1,396

 減損損失

△1,514

△27,140

 その他

△449

△46

営業利益

172,041

165,906

 金融収益

4,391

3,886

 金融費用

△25,711

△24,520

税引前利益

150,720

145,272

 

 

(1株当たり情報)

 基本的1株当たり当期利益及びその算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

105,901

98,779

期中平均株式数(千株)

432,859

432,856

基本的1株当たり当期利益(円)

244.66

228.20

(注)希薄化後1株当たり当期利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

(減損損失)

 当連結会計年度において認識した減損損失の主な内容は、以下のとおりであります。

用途

場所

種類

報告セグメント

減損損失

(百万円)

水素生産設備

アメリカ・アラバマ州

建設仮勘定

米国

25,842

減損損失の内訳

・水素生産設備

 25,842百万円

 アメリカで建設を進めていた水素生産設備について、建設計画の中止を決定したことに伴い、帳簿価額を回収可能価額まで減額いたしました。なお、回収可能価額は処分コスト控除後の公正価値により測定しております。当該資産は売却が困難であるため、処分コスト控除後の公正価値を零としており、公正価値のヒエラルキーはレベル3であります。

 

(追加情報)

(豪州子会社による産業ガス事業の取得(子会社化))

 当社は、豪州子会社であるNSC (Australia) Pty Ltdを通じて、豪州Wesfarmers Limited(以下、「Wesfarmers」という。)の傘下であり、豪州及びニュージーランドにて産業ガス事業を展開する、Coregas Pty Ltd、Blacksmith Jacks Pty Ltd及びCoregas NZ Limited(以下、総称して「Coregas Group」という。)を買収することにつきWesfarmersと合意に至り、Coregas Groupの全株式の取得に関する契約書を2024年12月に締結いたしました。

 本件取引は、今後、外国投資審査委員会(Foreign Investment Review Board(FIRB))及び、オーストラリア競争・消費者委員会(Australian Competition and Consumer Commission(ACCC))による承認を取得し次第、株式取得を完了する予定です。

 

(欧州子会社による在宅医療サービス事業の取得(子会社化))

 当社は、欧州子会社であるOximesa S.L.U.を通じて、スペインのCorporación Químico-Farmacéutica Esteve(以下、「CQFE」という。)及びTeijin Holdings Europe BV(以下、「Teijin」という。)の合弁会社であり、同国で在宅医療サービス事業を展開する、Esteve Teijin Healthcare, S.L.(以下、「ETH」という。)を買収することにつきCQFE及びTeijinと合意に至り、ETHの全株式の取得に関する契約書を2024年12月に締結いたしました。

 本件取引は、今後、スペインの国家市場競争委員会(Comisión Nacional de los Mercados y de la Competencia)による承認を取得し次第、株式取得を完了する予定です。

 

(重要な後発事象)

 該当事項はありません。