○添付資料の目次

 

1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2

(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………2

(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………8

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ……………………………………………………………………9

3.連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………10

(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………10

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………12

連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………12

連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………13

(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………14

(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………16

(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………18

(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………18

(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………18

(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………18

(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………21

(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………22

 

 

1.経営成績等の概況

(1)当期の経営成績の概況

①業績全般

当連結会計年度の国内経済は、雇用・所得環境の改善に伴う個人消費や設備投資の持ち直し等を背景に緩やかに回復しました。

また、世界経済は、ウクライナ情勢の長期化や米中関係及び中東における地政学的リスクの高まりに加え、中国では不動産市場や個人消費の低迷により景気減速の動きが見られたものの、米国経済が堅調な所得環境と個人消費を背景に底堅く推移したこと等から、全体としては緩やかな回復基調となりました。

一方、足下では米国の保護主義的な通商政策の影響により、金融市場に不安定な動きがみられる等、国内外の景気の下振れが懸念されております。

 

当社グループを取り巻く環境としては、非鉄金属相場は概ね堅調に推移し、亜鉛、銅及びインジウムの平均価格は前連結会計年度に比べ上昇しましたが、パラジウム及びロジウムの平均価格は下落しました。また、為替相場は一時的に円高が進行する局面はあったものの、概ね円安基調で推移しました。

また、半導体市場が回復基調となり、半導体関連製品の販売量が増加した一方で、国内の自動車メーカーの生産停止や中国の日系自動車メーカーが減産したことにより自動車関連製品の販売量が減少しました。

 

当社グループは、パーパスを基軸とした全社ビジョン(2030年のありたい姿)である「マテリアルの知恵で“未来”に貢献する、事業創発カンパニー。」を実現するため、2022年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「22中計」に取り組んでまいりました。

「22中計」の最終年度である2024年度は次期中期経営計画へ繋ぐ準備期間として、各部門において「経済的価値の向上」と「社会的価値の向上」を両立した統合思考経営を実践することで、持続的な成長と中長期的な企業価値向上の仕組みを構築し、成長し続けるための重点施策を実施いたしました。

 

機能材料部門では、高性能通信インフラ機器向け需要の伸長が見込まれる高周波基板用電解銅箔の生産体制を増強しました。また、素材の長寿命化、高機能化に貢献するため機能性コーティング事業を開始しました。

金属部門では、循環型社会の進展に伴うリサイクルニーズの高まりに貢献するため、製錬ネットワークを活用した有価金属の回収やリサイクル原料の処理を強化しております。

モビリティ部門では、ICTを活用した生産性向上や新規製品拡販に注力しましたが、急速な事業環境の悪化やシナジー効果はダイカスト事業における子会社の統合効果など一部に留まったため、事業本部の解消を決定しました。なお、2025年4月1日付で触媒事業を機能材料部門へ、それ以外の事業をその他の事業部門へ移管しております。

事業創造本部では、次世代の蓄電池として期待されている全固体電池向け固体電解質(A-SOLiD®)の初期量産工場の新設を決定しました。また、既存事業領域及び新規事業領域において事業シナジーが見込まれる国内外の有望なベンチャー企業を投資対象とするコーポレートベンチャーキャピタル2号ファンドをSBIインベストメント株式会社と共同設立しました。

これらの各部門での施策に加えて、事業ポートフォリオの動的管理に伴うベストオーナー探索により一部の子会社の株式を、資本効率を意識した経営の強化の一環として政策保有株式の一部をそれぞれ売却しました。

 

この結果、売上高は前連結会計年度に比べ、656億円(10.2%)増加7,123億円となりました。

営業利益は前連結会計年度に比べ、機能材料部門の主要製品の販売量が増加したことに加え、亜鉛等の非鉄金属相場の上昇や、為替相場が円安基調で推移したこと、また相場の変動に伴う在庫要因が好転したこと等から、430億円(135.8%)増加747億円となりました。

経常利益は前連結会計年度に比べ、受取配当金が68億円減少したことに加え、為替差損益が53億円減少したことがあったものの、営業利益が430億円増加したことにより、318億円(71.7%)増加764億円となりました。

特別損益においては、政策保有株式の縮減による投資有価証券売却益93億円等を計上しました。加えて、税金費用及び非支配株主に帰属する当期純利益を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ、386億円(148.8%)増加646億円となりました。

 

②当連結会計年度のセグメント別の概況

機能材料セグメント

 

 

 

(金額:億円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

売上高

1,240

1,534

293

23.7

経常利益(セグメント利益)

164

252

87

53.5

 

 

〔銅箔〕

キャリア付極薄銅箔は、半導体パッケージ基板やスマートフォン用マザーボード向けの需要が回復したことから販売量は増加しました。プリント配線板用電解銅箔は、AIサーバー用途を中心とした通信インフラ向け多層基板の需要が堅調であったことから販売量は増加しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べて増加しました。

 

〔機能粉〕

電子材料用金属粉は、積層セラミックコンデンサ向けの需要が堅調であったことから販売量は増加しました。高純度酸化タンタルは、在庫調整が一巡したことにより、スマートフォン向けの需要が回復したことから販売量は増加しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べて増加しました。

 

〔電池材料〕

水素吸蔵合金は、自動車メーカーのハイブリッド車の生産が堅調であったことから販売量は増加したものの、リチウムイオン電池用のマンガン酸リチウムは、海外向けの需要が低調であったことから販売量は減少しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べて減少しました。

 

〔スパッタリングターゲット〕

主力のディスプレイ用スパッタリングターゲットは、台湾向け需要が低調であったことから販売量は減少したものの、主要原料であるインジウムの価格が上昇したことから販売価格は上昇しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べて増加しました。

 

以上の結果、当部門の売上高は前連結会計年度に比べ、主要製品の販売量が増加したこと等から、293億円(23.7%)増加の1,534億円となりました。

経常利益は前連結会計年度に比べ、主要製品の販売量が増加したことや円安が進行したことに加え、インジウム価格の変動に伴う在庫要因が好転したこと等により、87億円(53.5%)増加の252億円となりました。

 

金属セグメント

 

 

 

(金額:億円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

売上高

2,468

2,948

480

19.5

経常利益(セグメント利益)

160

444

283

176.6

 

 

〔亜鉛〕

国内の亜鉛メッキ鋼板向けは、自動車生産の落ち込みや人手不足に伴う建築需要の停滞により販売量は減少したものの、亜鉛のLME(ロンドン金属取引所)平均価格が前連結会計年度に比べ上昇したことや為替相場が円安基調で推移したことから、売上高は前連結会計年度に比べて増加しました。

 

 

〔鉛〕

国内の鉛蓄電池向け需要は、自動車生産の落ち込みにより低調であったことから販売量は減少し、売上高は前連結会計年度に比べて減少しました。

 

〔金・銀〕

金・銀ともに国内価格は上昇したことから、売上高は前連結会計年度に比べて増加しました。

 

以上の結果、当部門の売上高は前連結会計年度に比べ、亜鉛及び鉛の販売量は減少したものの、亜鉛のLME(ロンドン金属取引所)平均価格が上昇したこと等から、480億円(19.5%)増加の2,948億円となりました。

経常利益は前連結会計年度に比べ、日韓共同製錬株式会社からの受取配当金が剥落したものの、亜鉛等の非鉄金属相場は上昇し、為替相場は円安基調で推移したこと、加えて相場の変動に伴う在庫要因が好転したこと等により、283億円(176.6%)増加の444億円となりました。

 

モビリティセグメント

 

 

 

(金額:億円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

売上高

2,183

2,049

△134

△6.2

経常利益(セグメント利益)

112

146

34

30.3

 

 

〔排ガス浄化触媒〕

二輪車向け排ガス浄化触媒は、インド向け需要が堅調であったことから販売量は増加しました。四輪車向け排ガス浄化触媒は、中国の日系自動車メーカーが減産したことから販売量は減少しました。

また、主要原料であるパラジウム及びロジウムの平均価格が下落したことから、売上高は前連結会計年度に比べて減少しました。

 

〔自動車用ドアロック〕

主要製品であるサイドドアラッチは、国内では自動車メーカーの生産停止により、中国及びタイでは日系自動車メーカーが減産したことから販売量は減少しました。この結果、売上高は前連結会計年度に比べて減少しました。

 

以上の結果、当部門の売上高は前連結会計年度に比べ、二輪車向け排ガス浄化触媒の販売量は増加したものの、主要原料であるパラジウム及びロジウムの平均価格が下落したこと、加えて自動車用ドアラッチの販売量が減少したこと等から、134億円(6.2%)減少の2,049億円となりました。

経常利益は前連結会計年度に比べ、営業外為替差損益が減少したものの、パラジウム及びロジウムの価格変動に伴う在庫要因が改善したこと等により、34億円(30.3%)増加の146億円となりました。

 

その他の事業セグメント

 

 

 

(金額:億円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

増減率(%)

売上高

1,132

1,230

98

8.7

経常利益(セグメント利益)

31

28

△2

△9.2

 

 

〔各種産業プラントエンジニアリング〕

国内の非鉄金属関連分野の受注が減少したことから、売上高は前連結会計年度に比べて減少しました。

 

 

一方、国内の子会社によるリサイクル原料の取扱高が増加したこと等から、当部門の売上高は前連結会計年度に比べ、98億円(8.7%)増加の1,230億円となりました。

経常利益は前連結会計年度に比べ、持分法による投資利益が増加したものの、子会社株式の一部を期中に第三者へ譲渡したこと等から、2億円(9.2%)減少の28億円となりました。

 

③次連結会計年度の業績見通し

〔対処すべき課題〕

■中期経営計画「22中計」の振り返り

当社グループでは、パーパスに基づく「統合思考経営(注)1」、「両利きの経営(注)2」を基軸とした全社ビジョン(2030年のありたい姿)を実現するため、2022年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画「22中計」に取り組んでまいりました。

具体的には、「社会的価値の向上」においては、カーボンニュートラルへ向けたCO2排出量削減のための施策を推進しました。また、人的資本経営に向け、ジョブ型人事制度の導入や処遇の改善、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンなど抜本的な改革を実施しました。加えて、当社は監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行し、意思決定の迅速化を図るとともに、取締役会による監督機能を強化いたしました。

「経済的価値の向上」においては、事業ポートフォリオの動的管理を進め、子会社株式の売却やモビリティ事業本部の解消を決定するなど大規模な事業再編に取り組んでまいりました。

これらの取り組みは概ね期待どおりの成果を上げ、「社会的価値の向上」については「なでしこ銘柄(注)3」に選定されるとともに、「経済的価値の向上」については「22中計」の最終年度である2024年度は損益及び財務指標ともに原計画を達成し、過去最高益となりました。

 

■新中期経営計画「25中計」へ

この「22中計」に続く2025年度を初年度とする新中期経営計画「25中計」では、「22中計」で掲げたパーパス及び全社ビジョン(2030年のありたい姿)を確実なものとするため、現行施策のアップデート及び追加施策を実行してまいります。

 

「社会的価値の向上」については、その取り組みの一つであるカーボンニュートラルの実現に向け、中長期目標の達成に向けた案件創出と実行の取り組みを推進するとともに、今後は、排出量取引制度への対応やScope3への取り組みについての活動も進めてまいります。人的資本経営では、全社ビジョン(2030年のありたい姿)へ向けて従業員の行動変容を促すべく、2025年4月よりバリュー(行動指針)を制定し、人事制度と連動した運用を開始しました。さらに、人材戦略を構成する仕組み(働きがい改革、HRBP(注)4による人材アロケーションなど)の定着と企業価値向上への貢献を進めてまいります。

また、ガバナンス強化としては、執行役員制度の雇用型から委任型への変更等を行い、全社戦略遂行の促進としては、業績報酬へのROIC指標の追加導入、当社第100期定時株主総会においてご承認いただくことを前提として、監査等委員である取締役及び社外取締役への勤務継続要件型譲渡制限付株式報酬制度の導入等を行います。

 

「経済的価値の向上」については、資本効率を意識した経営として、全社のROIC(投下資本利益率)の向上を図るべく、事業別WACC(加重平均資本コスト)及び事業別ROIC目標(ROICスプレッド(注)5)を運用し、“大胆施策(注)6”を実行することによりポートフォリオマネージメントを強化するとともに、以下の重点施策を実行してまいります。

 

 

・機能材料事業本部

2030年のありたい姿実現に向けて、既存事業の価値最大化を追求しつつ、グローバルシェアNo.1機能材料を連続的に生み出す事業体への変革を実行します。主要施策として、抜本的なキャッシュ創出と大胆な資源投入からなる社外の知見を活用したプロジェクトに取り組みます。さらに、日本イットリウム株式会社と機能性粉体事業部の一部を統合したレアマテリアル事業部を創設し、一体感の醸成とシナジー創出を実現します。また、機能性コーティングの事業化に向けた体制強化を図ります。これらの取り組みにより、新たな本部体制で相互のシナジーを活かした価値拡大を目指します。

 

・金属事業本部

循環型社会実現に向けて高まるリサイクルニーズに応えるべく、当社グループが保有する多様なプロセスを活かした高度なリサイクル製錬ネットワークの追求及び低炭素エネルギーを活用し、カーボンニュートラル実現に不可欠な金属素材の提供に引き続き取り組んでまいります。また、CO2排出量削減については、工程改善・省エネ等の様々な取り組みにより2030年度の当社目標である2013年度比38%削減は達成の見通しです。

 

・事業創造本部

引き続き新たな事業を「持続的」に創造するために、「事業機会の探索力強化」、「研究開発力の強化」、「基盤の強化」という3つの戦略を掲げ、研究開発と市場共創を軸にした価値創造に取り組みます。全固体電池向け固体電解質(A-SOLiD®)及び電極材料、次世代半導体チップ実装用キャリア(HRDP®)に続く事業化推進テーマとして、環境・エネルギー領域のテーマである多孔体事業の事業化推進を図り、タイムリーに投資と人員の投入を行ってまいります。

 

・経営企画本部

更なるポートフォリオマネージメントの強化とともに、バイサイドM&Aとして予算枠240億円を設定した上で11名体制に増員し、新たに社外専門家を含めたインナーサークル型の活動を加速してまいります。

 

当社は、当社第100期定時株主総会においてご承認いただくことを前提として、2025年10月から商号を三井金属株式会社とします。現在の業容をより明確に反映するとともに、これまで以上に一体となって「人類への貢献」と「環境との貢献」を両立する統合思考経営を実践し、ステークホルダーの皆様と共に地球を笑顔にすることを目指してまいります。

 

(注)1 統合思考経営:「社会的価値の向上」と「経済的価値の向上」を統合して持続可能な価値を創造する経営アプローチ。

2 両利きの経営:「既存事業の効率化と絶え間ない改善(知の深化)」と「新規事業に向けた実験と行動(知の探索)」を両立させていく考え方。

3 なでしこ銘柄:経済産業省と東京証券取引所が共同で、「女性活躍推進」に優れた上場企業を紹介する制度。令和6年度は「採用から登用までの一貫したキャリア形成支援」と「共働き・共育てを可能にする性別を問わない両立支援」を両輪で進める企業を選定。

4 HRBP:Human Resource Business Partnerの略。経営者や事業部門のパートナーとして事業成長と戦略の実行を人材・組織の面から支える機能。

5 ROICスプレッド:ROIC(投下資本利益率)からWACC(加重平均資本コスト)を差し引いた値。

6 大胆施策:社外の知見を活用した「漸次的ではなく非線形な成長への変化」を実現する施策。

 

 

2026年3月期(2025年度)のセグメント別連結業績見通し、及び為替・非鉄金属相場の実績と見通しは次のとおりです。詳細につきましては、当社コーポレートサイト(https://www.mitsui-kinzoku.com/)のIR・投資家情報に、2025年5月13日付で掲載されております「2025年3月期決算説明資料」をご参照下さい。

なお、本年4月1日の組織改編に伴い事業部門の組み替えを実施していることから、2025年3月期(2024年度)の実績について、組み替え後の数値を参考情報として記載しております。

 

 

 

 

(金額:億円)

 

 

2025年9月
第2四半期
累計期間
(予想)

2026年
3月期
(予想)
 A

2025年
3月期
 (実績)
 B

増減
 A-B

 

 

 

 

 

 

売上高

機能材料

1,350

2,650

2,461

188

金属

1,570

3,050

3,263

△213

自動車部品

530

530

958

△428

その他の事業

640

1,370

1,359

10

消去又は全社

△540

△1,100

△919

△180

合 計

3,550

6,500

7,123

△623

営業利益

230

420

747

△327

経常利益

機能材料

215

395

403

△8

金属

70

120

445

△325

自動車部品

5

5

7

△2

その他の事業

△1

17

16

0

消去又は全社

△59

△127

△108

△18

合 計

230

410

764

△354

親会社株主に帰属する当期純利益

25

140

646

△506

 

〔組織改編関連の主な内容〕

(注)1 モビリティ部門の解消に伴い、触媒事業を機能材料部門へ、それ以外の事業をその他の事業部門へ移管しております。

2 2025年5月13日に公表しております「連結子会社の異動(株式譲渡)および特別損失の計上に関するお知らせ」のとおり、当社の連結子会社である三井金属アクト株式会社の全株式を譲渡する契約を締結しております。

上記の業績見通しにおいては「自動車部品」として区分しており、2025年9月第2四半期累計期間までの予想値を織り込んでおります。

 

 

2025年9月
第2四半期
累計期間
(予想)

2026年
3月期
 (予想)
 A

2025年
3月期
  (実績)
 B

増減
 A-B

 

 

為替(円/US$)

145

145

153

△8

亜鉛LME($/t)

2,800

2,800

2,874

△74

鉛LME($/t)

1,900

1,900

2,046

△146

銅LME(¢/lb)

417

417

425

△8

銅LME($/t)

9,200

9,200

9,370

△170

インジウム($/kg)

350

350

347

3

パラジウム($/oz)

950

950

979

△29

ロジウム($/oz)

4,700

4,700

4,745

△45

 

 

※業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の予想数値と異なる場合があります。

 

 

(2)当期の財政状態の概況

①連結貸借対照表

資産合計は、有形固定資産78億円等の減少があったものの、棚卸資産140億円、現金及び預金119億円等の増加により、前連結会計年度末に比べ173億円増加の6,579億円となりました。

負債合計は、長・短借入金及びコマーシャル・ペーパー残高346億円等の減少があったことから、前連結会計年度末に比べ375億円減少の3,170億円となりました。

純資産合計は、親会社株主に帰属する当期純利益646億円等の増加に加え、剰余金の配当91億円、その他有価証券評価差額金51億円等の減少があり、前連結会計年度末に比べ548億円増加の3,408億円となりました。この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ6.9ポイント上昇の50.4%となりました。

 

②連結キャッシュ・フロー

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益807億円、減価償却費331億円等の増加要因に対し、棚卸資産の増加161億円、法人税等の支払額113億円等の減少要因を差し引いた結果、前連結会計年度に比べ13億円収入増加の766億円の収入となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却による収入98億円等の増加要因に対し、有形固定資産の取得による支出289億円等の減少要因を差し引いた結果、前連結会計年度に比べ140億円支出減少の208億円の支出となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、長・短借入金及びコマーシャル・ペーパーの減少327億円及び配当金の支払額91億円等から、前連結会計年度に比べ70億円支出増加の436億円の支出となりました。

以上の結果、為替換算差額等を含めた現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ119億円増加の444億円となりました。

 

2026年3月期(2025年度)の見通し

営業活動によるキャッシュ・フローは、営業利益を420億円と予想しており、これに減価償却費等を加減し610億円の収入を見込んでおります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資等により400億円の支出を見込んでおります。

財務活動によるキャッシュ・フローは、長・短借入金、社債及びコマーシャル・ペーパーの借入や配当金の支払等により180億円の支出を見込んでおります。

なお、長・短借入金、社債及びコマーシャル・ペーパー残高は、当連結会計年度末から260億円減少の1,400億円と予想しております。

 

③キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

2024年3月期

2025年3月期

自己資本比率

33.4%

37.6%

40.1%

43.5%

50.4%

時価ベースの自己資本比率

36.9%

30.0%

29.1%

42.0%

37.8%

キャッシュ・フロー対有利子
負債比率

9.0

3.7

5.1

2.7

2.2

インタレスト・カバレッジ・
レシオ

16.3

32.5

21.8

29.9

29.6

 

(注)自己資本比率:(純資産-非支配株主持分)/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/支払利息

※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。

株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。

営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。

有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている長・短借入金、社債及びコマーシャル・ペーパーを対象としております。

支払利息は、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

 

2.会計基準の選択に関する基本的な考え方

当社グループは連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸表を作成する方針であります。

なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、諸情勢を考慮しながら、適切に対応していく方針であります。

 

 

3.連結財務諸表及び主な注記

(1)連結貸借対照表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

32,483

44,469

 

 

受取手形、売掛金及び契約資産

117,921

122,711

 

 

商品及び製品

56,234

60,535

 

 

仕掛品

42,114

45,274

 

 

原材料及び貯蔵品

66,883

73,488

 

 

デリバティブ債権

1,033

483

 

 

その他

30,702

26,772

 

 

貸倒引当金

△2,777

△2,845

 

 

流動資産合計

344,597

370,889

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

218,897

219,162

 

 

 

 

減価償却累計額

△150,697

△153,957

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

68,199

65,205

 

 

 

機械装置及び運搬具

533,641

541,294

 

 

 

 

減価償却累計額

△457,918

△468,519

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

75,722

72,775

 

 

 

鉱業用地

380

380

 

 

 

 

減価償却累計額

△307

△314

 

 

 

 

鉱業用地(純額)

73

66

 

 

 

土地

31,707

32,010

 

 

 

リース資産

6,300

6,196

 

 

 

 

減価償却累計額

△3,420

△3,700

 

 

 

 

リース資産(純額)

2,879

2,496

 

 

 

建設仮勘定

11,290

9,978

 

 

 

その他

66,678

67,404

 

 

 

 

減価償却累計額

△57,543

△58,782

 

 

 

 

その他(純額)

9,135

8,622

 

 

 

有形固定資産合計

199,008

191,155

 

 

無形固定資産

9,054

9,205

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

66,435

64,220

 

 

 

長期貸付金

398

392

 

 

 

退職給付に係る資産

12,565

12,738

 

 

 

繰延税金資産

5,857

6,891

 

 

 

その他

2,806

2,744

 

 

 

貸倒引当金

△91

△294

 

 

 

投資その他の資産合計

87,971

86,693

 

 

固定資産合計

296,034

287,054

 

資産合計

640,631

657,944

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

50,326

48,048

 

 

短期借入金

80,772

65,211

 

 

コマーシャル・ペーパー

8,500

7,500

 

 

1年内償還予定の社債

10,000

10,000

 

 

リース債務

698

645

 

 

未払法人税等

4,083

8,812

 

 

未払消費税等

1,468

1,400

 

 

デリバティブ債務

3,217

842

 

 

賞与引当金

6,263

7,355

 

 

製品保証引当金

747

697

 

 

工事損失引当金

77

102

 

 

事業構造改善引当金

0

-

 

 

棚卸資産処分損失引当金

730

680

 

 

その他の引当金

-

23

 

 

その他

37,607

38,150

 

 

流動負債合計

204,495

189,472

 

固定負債

 

 

 

 

社債

40,000

40,000

 

 

長期借入金

61,447

43,349

 

 

リース債務

1,606

1,431

 

 

繰延税金負債

12,941

9,942

 

 

役員退職慰労引当金

297

218

 

 

環境対策引当金

1,096

616

 

 

金属鉱業等鉱害防止引当金

841

822

 

 

退職給付に係る負債

27,173

26,039

 

 

資産除去債務

3,971

4,227

 

 

その他

741

967

 

 

固定負債合計

150,117

127,615

 

負債合計

354,613

317,087

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

42,223

42,289

 

 

資本剰余金

17,503

17,683

 

 

利益剰余金

197,068

252,582

 

 

自己株式

△630

△634

 

 

株主資本合計

256,164

311,921

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

6,227

1,110

 

 

繰延ヘッジ損益

△4,163

△1,167

 

 

為替換算調整勘定

19,916

19,220

 

 

退職給付に係る調整累計額

377

461

 

 

その他の包括利益累計額合計

22,357

19,624

 

非支配株主持分

7,495

9,310

 

純資産合計

286,018

340,856

負債純資産合計

640,631

657,944

 

 

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書

連結損益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

売上高

646,697

712,344

売上原価

551,299

562,106

売上総利益

95,397

150,237

販売費及び一般管理費

63,703

75,494

営業利益

31,694

74,743

営業外収益

 

 

 

受取利息

353

686

 

受取配当金

7,425

607

 

不動産賃貸料

658

544

 

持分法による投資利益

3,239

4,617

 

為替差益

2,977

-

 

その他

1,728

1,182

 

営業外収益合計

16,382

7,638

営業外費用

 

 

 

支払利息

2,526

2,615

 

為替差損

-

2,414

 

その他

1,036

941

 

営業外費用合計

3,563

5,971

経常利益

44,513

76,410

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

37

28

 

投資有価証券売却益

1,255

9,380

 

関係会社株式売却益

2

2,179

 

その他

32

44

 

特別利益合計

1,327

11,632

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

117

131

 

固定資産除却損

2,249

2,783

 

減損損失

23

2,817

 

関係会社株式評価損

987

-

 

貸倒引当金繰入額

2,595

328

 

その他

1,324

1,213

 

特別損失合計

7,295

7,274

税金等調整前当期純利益

38,545

80,768

法人税、住民税及び事業税

7,601

15,195

法人税等調整額

4,080

△1,932

法人税等合計

11,681

13,262

当期純利益

26,864

67,505

非支配株主に帰属する当期純利益

875

2,843

親会社株主に帰属する当期純利益

25,989

64,662

 

 

連結包括利益計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

当期純利益

26,864

67,505

その他の包括利益

 

 

 

その他有価証券評価差額金

2,733

△5,050

 

繰延ヘッジ損益

546

1,709

 

為替換算調整勘定

9,649

△768

 

退職給付に係る調整額

304

73

 

持分法適用会社に対する持分相当額

△416

1,204

 

その他の包括利益合計

12,816

△2,830

包括利益

39,680

64,675

(内訳)

 

 

 

親会社株主に係る包括利益

38,336

61,929

 

非支配株主に係る包括利益

1,344

2,746

 

 

(3)連結株主資本等変動計算書

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

42,178

18,729

183,080

△628

243,360

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

△12,000

 

△12,000

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

25,989

 

25,989

自己株式の取得

 

 

 

△2

△2

譲渡制限付株式報酬

44

44

 

 

89

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

△1,270

 

 

△1,270

株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

44

△1,226

13,988

△2

12,804

当期末残高

42,223

17,503

197,068

△630

256,164

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

その他有価証券

評価差額金

繰延ヘッジ損益

為替換算

調整勘定

退職給付に係る

調整累計額

その他の包括利益

累計額合計

当期首残高

3,362

△4,098

10,682

64

10,010

8,035

261,406

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

△12,000

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

 

25,989

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

△2

譲渡制限付株式報酬

 

 

 

 

 

 

89

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

 

 

 

 

 

△1,270

株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)

2,865

△64

9,233

312

12,347

△539

11,807

当期変動額合計

2,865

△64

9,233

312

12,347

△539

24,611

当期末残高

6,227

△4,163

19,916

377

22,357

7,495

286,018

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

(単位:百万円)

 

株主資本

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

42,223

17,503

197,068

△630

256,164

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

△9,147

 

△9,147

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

64,662

 

64,662

自己株式の取得

 

 

 

△3

△3

譲渡制限付株式報酬

66

66

 

 

132

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

113

 

 

113

株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

66

179

55,514

△3

55,757

当期末残高

42,289

17,683

252,582

△634

311,921

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

その他有価証券

評価差額金

繰延ヘッジ損益

為替換算

調整勘定

退職給付に係る

調整累計額

その他の包括利益

累計額合計

当期首残高

6,227

△4,163

19,916

377

22,357

7,495

286,018

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

 

 

 

△9,147

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

 

 

 

 

64,662

自己株式の取得

 

 

 

 

 

 

△3

譲渡制限付株式報酬

 

 

 

 

 

 

132

非支配株主との取引に係る親会社の持分変動

 

 

 

 

 

 

113

株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)

△5,116

2,995

△695

83

△2,733

1,814

△918

当期変動額合計

△5,116

2,995

△695

83

△2,733

1,814

54,838

当期末残高

1,110

△1,167

19,220

461

19,624

9,310

340,856

 

 

 

(4)連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税金等調整前当期純利益

38,545

80,768

 

減価償却費

34,387

33,191

 

減損損失

23

2,817

 

関係会社株式売却益

△2

△2,179

 

固定資産売却損益(△は益)

79

103

 

固定資産除却損

2,249

2,783

 

投資有価証券売却損益(△は益)

△1,238

△9,380

 

貸倒引当金の増減額(△は減少)

2,611

271

 

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

△1,290

△954

 

受取利息及び受取配当金

△7,778

△1,294

 

支払利息

2,526

2,615

 

為替差損益(△は益)

△849

△156

 

持分法による投資損益(△は益)

△3,239

△4,617

 

関係会社株式評価損

987

-

 

売上債権及び契約資産の増減額(△は増加)

△1,535

△6,684

 

棚卸資産の増減額(△は増加)

15,983

△16,170

 

仕入債務の増減額(△は減少)

△11,282

△1,192

 

その他

3,599

4,577

 

小計

73,775

84,498

 

利息及び配当金の受取額

7,782

1,291

 

持分法適用会社からの配当金の受取額

802

721

 

利息の支払額

△2,522

△2,592

 

法人税等の支払額

△9,858

△11,366

 

法人税等の還付額

5,018

3,602

 

その他

344

544

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

75,343

76,697

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の取得による支出

△29,043

△28,988

 

有形固定資産の売却による収入

290

290

 

無形固定資産の取得による支出

△2,560

△2,404

 

固定資産の除却による支出

△1,840

△2,011

 

投資有価証券の取得による支出

△561

△853

 

投資有価証券の売却による収入

1,707

9,860

 

短期貸付金の増減額(△は増加)

△2,284

△654

 

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入

-

4,302

 

その他

△621

△415

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

△34,914

△20,873

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

 至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

 至 2025年3月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

2,205

△7,079

 

コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少)

△9,500

△1,000

 

長期借入れによる収入

4,160

5,200

 

長期借入金の返済による支出

△17,525

△29,878

 

リース債務の返済による支出

△706

△853

 

社債の発行による収入

10,000

10,000

 

社債の償還による支出

△10,000

△10,000

 

配当金の支払額

△12,000

△9,147

 

非支配株主への配当金の支払額

△485

△497

 

連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出

△2,616

△320

 

その他

△88

△57

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

△36,557

△43,634

現金及び現金同等物に係る換算差額

1,792

△205

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

5,662

11,982

現金及び現金同等物の期首残高

26,816

32,479

非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の増加額

-

3

現金及び現金同等物の期末残高

32,479

44,465

 

 

(5)連結財務諸表に関する注記事項

(継続企業の前提に関する注記)

該当事項はありません。

 

(会計方針の変更)

(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)

「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用しております。

法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日。以下「2022年改正適用指針」という。)第65-2項(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、これによる連結財務諸表に与える影響はありません。

また、連結会社間における子会社株式等の売却に伴い生じた売却損益を税務上繰り延べる場合の連結財務諸表における取扱いの見直しに関連する改正については、2022年改正適用指針を当連結会計年度の期首から適用しております。当該会計方針の変更は、遡及適用され、前連結会計年度については遡及適用後の連結財務諸表となっております。なお、これによる前連結会計年度の連結財務諸表に与える影響はありません。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

(1)報告セグメントの決定方針

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、本社に製品・サービス別の事業本部を置き、各事業本部は、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社は、事業本部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、事業活動の内容及び経営環境に関して適切な情報を提供するため、経済的特徴及び商品・サービス等の要素が概ね類似する複数の事業セグメントを集約した「機能材料事業」、「金属事業」、「モビリティ事業」及び「その他の事業」の4つを報告セグメントとしております。

(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

各セグメントの主要製品は以下のとおりであります。

セグメント

主要製品等

機能材料

銅箔(キャリア付極薄銅箔、プリント配線板用電解銅箔等)
機能粉(電子材料用金属粉、酸化タンタル等)  
電池材料(水素吸蔵合金等) 
スパッタリングターゲット(ITO等)
セラミックス製品

金属

亜鉛、鉛、銅、金、銀、資源リサイクル

モビリティ

排ガス浄化触媒
自動車用ドアロック
ダイカスト製品、粉末冶金製品

その他の事業

伸銅品、パーライト製品、各種産業プラントエンジニアリング

 

 

 (報告セグメントの変更)

当連結会計年度より、組織変更に伴いセグメント区分の見直しを行っております。従来「その他の事業」セグメントに含めていた一部の子会社を「機能材料」セグメントに変更しております。

なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、在外子会社等の収益、費用及び資産の本邦通貨への換算処理の取扱いを除き、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と概ね同一であります。

在外子会社等の収益、費用及び資産の本邦通貨への換算処理の取扱いについては、主に予算作成時において想定した為替相場に基づいた数値であります。

事業セグメントの利益は経常利益をベースとした数値であります。

セグメント間の内部収益及び振替高は、市場実勢価格に基づいております。

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額
(注1)

連結
財務諸表
計上額
(注2)

機能
材料

金属

モビリティ

その他の

事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上高

118,568

211,026

216,837

84,671

631,104

15,593

646,697

セグメント間
の内部売上高
又は振替高

5,530

35,776

1,514

28,529

71,351

△71,351

124,099

246,803

218,352

113,200

702,455

△55,758

646,697

セグメント利益

16,421

16,071

11,282

3,171

46,946

△2,432

44,513

セグメント資産

114,209

242,535

160,420

87,248

604,414

36,217

640,631

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

7,615

13,104

7,631

1,407

29,758

4,629

34,387

のれんの償却額及び負ののれん償却額(△)

140

140

140

受取利息

53

75

260

50

440

△86

353

支払利息

403

512

1,313

125

2,355

171

2,526

持分法投資利益

1,948

1,288

3,236

2

3,239

持分法適用会社への投資額

28,160

21,574

49,734

△67

49,667

有形固定資産
及び無形固定
資産の増加額

7,525

11,846

4,614

1,780

25,766

6,273

32,039

 

(注) 1.調整額は以下のとおりであります。

(1) 外部顧客への売上高の調整額は、主に在外子会社の売上高の本邦通貨への換算処理における差額(予算作成時において想定した為替相場と期中平均為替相場との差)であります。セグメント利益の調整額△2,432百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,871百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び試験研究費であります。

(2) セグメント資産の調整額36,217百万円には、本社管理部門に対する債権の相殺消去△15,647百万円、セグメント間債権の相殺消去△16,672百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産75,004百万円及びその他の調整額△6,467百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属していない本社資産であります。

2.セグメント利益は、連結財務諸表の経常利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額
(注1)

連結
財務諸表
計上額
(注2)

機能
材料

金属

モビリティ

その他の

事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への
売上高

146,347

247,416

203,633

94,061

691,458

20,885

712,344

セグメント間
の内部売上高
又は振替高

7,104

47,407

1,277

29,028

84,817

△84,817

153,451

294,823

204,911

123,089

776,276

△63,931

712,344

セグメント利益

25,210

44,455

14,698

2,879

87,244

△10,834

76,410

セグメント資産

127,891

266,147

160,424

82,858

637,321

20,622

657,944

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

7,807

11,977

7,017

1,252

28,055

5,135

33,191

のれんの償却額及び負ののれん償却額(△)

140

140

140

受取利息

90

98

573

85

848

△161

686

支払利息

366

658

1,239

159

2,424

191

2,615

持分法投資利益

2,987

1,637

4,625

△7

4,617

持分法適用会社への投資額

32,152

22,672

54,824

△124

54,699

有形固定資産
及び無形固定
資産の増加額

6,876

12,775

4,830

1,314

25,795

5,571

31,367

 

(注) 1.調整額は以下のとおりであります。

(1) 外部顧客への売上高の調整額は、主に在外子会社の売上高の本邦通貨への換算処理における差額(予算作成時において想定した為替相場と期中平均為替相場との差)であります。セグメント利益の調整額△10,834百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△12,598百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費及び試験研究費であります。

(2) セグメント資産の調整額20,622百万円には、本社管理部門に対する債権の相殺消去△14,418百万円、セグメント間債権の相殺消去△14,670百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産63,678百万円及びその他の調整額△13,967百万円が含まれております。全社資産は、主に報告セグメントに帰属していない本社資産であります。

2.セグメント利益は、連結財務諸表の経常利益と調整を行っております。

 

 

 

(1株当たり情報)

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

1株当たり純資産額

4,872円30銭

1株当たり純資産額

5,798円07銭

1株当たり当期純利益金額

454円71銭

1株当たり当期純利益金額

1,130円95銭

 

(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

25,989

64,662

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益(百万円)

25,989

64,662

普通株式の期中平均株式数(株)

57,155,618

57,175,348

 

 

3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

  至 2025年3月31日)

純資産の部の合計額(百万円)

286,018

340,856

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)

7,495

9,310

(うち非支配株主持分(百万円))

(7,495)

(9,310)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)

278,522

331,546

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
普通株式の数(株)

57,164,519

57,182,191

 

 

 

(重要な後発事象)

(連結子会社株式の売却について)

当社は、2025年5月13日開催の取締役会において、当社の連結子会社である三井金属アクト株式会社の全株式を株式会社ハイレックスコーポレーションに譲渡することを決議し、同日付けで株式譲渡契約を締結しております。

 

(1) 株式譲渡の目的

三井金属アクトは、自動車のドア構成製品から電動ドアシステムまで、企画・開発・製造を一貫して自社で行うドア周り専門自動車機器メーカーであり、世界トップクラスのシェアを誇ります。

当社は、中期経営計画「22中計」がスタートした2022年度より事業ポートフォリオの動的管理を行い、機能材料を中心とした価値の拡大事業及び次世代の事業創出を担う事業創造本部など価値の育成事業に経営資源を集中するとともに、価値の再構築事業を中心に社内外のベストオーナーの探索を続けてまいりました。

自動車業界ではCASEをはじめとする技術革新が進み、産業構造や事業環境は大きく変化しており、三井金属アクトが持続的な成長を実現するには、変化に対応し、システムサプライヤーとして付加価値を高めることが必要と認識しております。

ハイレックスコーポレーションは、三井金属アクトと同じく自動車ドア関連の部品を扱うシステム製品の世界トップサプライヤーを目指している企業であり、三井金属アクトが環境変化に対応し、さらなる成長をするための経営資源を有しております。営業・マーケティング面においても販路や供給能力を相互補完することも期待できます。これらの観点から、当社が保有する三井金属アクトの全株式をハイレックスコーポレーションに譲渡することが最適であるとの結論に至りました。

 

(2) 譲渡する相手先の名称

株式会社ハイレックスコーポレーション

 

(3) 譲渡の時期

2025年10月~12月(予定)

 

(4) 当該子会社の概要

①名称

三井金属アクト株式会社

②事業内容

自動車用機能部品の開発、製造及び販売

 

(5) 譲渡する株式の数、譲渡後の持分比率、譲渡価額及び譲渡損益

①譲渡する株式の数

1,480万株

②譲渡後の持分比率

-%

③譲渡価額

11,300百万円(見込)

④譲渡損益

特別損失として約19,700百万円(見込)を連結損益計算書に計上予定であります。