|
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… |
2 |
|
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… |
2 |
|
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… |
4 |
|
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… |
5 |
|
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… |
6 |
|
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… |
6 |
|
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… |
7 |
|
(1)連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………………………… |
7 |
|
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… |
9 |
|
(3)連結持分変動計算書 ……………………………………………………………………………………………… |
11 |
|
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… |
13 |
|
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… |
15 |
当社グループは、資本市場における財務諸表の国際的な比較可能性の向上、及びグループ内での会計処理の統一などを目的とし、2016年3月期から従来の日本基準に替えて国際会計基準(以下「IFRS」という。)を任意適用しております。
またIFRSでは、既に処分されたか又は売却目的保有に分類された事業について、非継続事業として区分することとされております。そのため、当連結会計年度及び前連結会計年度の「売上収益」、「営業利益」及び「税引前当期利益」には、非継続事業を差し引いた継続事業から生じた金額を表示しております。
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度において、株式会社プリメディカ(以下「プリメディカ」という。)の株式の全てを売却したことにより、同社及びその子会社を非継続事業に分類いたしました。その結果、報告セグメントは「ものづくり(部品・材料)」及び「ものづくり(音響機器関連)」の2つのセグメントで構成されることとなりました。
当連結会計年度における事業の状況は、以下のとおりであります。
なお、上記の非継続事業への分類に伴い、前連結会計年度の関連する数値は修正再表示しております。
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
|
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
前年同期比 |
|
|
売上収益 |
90,052 |
|
106,539 |
|
16,487 |
(18.3%) |
|
事業EBITDA(注) |
17,696 |
|
24,283 |
|
6,587 |
(37.2%) |
|
営業利益 |
14,388 |
|
20,507 |
|
6,118 |
(42.5%) |
|
税引前当期利益 |
13,677 |
|
20,437 |
|
6,759 |
(49.4%) |
|
親会社の所有者に帰属する当期利益 |
10,199 |
|
16,120 |
|
5,921 |
(58.1%) |
|
基本的1株当たり当期利益(円) |
285.88 |
|
451.61 |
|
165.73 |
(58.0%) |
(注) 事業EBITDA=営業利益±その他の収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)
(売上収益)
「音響機器関連」事業においては、引き続き強い需要に支えられ、好調に推移いたしました。「部品・材料」事業においては、欧州、アジアにおける需要の停滞等により前年並みとなりました。連結では「音響機器関連」事業のけん引により、売上収益は1,065億39百万円(前年同期比18.3%増)と大きく伸長いたしました。
(事業EBITDA)
上記のとおり売上収益は前年同期比18.3%増と好調に推移し、研究開発費や体制強化などの先行投資は計画通りに行っておりますが、特に「音響機器関連」事業における収益性の向上が寄与し、事業EBITDAは242億83百万円(前年同期比37.2%増)となりました。
(営業利益)
上述の事業EBITDAの増加が寄与し、営業利益は205億7百万円(前年同期比42.5%増)となりました。
(親会社の所有者に帰属する当期利益)
上述に加え、当連結会計年度において、プリメディカの株式譲渡に伴い非継続事業からの当期利益を計上したことから、親会社の所有者に帰属する当期利益は161億20百万円(前年同期比58.1%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、以下のとおりであります。
各セグメント別の売上収益は外部顧客への売上収益を記載しており、また、セグメント利益を表す事業EBITDAは営業利益±その他の収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)の計算式で算出しております。
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
|
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
前年同期比 |
|||||||||||||
|
売上収益 |
|
事業EBITDA |
|
事業EBITDA マージン (%) |
|
売上収益 |
|
事業EBITDA |
|
事業EBITDA マージン (%) |
|
売上収益 |
|
事業EBITDA |
|
事業EBITDA マージン (pt) |
||
|
ものづくり |
部品・材料 |
11,781 |
|
3,198 |
|
27.2 |
|
11,975 |
|
3,270 |
|
27.3 |
|
193 |
|
71 |
|
0.2 |
|
|
音響機器関連 |
78,270 |
|
15,814 |
|
20.2 |
|
94,564 |
|
22,024 |
|
23.3 |
|
16,293 |
|
6,209 |
|
3.1 |
|
|
合計 |
90,052 |
|
19,013 |
|
21.1 |
|
106,539 |
|
25,294 |
|
23.7 |
|
16,487 |
|
6,281 |
|
2.6 |
|
全社費用 |
|
- |
|
△1,316 |
|
- |
|
- |
|
△1,010 |
|
- |
|
- |
|
306 |
|
- |
① ものづくり(部品・材料)
部品・材料事業のコスメカテゴリにおいては、中国、欧州を中心とした地域の需要の停滞の影響を受けました。しかしながら筆記カテゴリにおいては北米を中心に需要の回復の兆しが見え、MIMカテゴリにおいては、輸送機器部品が順調に伸び、トータルでは前年を上回り着地いたしました。引き続き原価低減には取り組んでおり、売上収益は119億75百万円(前年同期比1.6%増)、事業EBITDAは32億70百万円(前年同期比2.2%増)と前年同期と比べ71百万円の増益となりました。
② ものづくり(音響機器関連)
音響機器関連事業においては、欧米での販売好調、為替が有利に働いたこと等により増収となりました。加えて原価低減施策が奏功し、新規事業や研究開発投資を計画通り遂行しているものの、売上収益は945億64百万円(前年同期比20.8%増)、事業EBITDAは220億24百万円(前年同期比39.3%増)と前年同期と比べ62億9百万円の増益となりました。
(2)当期の財政状態の概況
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (2023年12月31日) |
|
当連結会計年度 (2024年12月31日) |
|
対前連結会計年度 増減率(%) |
|
資産合計 |
279,471 |
|
299,368 |
|
7.1 |
|
流動資産 |
114,967 |
|
135,122 |
|
17.5 |
|
非流動資産 |
164,504 |
|
164,245 |
|
△0.2 |
|
負債合計 |
73,626 |
|
76,408 |
|
3.8 |
|
流動負債 |
30,752 |
|
37,798 |
|
22.9 |
|
非流動負債 |
42,874 |
|
38,610 |
|
△9.9 |
|
資本合計 |
205,844 |
|
222,960 |
|
8.3 |
|
親会社の所有者に帰属する持分 |
205,374 |
|
222,246 |
|
8.2 |
|
非支配持分 |
469 |
|
713 |
|
51.9 |
当連結会計年度末の資産合計は2,993億68百万円となり、前連結会計年度末と比較して198億96百万円増加いたしました。科目別の詳細は以下のとおりであります。
流動資産は、201億55百万円の増加となりました。これは主に現金及び現金同等物が226億66百万円増加したことによるものであります。
非流動資産は、2億58百万円の減少となりました。これは主にのれんが11億95百万円、その他の金融資産が6億22百万円増加し、無形資産が5億19百万円、持分法で会計処理されている投資が5億48百万円、繰延税金資産が4億8百万円減少したことによるものであります。
負債合計は27億81百万円の増加となりました。これは主に仕入債務及びその他の債務が37億97百万円、未払法人所得税が30億90百万円増加し、借入金(流動・非流動)が51億92百万円減少したことによるものであります。
資本合計は、171億15百万円の増加となりました。これは主に配当金の支払53億17百万円があったものの、親会社の所有者に帰属する当期利益161億20百万円及びその他の包括利益61億93百万円を計上したことによるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
|
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
△31,588 |
|
32,595 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
23,166 |
|
38 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
△18,892 |
|
△11,828 |
|
現金及び現金同等物の為替変動による影響額 |
1,068 |
|
1,861 |
|
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) |
△26,246 |
|
22,666 |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
70,190 |
|
92,856 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ226億66百万円増加し、928億56百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは325億95百万円の資金の増加となりました。
表示科目単位での資金の増加の主な要因は、税引前当期利益204億37百万円、減価償却費及び償却費55億39百万円、法人所得税費用の還付額73億62百万円となっております。なお、法人所得税費用は、前連結会計年度において実施した中間納付の額が過大となったため還付を受けたものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは38百万円の資金の増加となりました。
表示科目単位での資金の増加の主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入34億28百万円、その他の金融資産の売却及び償還による収入10億28百万円となっております。資金の減少の主な要因は、有形固定資産の取得による支出9億54百万円、無形資産の取得による支出6億85百万円、その他の金融資産の取得による支出27億43百万円となっております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは118億28百万円の資金の減少となりました。
表示科目単位での資金の減少の主な要因は、長期借入金の返済による支出53億35百万円、配当金の支払額53億17百万円となっております。
(4)今後の見通し
(次期の見通し)
次期も引き続き、基盤事業であるものづくり事業の成長に適切に投資していく計画であります。
長引くウクライナ紛争やアメリカの政権交代などに伴う、不透明感が払しょくできない社会情勢ではありますが、事業を取り巻く様々な要因の最新の情報に基づき予想を作成しております。
上記の結果、売上収益は1,126億円と5.7%程度伸長するものと見込んでおります。事業成長により売上収益は伸長いたしますが、前連結会計年度に存在した為替影響を控除し、事業EBITDAは233億円、営業利益は174億円を見込んでおります。
なお、次期第2四半期(上期)の見通しにつきましては、ものづくりセグメントにおける音響機器関連事業の売上収益が下期に増加する傾向にあること等に伴い、売上収益は下期に比べて76億円少ない525億円(下期は売上収益601億円)を見込んでおります。また、売上収益が下期に偏重していることにより、営業利益は下期に比べて14億円少ない80億円(下期は営業利益94億円)を見込んでおります。
これらにより、通期の連結業績につきましては、売上収益1,126億円、事業EBITDA233億円、営業利益174億円及び親会社の所有者に帰属する当期利益117億円を予想しております。
また、通期の連結業績予想における為替レートにつきましては、以下のとおりです。
|
|
|
米ドル |
|
ユーロ |
|
為替レート(平均) |
|
150.00円 |
|
156.00円 |
|
為替レート(期末) |
|
150.00円 |
|
156.00円 |
上記連結業績の予想については、国際会計基準(IFRS)での予想になります。
(利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当)
当社グループは、株主に対する配当政策を重要施策のひとつと考えております。具体的には、長期的な経営基盤の強化に努めるとともに、安定的・継続的に行う旨を基本としつつ、その実施にあたりましては、当期及び今後の経営成績も勘案して総合的に決定することとしております。
当連結会計年度決算におきましては、中間配当として1株当たり58円をお支払いし、また期末配当として1株当たり123円を実施することにいたしました。これにより、中間配当を含め年間配当金は1株当たり181円、配当性向は40.1%となる予定でございます。
今後の基本方針としては、新たに発表した中期経営計画 FY30での方針のとおり、配当(配当性向とDOEを指標)と自己株式の取得により総還元性向50%以上を目標とし、継続して安定的な配当を目指していきたいと考えております。次期の配当金につきましては、配当性向に加え、DOEを採用し、配当予想は株式分割考慮前で221円を予想しており、自己株式の取得も含めると、総還元性向は84%を予想しております。
今後も株主の皆様にご満足していただけるよう、一層の企業価値の向上を図っていくと共に、株価の動向や財務状況等を考慮しながら適切且つ機動的な対応を図ってまいりたいと考えております。
当社グループは、資本市場における財務諸表の国際的な比較可能性の向上、及びグループ内での会計処理の統一等を目的とし、2016年3月期から従来の日本基準に替えて国際会計基準(IFRS)を任意適用しております。
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (2023年12月31日) |
当連結会計年度 (2024年12月31日) |
|
資産 |
|
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
|
現金及び現金同等物 |
|
70,190 |
92,856 |
|
売上債権及びその他の債権 |
|
14,683 |
16,047 |
|
未収還付法人税等 |
|
11,860 |
2,001 |
|
棚卸資産 |
|
17,164 |
22,922 |
|
その他の金融資産 |
|
384 |
371 |
|
その他の流動資産 |
|
684 |
922 |
|
流動資産合計 |
|
114,967 |
135,122 |
|
|
|
|
|
|
非流動資産 |
|
|
|
|
有形固定資産 |
|
7,785 |
7,468 |
|
使用権資産 |
|
3,413 |
3,354 |
|
のれん |
|
49,256 |
50,451 |
|
無形資産 |
|
77,125 |
76,606 |
|
持分法で会計処理されている投資 |
|
1,673 |
1,124 |
|
退職給付に係る資産 |
|
372 |
177 |
|
その他の金融資産 |
|
22,801 |
23,423 |
|
繰延税金資産 |
|
2,001 |
1,593 |
|
その他の非流動資産 |
|
74 |
45 |
|
非流動資産合計 |
|
164,504 |
164,245 |
|
資産合計 |
|
279,471 |
299,368 |
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (2023年12月31日) |
当連結会計年度 (2024年12月31日) |
|
負債及び資本 |
|
|
|
|
負債 |
|
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
|
仕入債務及びその他の債務 |
|
6,454 |
10,252 |
|
借入金 |
|
15,170 |
14,407 |
|
契約負債 |
|
381 |
740 |
|
リース負債 |
|
779 |
968 |
|
その他の金融負債 |
|
257 |
244 |
|
未払法人所得税 |
|
441 |
3,531 |
|
引当金 |
|
236 |
331 |
|
その他の流動負債 |
|
7,029 |
7,322 |
|
流動負債合計 |
|
30,752 |
37,798 |
|
|
|
|
|
|
非流動負債 |
|
|
|
|
借入金 |
|
23,845 |
19,416 |
|
リース負債 |
|
2,783 |
2,588 |
|
繰延税金負債 |
|
15,753 |
16,145 |
|
退職給付に係る負債 |
|
263 |
279 |
|
引当金 |
|
118 |
170 |
|
その他の非流動負債 |
|
109 |
9 |
|
非流動負債合計 |
|
42,874 |
38,610 |
|
負債合計 |
|
73,626 |
76,408 |
|
|
|
|
|
|
資本 |
|
|
|
|
資本金 |
|
7,025 |
7,025 |
|
資本剰余金 |
|
38,339 |
38,177 |
|
利益剰余金 |
|
162,135 |
172,787 |
|
自己株式 |
|
△1,066 |
△1,029 |
|
その他の資本の構成要素 |
|
△1,058 |
5,285 |
|
親会社の所有者に帰属する持分合計 |
|
205,374 |
222,246 |
|
非支配持分 |
|
469 |
713 |
|
資本合計 |
|
205,844 |
222,960 |
|
負債及び資本合計 |
|
279,471 |
299,368 |
連結損益計算書
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
継続事業 |
|
|
|
|
売上収益 |
4 |
90,052 |
106,539 |
|
売上原価 |
|
△49,967 |
△53,877 |
|
売上総利益 |
|
40,084 |
52,661 |
|
販売費及び一般管理費 |
|
△26,725 |
△32,867 |
|
その他の収益 |
|
1,339 |
1,216 |
|
その他の費用 |
|
△309 |
△503 |
|
営業利益 |
|
14,388 |
20,507 |
|
持分法による投資損益 |
|
△982 |
△570 |
|
金融収益 |
|
827 |
1,029 |
|
金融費用 |
|
△557 |
△527 |
|
税引前当期利益 |
|
13,677 |
20,437 |
|
法人所得税費用 |
|
△3,546 |
△6,208 |
|
継続事業からの当期利益 |
|
10,131 |
14,229 |
|
|
|
|
|
|
非継続事業 |
|
|
|
|
非継続事業からの当期利益 |
6 |
78 |
1,900 |
|
当期利益 |
|
10,210 |
16,129 |
|
|
|
|
|
|
当期利益の帰属: |
|
|
|
|
親会社の所有者 |
|
10,199 |
16,120 |
|
非支配持分 |
|
10 |
9 |
|
|
|
|
|
|
1株当たり当期利益 |
5 |
|
|
|
基本的1株当たり当期利益(円) |
|
285.88 |
451.61 |
|
継続事業 |
|
283.83 |
398.39 |
|
非継続事業 |
|
2.05 |
53.22 |
|
希薄化後1株当たり当期利益(円) |
|
276.73 |
440.98 |
|
継続事業 |
|
274.70 |
388.06 |
|
非継続事業 |
|
2.04 |
52.92 |
連結包括利益計算書
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
当期利益 |
|
10,210 |
16,129 |
|
|
|
|
|
|
その他の包括利益 |
|
|
|
|
純損益に振り替えられることのない項目 |
|
|
|
|
その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動 |
|
7,351 |
△898 |
|
確定給付制度の再測定 |
|
71 |
△133 |
|
純損益に振り替えられることのない項目 合計 |
|
7,423 |
△1,032 |
|
|
|
|
|
|
純損益に振り替えられる可能性のある項目 |
|
|
|
|
在外営業活動体の換算差額 |
|
3,729 |
7,204 |
|
持分法適用会社に対する持分相当額 |
|
24 |
21 |
|
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 |
|
3,754 |
7,226 |
|
税引後その他の包括利益 |
|
11,177 |
6,193 |
|
当期包括利益合計 |
|
21,387 |
22,323 |
|
|
|
|
|
|
当期包括利益合計の帰属: |
|
|
|
|
親会社の所有者 |
|
21,376 |
22,314 |
|
非支配持分 |
|
10 |
9 |
前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
|
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
|||||
|
|
資本金 |
資本剰余金 |
利益剰余金 |
自己株式 |
その他の資本の構成要素 |
||
|
|
新株 予約権 |
その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動 |
|||||
|
当期首残高 |
|
7,025 |
41,411 |
157,863 |
△1,119 |
8 |
△12,633 |
|
当期利益 |
|
|
|
10,199 |
|
|
|
|
その他の包括利益 |
|
|
|
|
|
|
7,351 |
|
当期包括利益合計 |
|
- |
- |
10,199 |
- |
- |
7,351 |
|
非支配持分との取引等 |
|
|
△3,073 |
|
|
|
|
|
配当金 |
|
|
|
△5,527 |
|
|
|
|
自己株式の取得 |
|
|
|
|
△0 |
|
|
|
自己株式の処分 |
|
|
1 |
|
53 |
|
|
|
その他の包括利益から利益剰余金への振替 |
|
|
|
△400 |
|
|
471 |
|
その他 |
|
|
0 |
|
|
|
|
|
所有者との取引合計 |
|
- |
△3,072 |
△5,927 |
53 |
- |
471 |
|
当期末残高 |
|
7,025 |
38,339 |
162,135 |
△1,066 |
8 |
△4,809 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
非支配 持分 |
資本合計 |
|||
|
|
その他の資本の構成要素 |
合計 |
|||||
|
|
在外営業活動体の換算差額 |
確定給付制度の再測定 |
合計 |
||||
|
当期首残高 |
|
△11 |
- |
△12,636 |
192,544 |
350 |
192,895 |
|
当期利益 |
|
|
|
- |
10,199 |
10 |
10,210 |
|
その他の包括利益 |
|
3,754 |
71 |
11,177 |
11,177 |
|
11,177 |
|
当期包括利益合計 |
|
3,754 |
71 |
11,177 |
21,376 |
10 |
21,387 |
|
非支配持分との取引等 |
|
|
|
- |
△3,073 |
107 |
△2,965 |
|
配当金 |
|
|
|
- |
△5,527 |
|
△5,527 |
|
自己株式の取得 |
|
|
|
- |
△0 |
|
△0 |
|
自己株式の処分 |
|
|
|
- |
54 |
|
54 |
|
その他の包括利益から利益剰余金への振替 |
|
|
△71 |
400 |
- |
|
- |
|
その他 |
|
|
|
- |
0 |
|
0 |
|
所有者との取引合計 |
|
- |
△71 |
400 |
△8,545 |
107 |
△8,438 |
|
当期末残高 |
|
3,742 |
- |
△1,058 |
205,374 |
469 |
205,844 |
当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
|
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
|||||
|
|
資本金 |
資本剰余金 |
利益剰余金 |
自己株式 |
その他の資本の構成要素 |
||
|
|
新株 予約権 |
その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動 |
|||||
|
当期首残高 |
|
7,025 |
38,339 |
162,135 |
△1,066 |
8 |
△4,809 |
|
当期利益 |
|
|
|
16,120 |
|
|
|
|
その他の包括利益 |
|
|
|
|
|
|
△898 |
|
当期包括利益合計 |
|
- |
- |
16,120 |
- |
- |
△898 |
|
非支配持分との取引等 |
|
|
△179 |
|
|
|
|
|
配当金 |
|
|
|
△5,317 |
|
|
|
|
自己株式の取得 |
|
|
|
|
△0 |
|
|
|
自己株式の処分 |
|
|
18 |
|
36 |
|
|
|
連結子会社の売却による減少 |
|
|
|
|
|
|
|
|
その他の包括利益から利益剰余金への振替 |
|
|
|
△150 |
|
|
17 |
|
その他 |
|
|
0 |
|
|
|
|
|
所有者との取引合計 |
|
- |
△161 |
△5,468 |
36 |
- |
17 |
|
当期末残高 |
|
7,025 |
38,177 |
172,787 |
△1,029 |
8 |
△5,691 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
注記 |
親会社の所有者に帰属する持分 |
非支配 持分 |
資本合計 |
|||
|
|
その他の資本の構成要素 |
合計 |
|||||
|
|
在外営業活動体の換算差額 |
確定給付制度の再測定 |
合計 |
||||
|
当期首残高 |
|
3,742 |
- |
△1,058 |
205,374 |
469 |
205,844 |
|
当期利益 |
|
|
|
- |
16,120 |
9 |
16,129 |
|
その他の包括利益 |
|
7,226 |
△133 |
6,193 |
6,193 |
|
6,193 |
|
当期包括利益合計 |
|
7,226 |
△133 |
6,193 |
22,314 |
9 |
22,323 |
|
非支配持分との取引等 |
|
|
|
- |
△179 |
236 |
56 |
|
配当金 |
|
|
|
- |
△5,317 |
|
△5,317 |
|
自己株式の取得 |
|
|
|
- |
△0 |
|
△0 |
|
自己株式の処分 |
|
|
|
- |
54 |
|
54 |
|
連結子会社の売却による減少 |
|
|
|
- |
- |
△1 |
△1 |
|
その他の包括利益から利益剰余金への振替 |
|
|
133 |
150 |
- |
|
- |
|
その他 |
|
|
|
- |
0 |
|
0 |
|
所有者との取引合計 |
|
- |
133 |
150 |
△5,443 |
234 |
△5,208 |
|
当期末残高 |
|
10,968 |
- |
5,285 |
222,246 |
713 |
222,960 |
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
|
税引前当期利益 |
|
13,677 |
20,437 |
|
非継続事業からの税引前当期利益 |
6 |
75 |
2,752 |
|
利益に対する調整項目 |
|
|
|
|
減価償却費及び償却費 |
|
5,228 |
5,539 |
|
固定資産に係る損益(△は益) |
|
28 |
39 |
|
子会社株式売却損益(△は益) |
|
- |
△2,733 |
|
金融収益 |
|
△827 |
△1,029 |
|
金融費用 |
|
560 |
530 |
|
持分法による投資損益(△は益) |
|
982 |
570 |
|
その他 |
|
△726 |
△1,013 |
|
利益に対する調整項目合計 |
|
5,245 |
1,903 |
|
小計 |
|
18,998 |
25,093 |
|
営業活動に係る資産・負債の増減 |
|
|
|
|
売上債権及びその他の債権の増減額 (△は増加) |
|
1,102 |
△268 |
|
棚卸資産の増減額(△は増加) |
|
144 |
△3,750 |
|
仕入債務及びその他の債務の増減額 (△は減少) |
|
△32 |
3,313 |
|
その他 |
|
1,817 |
193 |
|
営業活動に係る資産・負債の増減合計 |
|
3,031 |
△511 |
|
小計 |
|
22,030 |
24,581 |
|
利息及び配当金の受取額 |
|
496 |
1,013 |
|
利息の支払額 |
|
△450 |
△362 |
|
法人所得税費用の支払額及び還付額 |
|
△53,664 |
7,362 |
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
|
△31,588 |
32,595 |
|
|
|
|
|
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
|
有形固定資産の取得による支出 |
|
△1,307 |
△954 |
|
有形固定資産の売却による収入 |
|
0 |
1 |
|
無形資産の取得による支出 |
|
△721 |
△685 |
|
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入 |
|
- |
3,428 |
|
持分法で会計処理されている投資の取得による支出 |
|
△0 |
- |
|
政府補助金による収入 |
|
- |
264 |
|
その他の金融資産の取得による支出 |
|
△1,962 |
△2,743 |
|
その他の金融資産の売却及び償還による収入 |
|
27,292 |
1,028 |
|
その他 |
|
△134 |
△301 |
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
|
23,166 |
38 |
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
|
|
|
|
短期借入金の返済による支出 |
|
△4,827 |
- |
|
長期借入金の返済による支出 |
|
△4,580 |
△5,335 |
|
配当金の支払額 |
|
△5,527 |
△5,317 |
|
リース負債の返済による支出 |
|
△816 |
△924 |
|
子会社新株予約権の行使による収入 |
|
12 |
- |
|
非支配持分からの子会社新株予約権の取得による支出 |
|
△3,153 |
- |
|
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出 |
|
- |
△245 |
|
その他 |
|
△0 |
△5 |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
|
△18,892 |
△11,828 |
|
|
|
|
|
|
現金及び現金同等物の為替変動による影響額 |
|
1,068 |
1,861 |
|
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) |
|
△26,246 |
22,666 |
|
現金及び現金同等物の期首残高 |
|
96,436 |
70,190 |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
|
70,190 |
92,856 |
(5)連結財務諸表に関する注記事項
1.報告企業
ノーリツ鋼機株式会社(以下「当社」という。)は、日本国に所在する株式会社であります。本連結財務諸表は、当社及び子会社(以下「当社グループ」という。)、並びに当社の関連会社に対する持分により構成されております。当社グループは、グローバルに通用する高い技術を活用したものづくり(部品・材料)事業、ものづくり(音響機器関連)事業を主に行っております。事業の詳細は、注記「4.事業セグメント」に記載しております。当社グループの2024年12月31日に終了する期間の連結財務諸表は、2025年2月14日に取締役会によって承認されております。
2.作成の基礎
(1) 連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第312条の規定により、国際会計基準(以下「IFRS」という。)に準拠して作成しております。
当社グループは、2016年3月期からIFRSを適用しております。
(2) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈のない限り、百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
(3) 重要な会計上の見積り及び判断の利用
連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行うことが要求されております。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間及び将来の会計期間において認識しております。
経営者が行った重要な見積り及び判断を行った項目で連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断項目は以下のとおりであります。
のれん及び耐用年数を確定できない無形資産の減損(注記「3.重要性がある会計方針 (9) 非金融資産の減損」)
のれんの減損の判断及び耐用年数を確定できない無形資産の減損金額を判断する際に、のれんが配分された又は耐用年数を確定できない無形資産が属する資金生成単位グループの回収可能価額の見積りが必要となります。
回収可能価額の見積りにあたり、資金生成単位グループにより生じることが予想される将来キャッシュ・フロー及びその現在価値を算定するための割引率を見積っております。
もし、資金生成単位グループにより生じると予想した将来キャッシュ・フローが減少した場合又は現在価値を算定するための割引率が上昇した場合には減損損失が発生する可能性があります。
(4) 基準及び解釈指針の早期適用
当社グループは、「投資者とその関連会社又は共同支配企業の間での資産の売却又は拠出」(IFRS第10号「連結財務諸表」及びIAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」の修正)を2020年3月期より早期適用しております。
(5) 未適用の公表済み基準書及び解釈指針
連結財務諸表の承認日までに新設又は改訂が行われた新基準書及び新解釈指針のうち、当社グループが早期適用していない主なものは以下のとおりであります。
なお、この基準の適用による影響は検討中であります。
|
IFRS |
基準名 |
強制適用時期 (以降開始年度) |
当社グループ 適用年度 |
新設・改訂の概要 |
|
IFRS第18号 |
財務諸表における表示及び開示 |
2027年1月1日 |
2027年12月期 |
財務諸表における表示及び開示に関する現行の会計基準であるIAS第1号を置き換える新基準 |
3.重要性がある会計方針
(1) 連結の基礎
① 子会社
子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。その企業への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、その企業に対するパワーによりそのリターンに影響を及ぼす能力を有している場合、当社グループはその企業を支配しています。
当社グループは投資先の議決権の過半数を有していなくても、他の議決権保有者との契約上の取決め、他の契約上の取決めから生じる権利、事実上の支配等の要因を考慮してパワーを有すると判断することがあります。
子会社の財務諸表は、支配を獲得した日から支配を喪失する日までの間、当社グループの連結財務諸表に含まれております。
連結子会社の決算日が連結決算日と異なる場合には、連結会計年度末日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
子会社が適用する会計方針が当社の適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて調整を行っております。
連結財務諸表の作成にあたり、当社グループ間の債権債務残高及び取引、並びに当社グループ内の取引によって発生した未実現損益は消去しております。
支配を喪失しない子会社の当社グループの所有持分の変動は、資本取引として会計処理しております。
当社グループが子会社の支配を喪失する場合、処分損益は以下の差額として算定し、純損益で認識します。
・受取対価の公正価値及び残存部分の公正価値の合計
・子会社の資産(のれんを含む)、負債及び非支配持分の支配喪失時の帳簿価額
② 関連会社
関連会社とは、当社グループが当該その企業の財務及び経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配又は共同支配を有していない企業をいいます。関連会社に対する投資は、持分法を用いて会計処理しており、取得時に取得原価で認識しております。当社の投資には、取得時に認識したのれんが含まれております。
連結財務諸表には、重要な影響力を有した日から重要な影響力を喪失する日までの純損益及びその他の包括利益の当社の持分を認識し、投資額を修正しています。
関連会社の損失に対する当社グループの持分相当額が当該会社に対する投資持分を超過するまで、当該持分相当額は純損益に計上しております。さらなる超過額は、当該投資持分の帳簿価額をゼロまで減額し、当社グループが関連会社に代わって債務(法的債務又は推定的債務)を負担する、又は支払いを行う場合を除き、損失として認識しておりません。
③ 共同支配企業
共同支配企業とは、当社を含む複数の当事者により支配が共有され、重要な事業活動の意思決定に、支配を共有している当事者の全員一致の合意を必要とする企業をいいます。共同支配企業への投資は、持分法を用いて会計処理しております。
(2) 企業結合
企業結合は、取得法を用いて会計処理しております。取得原価は、当社グループが移転した資産、当社グループが引き受けた被取得企業の旧所有者の負債、偶発負債及び支配獲得日における当社グループが発行した資本性金融商品の公正価値の合計として測定されます。取得原価と被取得企業の非支配持分の金額合計が、識別可能な資産及び負債の公正価値の正味の金額を超過する場合は、連結財政状態計算書においてのれんとして計上しております。また、下回る場合には、直ちに連結損益計算書において純損益として認識しております。
企業結合が生じた期間の末日までに企業結合の当初の会計処理が完了していない場合には、暫定的な金額で会計処理を行い、取得日から1年以内の測定期間において、暫定的な金額の修正を行います。
なお、発生した取得関連費用は、発生時に費用処理しております。
(3) 外貨換算
① 外貨建取引
グループ内の各企業はそれぞれ独自の機能通貨を定めており、各企業の取引はその機能通貨により測定しております。
外貨建取引は、取引日の直物為替レートを用いて機能通貨に換算しております。外貨建の貨幣性資産及び負債は、期末日の直物為替レートにより機能通貨に換算しております。当該換算及び決済により生じる換算差額は、純損益で認識しております。
取得原価により測定する外貨建の非貨幣性資産及び負債は、取引日の直物為替レートにより機能通貨に換算しております。公正価値により測定する外貨建の非貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の算定日における直物為替レートにより機能通貨に換算しております。非貨幣性資産及び負債の為替換算差額は、非貨幣性資産及び負債に係る利得又は損失をその他の包括利益に認識する場合には、当該利得又は損失の為替部分はその他の包括利益に認識し、非貨幣性資産及び負債に係る利得又は損失を純損益に認識する場合には、当該利得又は損失の為替部分は純損益で認識しております。
② 在外営業活動体
表示通貨と異なる機能通貨を使用している在外営業活動体については、資産及び負債は期末日の直物為替レートにより、収益及び費用は直物為替レートの期中平均を用いて表示通貨である日本円に換算しております。
在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる為替換算差額は、その他の資本の構成要素に含めて表示しております。
(4) 現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、要求払預金及び容易に換金可能であり、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から満期日までの期間が3ヶ月以内の短期投資としております。
(5) 棚卸資産
棚卸資産は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い方の金額で測定しております。棚卸資産の取得原価は、原材料費、直接労務費、その他の直接費及び関連する製造間接費(正常生産能力に基づいている)が含まれており、個々の棚卸資産に代替性がない場合は個別法により、また個々の棚卸資産に代替性がある場合は主として加重平均法に基づいて配分されております。各棚卸資産の正味実現可能価額は、通常の事業の過程における予想売価から、完成までに要する見積原価及び販売に要する見積費用を控除して算定しております。
(6) 有形固定資産
有形固定資産については、原価モデルを適用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
取得原価には、資産の取得に直接関連する費用、解体、除去等に係る費用、及び設置していた場所の原状回復費用等が含まれております。
減価償却費は償却可能価額をもとに算定しております。償却可能価額は、資産の取得価額から残存価額を差し引いて算出しております。土地等の償却を行わない資産を除き、見積耐用年数にわたって定額法で減価償却を行っております。主な見積耐用年数は以下のとおりであります。
・建物及び構築物 2年~50年
・機械装置及び運搬具 2年~16年
なお、見積耐用年数、減価償却方法及び残存価額は連結会計年度末日ごとに見直しを行い、変更があった場合には、会計上の見積りの変更として将来に向かって調整しております。
取得後コストは、通常の修繕及び維持のための費用はすべて発生時に費用として処理し、当該項目に関連する将来の経済的便益が当社グループに流入する可能性が高く、かつその費用を合理的に見積ることができる場合には、当該資産の帳簿価額に含めるか、又は適切な場合には個別の資産として認識しております。
(7) 無形資産及びのれん
① のれん
のれんは取得原価から減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
のれんは償却を行わず、年に一度、もしくは減損の兆候を識別した時にはその都度、減損テストを行っております。
② 無形資産
1.個別に取得した無形資産
無形資産については、原価モデルを適用し、当初認識時に取得原価で測定しております。当初認識後、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
2.研究開発費
研究活動の支出は、発生した年度の費用として計上しております。
開発過程(又は内部プロジェクトの開発段階)で発生した費用は、以下のすべての条件を満たしたことを立証できる場合にのみ、資産計上することとしております。
・使用又は売却できるように無形資産を完成させることの技術上の実行可能性
・無形資産を完成させ、さらにそれを使用又は売却するという企業の意図
・無形資産を使用又は売却できる能力
・無形資産が可能性の高い将来の経済的便益を創出する方法
・無形資産を完成させて、無形資産を使用するか又は売却するために必要となる、適切な技術上、財務上及びその他の資源の利用可能性
・開発期間中に無形資産に起因する支出を信頼性をもって測定できる能力
無形資産の当初認識額は、無形資産が上記の条件のすべてを初めて満たした日から開発完了までに発生した費用の合計額であります。無形資産が認識されない場合、開発費用は連結会計年度の費用として認識しております。
当初認識後、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示することとしております。
3.企業結合で取得した無形資産
企業結合で取得した無形資産の当初認識額は、取得日現在における公正価値で認識しております。
当初認識後、企業結合で取得した無形資産は、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で表示しております。
4.償却
無形資産は、見積耐用年数にわたって、定額法で償却しております。主な無形資産の見積耐用年数は以下のとおりであります。
・ソフトウェア 2年~5年
・顧客関連無形資産 12.5年~25年
・技術関連無形資産 5年~19年
なお、見積耐用年数、減価償却方法及び残存価額は連結会計年度末日ごとに見直しを行い、変更があった場合には、会計上の見積りの変更として将来に向かって調整しております。耐用年数を確定できない無形資産及び未だ使用可能でない無形資産については、償却を行わず、年に一度もしくは減損の兆候を識別した時に、その資産又はその資産の属する資金生成単位グループで減損テストを実施しております。
(8) リース
当社グループは、契約の締結時に契約がリースであるか又はリースを含んでいるかを判定しております。契約が特定された資産の使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを含んでいると判定しております。
契約がリースであるか又はリースを含んでいると判定した場合、リース開始日に使用権資産及びリース負債を認識しております。リース負債は未払リース料総額の現在価値で測定し、使用権資産は、リース負債の当初測定の金額に、開始日以前に支払ったリース料等、借手に発生した当初直接コスト及びリースの契約条件で要求されている原状回復義務等のコストを調整した取得原価で測定しております。
当初認識後は、使用権資産は耐用年数とリース期間のいずれか短い年数にわたって、定額法で減価償却を行っております。
リース料は、利息法に基づき金融費用とリース負債の返済額に配分し、金融費用は連結損益計算書において認識しております。
ただし、リース期間が12ヶ月以内の短期リース及び原資産が少額のリースについては、使用権資産及びリース負債を認識せず、リース料をリース期間にわたって、定額法又は他の規則的な基礎のいずれかにより費用として認識しております。
(9) 非金融資産の減損
棚卸資産及び繰延税金資産を除く、当社グループの非金融資産については、連結会計年度末日ごとに減損の兆候の有無を判断しております。非金融資産は、事象あるいは状況の変化により、その帳簿価額が回収できない可能性を示す兆候がある場合に、減損の有無について検討しております。減損の兆候がある場合には、その資産又はその資産が属する資金生成単位グループごとに回収可能価額の見積りを行っております。資金生成単位グループは、他の資産又は資産グループから概ね独立したキャッシュ・イン・フローを生成する最小の識別可能な資産グループとしています。のれんについては、事業セグメントと同等かそれより小さい単位で、のれんを内部管理する最小の単位に基づき資金生成単位グループを決定しております。
持分法適用会社に対する投資の帳簿価額の一部を構成するのれんは別個に認識されないため、個別に減損テストを実施していませんが、持分法適用会社に対する投資の総額を単一の資産として、減損している客観的証拠があるかどうかにより減損の兆候を判定し、減損テストを行っております。
回収可能価額は、「処分コストを控除した後の公正価値」又は「使用価値」のいずれか高い金額となります。使用価値の算定は、貨幣の時間的価値と当該資産又は資金生成単位グループの固有のリスクを反映した税引前割引率を使用して見積った割引後キャッシュ・フローにより測定しております。
資産又は資金生成単位グループの回収可能価額がその帳簿価額を下回った場合には、その差額を減損損失として当期の純損益に計上しております。認識した減損損失は、まずその資金生成単位グループに配分されたのれんの帳簿価額を減額するよう配分し、次に資金生成単位グループ内ののれんを除く各資産の帳簿価額を比例的に減額するように配分しております。全社資産は独立したキャッシュ・イン・フローを生み出していないため、全社資産に減損の兆候がある場合、全社資産が帰属する資金生成単位グループの回収可能価額に基づき減損テストを実施しております。
過去に認識した減損損失は、連結会計年度末日において、損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を評価しております。減損損失の減少又は消滅を示す兆候があり、回収可能価額の算定に使用した見積りに変更があった場合に減損損失を戻入れております。当該減損損失の戻入れは、戻入れ時における資産又は資金生成単位グループが、仮に減損損失を認識していなかった場合の帳簿価額を超えない範囲で行います。ただし、のれんについては減損損失の戻入れは行っておりません。当該戻入れは、以前に認識した減損損失の戻入れとして純損益に認識しております。
(10) 金融商品
① 非デリバティブ金融資産
売上債権及びその他の債権は発生日に、それ以外については約定日に認識しております。金融資産の認識の中止にあたっては、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は金融資産からのキャッシュ・フローを受け取る契約上の権利を譲渡し、かつ、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてを移転している場合に認識の中止をしております。
当社グループは、金融資産を当初認識時に償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて測定する負債性金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産及び純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。その概要は以下のとおりであります。
償却原価で測定する金融資産
負債性金融商品に対する投資のうち、契約上のキャッシュ・フローが元本及び利息の支払のみであり、その契約上のキャッシュ・フローを回収することを事業目的としているものについては、償却原価で測定しております。
償却原価で測定する金融資産は、公正価値(直接帰属する取引費用を含む)で当初認識しております。当初認識後、当該資産の帳簿価額は償却原価は実効金利法を用いて測定しており、必要な場合には減損損失を控除しております。
FVTOCIの負債性金融資産
負債性金融商品に対する投資のうち、契約上のキャッシュ・フローが元本及び利息の支払のみであり、その契約上のキャッシュ・フローを回収すること及び当該投資を売却することの両方を事業目的としているものについては、公正価値(直接帰属する取引費用を含む)で測定し、原則としてその評価差額をその他の包括利益に認識(以下「FVTOCI」という。)しております。FVTOCIの負債性金融商品に対する投資の認識を中止した場合には、連結財政状態計算書のその他の資本の構成要素に含まれる公正価値の純変動の累積額を純損益に振り替えます。
FVTOCIの資本性金融資産
資本性金融商品に対する投資については、売買目的で保有するものを除きFVTOCIとすることを選択しております。FVTOCIの資本性金融資産は、公正価値(直接帰属する取引費用を含む)で当初認識しております。当初認識後は公正価値で測定し、公正価値の変動は「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」として、その他の包括利益に含めております。FVTOCIの資本性金融商品に対する投資の認識を中止した場合には、連結財政状態計算書のその他の資本の構成要素に含まれる公正価値の純変動の累積額を利益剰余金に直接振り替えており、純損益に認識しておりません。FVTOCIの資本性金融商品に対する投資から生じる受取配当金は、金融収益の一部として純損益に認識しております。
FVTPLの金融資産
負債性金融商品に対する投資のうち、償却原価で測定する又はFVTOCIとするもの以外については、公正価値で測定し、評価差額を純損益に認識(以下「FVTPL」という。)しております。FVTPLの金融資産は、当初認識時に公正価値で測定し、取引費用は発生時に純損益で認識しております。
② 非デリバティブ金融負債
当社グループは、非デリバティブ金融負債として主に借入金、仕入債務及びその他の債務等を有しております。借入金はその取引日に、公正価値から借入金の発行に直接帰属する取引費用を控除して当初認識しております。また、その他の非デリバティブ金融負債は公正価値(直接帰属する取引費用を含む)により当初認識しております。非デリバティブ金融負債は、当初認識後、実効金利法に基づき償却原価で測定しております。
当社グループでは、非デリバティブ金融負債が消滅した場合、つまり、契約上の義務が免責、取消又は失効となった場合に、当該負債の認識を中止しております。
③ 金融資産の減損
当社グループは、償却原価で測定する金融資産及びFVTOCIの負債性金融資産について、当初認識時点から信用リスクが著しく増加していない場合には、12ヶ月の予想信用損失を損失評価引当金として認識しております。当初認識時点から信用リスクの著しい増加があった場合には、残存期間にわたる予想信用損失を損失評価引当金として認識しております。信用リスクが著しく増加しているか否かは、債務不履行発生のリスク変動に基づいて判断しており、債務不履行発生のリスク変動があるかどうかの判断にあたっては、以下を考慮しております。ただし、重大な金融要素を含んでいない営業債権については、当初から残存期間にわたる予想信用損失を認識しております。
・金融資産の外部格付
・内部格付の格下げ
・売上の減少などの借手の営業成績の悪化
・親会社、関連会社からの金融支援の縮小
・延滞(期日超過情報)
また、予想信用損失は、契約上受け取ることのできる金額と受け取りが見込まれる金額との差額の割引現在価値に基づいて測定しております。
④ 金融収益及び金融費用
金融収益は受取配当金、受取利息及び為替差益等から構成されております。金融費用は支払利息及び為替差損等から構成されております。受取利息及び支払利息は実効金利法を用いて発生時に認識し、受取配当金は当社グループの受領権が確定した日に認識しております。為替差損益は、外貨建ての借入金、又はその他の金融資産について、期末日の為替レートへの換算替えから生じた損益を計上しております。
⑤ デリバティブ取引
当社グループでは、営業活動等に伴って生じる為替相場変動リスクに晒されております。これらのリスクを回避あるいは軽減するために、為替予約及び通貨オプション等のデリバティブ取引を利用しております。
当社グループでは、すべてのデリバティブ取引を契約上の権利又は義務が発生した時点で公正価値にて資産又は負債として当初認識しております。ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引はありません。当初認識後はデリバティブ取引を公正価値で測定し、その変動は金融収益又は金融費用として認識しております。
(11) 引当金
引当金は、当社グループが過去の事象の結果として現在の法的又は推定的債務を有しており、当該債務を決済するために資源の流出の可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りが可能である場合に認識されます。
貨幣の時間的価値の影響が重要である場合、引当金は当該負債に固有のリスクを反映させた割引率を使用した現在価値により測定しております。
各引当金の説明は以下のとおりであります。
1.製品保証引当金
一部の連結子会社は将来の無償修理に要する費用の支出が見込まれる金額を計上しております。
2.資産除去債務
当社及び一部の国内連結子会社は賃借不動産の原状回復義務を負っております。当該原状回復義務を履行するための見積費用を認識しております。
3.損害賠償引当金
将来発生が見込まれる違約金等の支払いに備えるため、合理的に見積りが可能な額を認識しております。
(12) 従業員給付
① 短期従業員給付
短期従業員給付は、従業員から関連するサービスが提供された時点で費用として認識しております。当社が従業員から過去に提供された労働の結果として支払うべき現在の法的又は推定的債務を負っており、かつその金額について信頼性のある見積りが可能である場合に、支払われると見積られる金額を負債として認識しております。
② 退職後給付
一部の連結子会社は確定給付型年金制度及び退職一時金制度を採用しております。
確定給付に係る資産及び退職給付に係る負債は、確定給付型年金制度に関連する債務の現在価値から制度資産の公正価値を差し引くことにより算定しております。確定給付型年金制度に関連する債務の現在価値及び関連する当期勤務費用、並びに過去勤務費用は、予測単位積増方式を使用して制度ごとに個別に算定しております。割引率は、将来の給付支払までの見込期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した連結会計年度末日時点の優良社債の市場利回りに基づいて算定した場合と等しくなる単一の割引率を見積って算定しております。
確定給付型年金制度から生じる数理計算上の差異はその他の包括利益で認識し、発生時にその他の資本の構成要素から利益剰余金に振り替えております。また、過去勤務費用は発生時の純損益として認識しております。確定給付型年金制度が積立超過である場合には、当社グループは、確定給付に係る資産を当該確定給付型年金制度の積立評価額と資産上限額のいずれか低い方で測定します。
また、一部の連結子会社は、確定拠出型年金制度を採用しているほか、当社及び国内連結子会社は日本国が運営する厚生年金保険制度の適用を受けております。確定拠出型年金制度及び日本国が運営する厚生年金保険制度への拠出は、従業員が関連するサービスを提供した時点で費用として認識しております。
(13) 株主資本
普通株式は資本に分類しております。
新株又は新株予約権の発行に直接起因する付随費用は、手取金額からの控除額として資本に計上しております。
当社グループ内の会社が当社が発行した株式を買い入れる場合には、当該株式が消却又は再発行されるまで、当社の株主に帰属する資本から控除しております。
(14) 新株予約権
当社及び一部の連結子会社は、有償で持分決済型の新株予約権を発行しております。発行価額は付与時の公正な評価単価により決定し、付与時に現金で受領しております。
また、連結財政状態計算書には当社の発行した新株予約権をその他の資本の構成要素に、連結子会社の発行した新株予約権を非支配持分に含めて計上しております。
(15) 収益
当社グループでは以下の5ステップアプローチに基づき、顧客への財やサービスの移転との交換により、その権利を得ると見込む対価を反映した金額で収益を認識しております。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:履行義務を充足した時点で(又は充足するにつれて)収益を認識する
(16) 法人所得税
法人所得税費用は当期税金及び繰延税金から構成されております。これらは、その他の包括利益で認識される項目、資本に直接認識される項目及び企業結合によって認識される項目を除き、純損益で認識しております。
繰延税金資産及び負債は、資産及び負債の会計上の帳簿価額と税務基準額との間に生じる一時差異に対して認識しております。ただし、企業結合以外の取引で、かつ会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を及ぼさず、かつ同額の将来加算一時差異と将来減算一時差異を生じさせない取引における資産又は負債の当初認識に係る一時差異については、繰延税金資産及び負債を認識しておりません。さらに、のれんの当初認識において生じる将来加算一時差異についても繰延税金負債を認識しておりません。
子会社及び関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異について、繰延税金負債を認識しております。ただし、一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予見可能な期間内での一時差異が解消しない可能性が高い場合には認識しておりません。子会社及び関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異に係る繰延税金資産は、一時差異からの便益を利用するのに十分な課税所得があり、予測可能な将来に一時差異が解消される可能性が高い範囲でのみ認識しております。
繰延税金資産は、未使用の税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異のうち、タックスプランニングの機会を考慮し、将来の課税所得に対して利用できる可能性が高い場合に限り認識しております。繰延税金資産は毎連結会計期間末日において回収可能性を見直し、将来その使用対象となる課税所得が稼得される可能性が高くなくなった範囲内で繰延税金資産の帳簿価額を減額しております。
繰延税金資産及び負債は、当期税金資産と負債を相殺する法律上強制力のある権利を有しており、かつ法人所得税が同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合には、相殺して表示しております。
(17) 非継続事業
非継続事業には、既に処分されたか又は売却目的保有に分類された企業の構成要素が含まれ、当社グループの一つの事業を構成し、その一つの事業の処分の計画がある場合に記載されます。
(18) 支払配当金
親会社の株主への支払配当金は、親会社の株主総会による承認が行われた時点で当社グループの連結財務諸表に負債として認識しております。
(19) 1株当たり利益
基本的1株当たり当期利益は、親会社の所有者に帰属する当期損益を、その期間の自己株式を調整した普通株式の加重平均発行済株式数で除して計算しております。希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有するすべての潜在株式の影響を調整して計算しております。
4.事業セグメント
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高経営意思決定機関である取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは販売体制を基礎とした業種別のセグメントから構成されており、「ものづくり(部品・材料)」、「ものづくり(音響機器関連)」の業種を報告セグメントとしております。
前連結会計年度まで、「ものづくり(部品・材料)」、「ものづくり(音響機器関連)」、「その他」の3つを報告セグメントとしておりましたが、「その他」セグメントに関する事業を担っていた株式会社プリメディカ(以下「プリメディカ」という。)の株式を譲渡し連結の範囲から除外したことを機に、当連結会計年度より、「その他」セグメントを廃止しました。この結果、「ものづくり(部品・材料)」及び「ものづくり(音響機器関連)」の2つの報告セグメントに変更しております。
これに伴い、前連結会計年度のセグメント情報については、非継続事業を除いた継続事業のみの金額に組替えて表示しております。
各報告セグメントに属するサービスは下記のとおりであります。
|
ものづくり(部品・材料) |
ペン先部材・コスメ部材・金属部材等のものづくりに関する事業 |
|
ものづくり(音響機器関連) |
音響機器等のものづくりに関する事業 |
(2) 報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの会計処理の方法は会計方針における記載と同一であります。
セグメント間の内部売上収益は、市場価格や製造原価を勘案し、価格交渉の上決定した取引価格に基づいております。
セグメント利益の事業EBITDAは営業利益±その他の収益・費用+減価償却費及び償却費(使用権資産の減価償却費を除く)の計算式で算出しております。
(3) 報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
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(単位:百万円) |
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報告セグメント |
調整額 |
連結財務諸表 計上額 |
||
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ものづくり |
合計 |
|||
|
|
部品・材料 |
音響機器関連 |
|||
|
売上収益 |
|
|
|
|
|
|
外部顧客からの売上収益 |
11,781 |
78,270 |
90,052 |
- |
90,052 |
|
セグメント間の内部売上収益又は振替高 |
- |
0 |
0 |
△0 |
- |
|
合計 |
11,781 |
78,271 |
90,052 |
△0 |
90,052 |
|
セグメント利益 |
|
|
|
|
|
|
事業EBITDA |
3,198 |
15,814 |
19,013 |
△1,316 |
17,696 |
|
営業利益への調整項目 |
|
|
|
|
|
|
その他の収益 |
- |
- |
- |
- |
1,339 |
|
その他の費用 |
- |
- |
- |
- |
△309 |
|
減価償却費及び償却費 |
- |
- |
- |
- |
△4,338 |
|
営業利益 |
- |
- |
- |
- |
14,388 |
|
持分法による投資損益 |
- |
- |
- |
- |
△982 |
|
金融収益 |
- |
- |
- |
- |
827 |
|
金融費用 |
- |
- |
- |
- |
△557 |
|
税引前当期利益 |
- |
- |
- |
- |
13,677 |
|
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費 |
1,145 |
3,182 |
4,328 |
9 |
4,338 |
|
使用権資産の減価償却費 |
37 |
702 |
740 |
38 |
778 |
|
減損損失 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
のれん |
19,490 |
29,766 |
49,256 |
- |
49,256 |
|
借入金 |
1,120 |
- |
1,120 |
37,896 |
39,016 |
(注)1 事業EBITDAの調整額△1,316百万円は全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2 セグメント間の内部取引は、独立企業間の条件により行われております。外部顧客からの売上収益は、連結損益計算書で用いられる方法と同様の方法で測定されております。
3 減価償却費及び償却費は、使用権資産の減価償却費を除いた金額です。
4 借入金の調整額は、借入時の付随費用に係る帳簿価額の調整額及び報告セグメントに属さない借入金の合計額であります。(各セグメントの借入金は債務額であります。)
当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
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|
|
|
|
(単位:百万円) |
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|
|
報告セグメント |
調整額 |
連結財務諸表 計上額 |
||
|
|
ものづくり |
合計 |
|||
|
|
部品・材料 |
音響機器関連 |
|||
|
売上収益 |
|
|
|
|
|
|
外部顧客からの売上収益 |
11,975 |
94,564 |
106,539 |
- |
106,539 |
|
セグメント間の内部売上収益又は振替高 |
- |
0 |
0 |
△0 |
- |
|
合計 |
11,975 |
94,564 |
106,539 |
△0 |
106,539 |
|
セグメント利益 |
|
|
|
|
|
|
事業EBITDA |
3,270 |
22,024 |
25,294 |
△1,010 |
24,283 |
|
営業利益への調整項目 |
|
|
|
|
|
|
その他の収益 |
- |
- |
- |
- |
1,216 |
|
その他の費用 |
- |
- |
- |
- |
△503 |
|
減価償却費及び償却費 |
- |
- |
- |
- |
△4,489 |
|
営業利益 |
- |
- |
- |
- |
20,507 |
|
持分法による投資損益 |
- |
- |
- |
- |
△570 |
|
金融収益 |
- |
- |
- |
- |
1,029 |
|
金融費用 |
- |
- |
- |
- |
△527 |
|
税引前当期利益 |
- |
- |
- |
- |
20,437 |
|
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費 |
1,070 |
3,408 |
4,479 |
10 |
4,489 |
|
使用権資産の減価償却費 |
38 |
852 |
891 |
39 |
930 |
|
減損損失 |
33 |
- |
33 |
- |
33 |
|
のれん |
19,490 |
30,961 |
50,451 |
- |
50,451 |
|
借入金 |
285 |
- |
285 |
33,538 |
33,823 |
(注)1 事業EBITDAの調整額△1,010百万円は全社費用であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2 セグメント間の内部取引は、独立企業間の条件により行われております。外部顧客からの売上収益は、連結損益計算書で用いられる方法と同様の方法で測定されております。
3 減価償却費及び償却費は、使用権資産の減価償却費を除いた金額です。
4 借入金の調整額は、借入時の付随費用に係る帳簿価額の調整額及び報告セグメントに属さない借入金の合計額であります。(各セグメントの借入金は債務額であります。)
5.1株当たり当期利益
(1) 基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎
|
|
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
① 親会社の普通株主に帰属する利益 |
|
|
|
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) |
10,199 |
16,120 |
|
親会社の普通株主に帰属しない当期利益(百万円) |
- |
- |
|
基本的1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円) |
10,199 |
16,120 |
|
継続事業 |
10,125 |
14,221 |
|
非継続事業 |
73 |
1,899 |
|
② 期中平均普通株式数 |
|
|
|
期中平均普通株式数(株) |
35,676,840 |
35,696,234 |
|
③ 基本的1株当たり当期利益 |
|
|
|
基本的1株当たり当期利益(円) |
285.88 |
451.61 |
|
継続事業 |
283.83 |
398.39 |
|
非継続事業 |
2.05 |
53.22 |
(2) 希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎
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|
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
① 希薄化後の普通株主に帰属する利益 |
|
|
|
基本的1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円) |
10,199 |
16,120 |
|
当期利益調整額(百万円) |
△316 |
△290 |
|
希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円) |
9,883 |
15,830 |
|
継続事業 |
9,810 |
13,930 |
|
非継続事業 |
72 |
1,899 |
|
② 希薄化後の期中平均普通株式数 |
|
|
|
期中平均普通株式数(株) |
35,676,840 |
35,696,234 |
|
新株予約権による普通株式増加数(株) |
36,340 |
202,129 |
|
希薄化後の期中平均普通株式数(株) |
35,713,180 |
35,898,363 |
|
③ 希薄化後1株当たり当期利益 |
|
|
|
希薄化後1株当たり当期利益(円) |
276.73 |
440.98 |
|
継続事業 |
274.70 |
388.06 |
|
非継続事業 |
2.04 |
52.92 |
|
希薄化効果を有しないため、希薄化後1株当たり当期利益の |
子会社が発行する新株予約権の一部については、希薄化効果を有していないため、希薄化後1株当たり当期利益の算定に含めておりません。 |
- |
6.非継続事業
2024年5月にプリメディカの株式を譲渡したことにより、当社はものづくりを中心とした経営資源の集中を一段と進め、グループ事業の状況を適切に反映するため、その他セグメントを廃止し、その結果、以下の事業について非継続事業に分類いたしました。
|
会社名 |
|
主な事業内容 |
|
報告セグメント |
|
株式会社プリメディカ |
|
予防医療事業における研究開発・販売 |
|
その他 |
また、ものづくりセグメントに属していた写真処理機器事業に関する清算中の当社支店に係る損益を非継続事業として分類しております。
(1) 報告セグメント
ものづくりセグメント、その他セグメント
(2) 非継続事業の業績
非継続事業の業績は以下のとおりであります。
前連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)
|
(単位:百万円) |
|
|
ものづくり |
その他 |
合計 |
|
非継続事業の損益 |
|
|
|
|
売上収益 |
- |
1,500 |
1,500 |
|
売上原価、販売費及び一般管理費 |
△0 |
△1,382 |
△1,382 |
|
その他の収益 |
6 |
2 |
8 |
|
その他の費用 |
- |
△47 |
△47 |
|
営業利益 |
6 |
73 |
79 |
|
金融収益 |
- |
0 |
0 |
|
金融費用 |
- |
△3 |
△3 |
|
税引前当期利益 |
6 |
69 |
75 |
|
法人所得税費用 |
- |
2 |
2 |
|
非継続事業からの当期利益 |
6 |
72 |
78 |
|
非継続事業からの当期利益の帰属: |
|
|
|
|
親会社の所有者 |
6 |
67 |
73 |
|
非支配持分 |
- |
5 |
5 |
当連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)
|
(単位:百万円) |
|
|
ものづくり |
その他 |
合計 |
|
非継続事業の損益 |
|
|
|
|
売上収益 |
- |
632 |
632 |
|
売上原価、販売費及び一般管理費 |
△0 |
△611 |
△611 |
|
その他の収益(注) |
7 |
2,735 |
2,743 |
|
その他の費用 |
- |
△9 |
△9 |
|
営業利益 |
7 |
2,746 |
2,754 |
|
金融収益 |
- |
0 |
0 |
|
金融費用 |
- |
△2 |
△2 |
|
税引前当期利益 |
7 |
2,744 |
2,752 |
|
法人所得税費用(注) |
- |
△851 |
△851 |
|
非継続事業からの当期利益 |
7 |
1,893 |
1,900 |
|
非継続事業からの当期利益の帰属: |
|
|
|
|
親会社の所有者 |
7 |
1,892 |
1,899 |
|
非支配持分 |
- |
1 |
1 |
(注)その他セグメントに含まれておりましたプリメディカの売却による売却益及び法人所得税費用は、その他の収益及び法人所得税費用に計上しており、その金額は以下のとおりです。
|
その他の収益 |
|
|
|
子会社株式売却益 |
2,733 |
百万円 |
|
法人所得税費用 |
860 |
百万円 |
7.後発事象
(株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更)
当社は、2025年2月14日開催の取締役会において、株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更を行うことを決議いたしました。
(1) 株式分割の目的
当社株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資家の皆様がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と当社株式の流動性の向上を図ることを目的としております。
(2) 株式分割の概要
① 分割の方法
2025年6月30日を基準日として、同日最終の株主名簿に記録された株主が所有する普通株式1株につき、3株の割合をもって分割いたします。
② 分割により増加する株式数
|
株式分割前の発行済株式総数 |
36,190,872株 |
|
今回の分割により増加する株式数 |
72,381,744株 |
|
株式分割後の発行済株式総数 |
108,572,616株 |
|
株式分割後の発行可能株式総数 |
192,000,000株 |
③ 分割の日程
|
基準日の公告日 |
2025年6月13日 |
|
分割の基準日 |
2025年6月30日 |
|
分割の効力発生日 |
2025年7月1日 |
(3) 新株予約権行使価額の調整
今回の株式分割に伴い、新株予約権の1株当たりの権利行使価額を当該新株予約権の発行要項に従って、2025年7月1日以降、以下のとおり調整いたします。
|
新株予約権 |
調整前行使価額 |
調整後行使価額 |
|
第3回新株予約権 |
2,417円 |
806円 |
(4) 定款の一部変更
今回の株式分割に伴い、会社法第184条第2項の規定に基づき、2025年7月1日を効力発生日として、当社の発行可能株式総数を6,400万株から19,200万株に増加する定款の変更を行います。
(5) 1株当たり情報に及ぼす影響
当該株式分割が前連結会計年度の期首に行われたと仮定した場合の1株当たり情報は、以下のとおりであります。
|
|
前連結会計年度 (自 2023年1月1日 至 2023年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) |
|
基本的1株当たり当期利益(円) |
95.29 |
150.54 |
|
継続事業 |
94.61 |
132.80 |
|
非継続事業 |
0.68 |
17.74 |
|
希薄化後1株当たり当期利益(円) |
92.24 |
146.99 |
|
継続事業 |
91.57 |
129.35 |
|
非継続事業 |
0.68 |
17.64 |
(自己株式の取得及び消却)
当社は、2025年2月14日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式取得に係る事項を決議するとともに、同法第178条の規定に基づき、自己株式を消却することを決議いたしました。
(1) 自己株式の取得及び消却を行う理由
株主還元の拡充及び資本効率の向上のため
(2) 自己株式の取得に係る事項の内容
① 取得対象株式の種類 :当社普通株式
② 取得し得る株式の総数 :500,000株(上限)
(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合1.40%)
③ 株式の取得価額の総額 :2,000百万円(上限)
④ 取得期間 :2025年2月25日から2025年6月30日まで
⑤ 取得方法 :自己株式取得に係る取引一任契約に基づく市場買付け
(3) 自己株式の消却に係る事項の内容
① 消却対象株式の種類 :当社普通株式
② 消却する株式の総数 :上記(2)により取得する自己株式の全株式数
③ 消却予定日 :2025年7月11日
(政策保有株式の売却)
当社は、2025年2月14日開催の取締役会において、当社が保有する株式会社JMDC(以下「JMDC」という。)の株式の一部を売却することを決議いたしました。
(1) 売却予定株式数及び売却前後の所有株式数
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売却前の所有株式数 |
4,283,354株(所有割合:6.55%) |
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売却予定株式数 |
1,307,100株(所有割合:2.00%) |
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売却後の所有株式数 |
2,976,254株(所有割合:4.55%) |
※所有割合は、JMDCの2025年3月期における半期報告書に記載された2024年9月30日時点の発行済株式数(自己株式を含む)の総数65,350,008株に対する割合であります。
(2) 売却予定日
2025年2月17日から2025年6月30日まで
(3) 売却手法
証券会社との取引一任契約による東京証券取引所における市場売却
(4) 今後の見通し
2025年12月期の連結決算においては、JMDC株式を「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に分類しているため、売却損益相当額がその他の資本の構成要素から利益剰余金に直接振替えられます。
8.継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。