1.経営成績等の概況 ………………………………………………………………………………………………2
(1)当四半期連結累計期間の経営成績の概況 ………………………………………………………………2
(2)当四半期連結累計期間の財政状態の概況 ………………………………………………………………3
(3)連結業績予想等の将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………………8
(セグメント情報等の注記) …………………………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………9
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………9
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記) ………………………………………………………………9
1.経営成績等の概況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、雇用情勢や所得環境の改善を背景に、個人消費の緩やかな回復やインバウンド需要の増加等により、経済活動に持ち直しの動きが見られました。
世界経済においては、ウクライナ情勢の長期化や中東地域の緊張による原材料価格やエネルギー価格の高止まり、欧米諸国における政策金利の引き上げによる為替相場変動が継続している中で、米国では大統領選挙が終了し、次期政権の減税による景気回復の期待がある一方で、中国では物価下落や消費の回復の遅れが続いているほか、米中関係の悪化懸念などにより、依然として先行きは不透明な要因が存在しております。
このような経済状況の中で、当社グループは感染症対策や再生医療の発展のために、経営理念に掲げる「顧客第一主義・品質第一主義」のもと、全社員がグループ全体の更なる成長とステークホルダーへの貢献に努めております。
当第3四半期連結累計期間において、売上高につきましては、新型コロナウイルスが5月から感染者数が増加、7月に感染拡大のピークとなり、さらに11月から年末に向けてインフルエンザウイルス感染者数の急増と新型コロナウイルス感染者数の増加が同時に発生したことから、関連製品の販売が大きく増加いたしました。また、アジア圏、特に中国における細胞培養用培地の旺盛な需要が継続しており、同製品群の販売が増加するなど、グループ全体で期初計画を上回って推移いたしました。一方、基幹システム変更に伴う支払手数料の増加等により販売費及び一般管理費が増加いたしましたが、利益につきましては概ね計画どおりとなりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,923百万円(前年同四半期比10.7%の増加)となり、営業利益は675百万円(同82.0%の増加)、経常利益は740百万円(同86.2%の増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は516百万円(同149.6%の増加)となりました。
なお、各セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
(組織培養事業)
当第3四半期連結累計期間における組織培養事業は、日本で細胞治療を受ける外国人患者の増加が継続していることから、細胞加工施設を有する医療機関への細胞治療用の細胞培養用培地の販売数量が増加したことに加え、日本国内の再生医療研究の拡大により、自社ブランドKBM製品の販売が増加し、OEM製造の受託売上も増加いたしました。また、中国をはじめ、台湾、韓国、タイなど当社が販路を有するアジア地域での再生医療の研究開発や臨床試験が拡大しており、ここで使用される細胞培養用培地の販売数量も増加いたしました。
この結果、売上高は1,694百万円(同20.4%の増加)、セグメント利益(営業利益)は587百万円(同23.8%の増加)となりました。
(微生物事業)
当第3四半期連結累計期間における微生物事業は、新型コロナウイルス及び、インフルエンザウイルスの感染者数が増加したことにより、関連製品の販売が大きく増加いたしました。また、海外から輸入し、国内の販売権を有している体外診断用医薬品や理化学機器の販売も計画を上回りました。一方、細菌検査用培地については、臨床分野の製品の利益率の改善を進めるために、製品構成や価格の見直しを図ったことから、販売数量は若干の減少となりましたが、製薬企業等の産業分野での細菌検査用培地は、国産による高品質と安定供給を強みとして、計画どおりの販売実績となっております。
この結果、売上高は1,324百万円(同7.4%の増加)、セグメント利益(営業利益)は224百万円(前年同四半期は178百万円のセグメント損失)となりました。
(細胞加工事業)
当第3四半期連結累計期間における細胞加工事業は、日本で細胞治療を受ける外国人患者の増加に加え、国内患者も安定的に推移していることにより、細胞加工受託の需要は拡大しているものの、当社の細胞加工施設の稼働率が上限に近い水準となっていることから、細胞加工受託の売上は上限横ばいでの推移となっております。この状況に対応すべく、広島県に新設した細胞加工施設の稼働準備を進めておりましたが、本稼働の準備が整ったため、今後同施設も収益に貢献していくものと見込んでおります。
また、細胞加工関連製品について、原料の見直しによる影響で同製品の販売を一時中止としており、期初計画に比べ同製品群の売上は減少となっております。本製品については販売再開に向けた準備が進んでおり、当期中の販売再開を予定しております。
この結果、売上高は904百万円(同0.0%の増加)、セグメント利益(営業利益)は260百万円(同29.4%の減少)となりました。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は5,103百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,693百万円増加いたしました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への株式上場、及び第三者割当増資による新株式発行に伴う払込等により現金及び預金が1,439百万円増加したことや、抗原検査キット等の売上高増加により、受取手形及び売掛金が166百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産は3,532百万円となり、前連結会計年度末に比べ353百万円増加いたしました。これは主に、現在建設中の新倉庫に係る建設仮勘定の増加等により有形固定資産が244百万円増加したこと、及び持分法による投資利益87百万円の計上等により投資その他の資産が88百万円増加したことによるものであります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ2,047百万円増加の8,636百万円となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は2,426百万円となり、前連結会計年度末に比べ27百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が19百万円減少したものの、抗原検査キット関連の材料仕入等により支払手形及び買掛金が54百万円増加したことによるものであります。
また、固定負債は743百万円となり、前連結会計年度末に比べ105百万円減少いたしました。これは主に、広島県に新設した細胞加工施設に係る資産除去債務が36百万円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金112百万円を流動負債に振替えたことによるものであります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末と比べ77百万円減少の3,169百万円となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は5,467百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,125百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当58百万円があったものの、上述にある新規上場及び第三者割当増資に伴う新株式発行により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ827百万円増加したこと、及び親会社株主に帰属する四半期純利益516百万円の計上によるものであります。
2025年3月期の通期業績予想につきましては、2024年5月15日公表の「2024年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」で開示いたしました連結業績予想から変更はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
ただし、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効税率を使用する方法により計算した金額を計上しております。
前第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:千円)
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額△293,598千円は、各報告セグメントへ配分していない全社費用であります。全社費用は、報告セグメントに帰属しない管理部門等に係る費用であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当第3四半期連結累計期間(自 2024年4月1日 至 2024年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:千円)
(注)1.セグメント利益の調整額△396,977千円は、各報告セグメントへ配分していない全社費用であります。全社費用は、報告セグメントに帰属しない管理部門等に係る費用であります。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当社は、2024年4月25日に東京証券取引所グロース市場に株式を上場いたしました。この上場にあたり、2024年4月24日を払込期日とする有償一般募集(ブックビルディング方式による募集)による新株式発行850,000株により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ742,900千円増加しております。
また、2024年5月24日を払込期日とする第三者割当増資(オーバーアロットメントによる売出し)による新株式発行96,600株により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ84,428千円増加しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末において資本金が1,253,984千円、資本剰余金が1,153,134千円となっております。
該当事項はありません。
(キャッシュ・フロー計算書に関する注記)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりであります。