1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… |
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(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… |
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(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… |
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(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… |
3 |
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… |
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(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… |
4 |
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… |
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四半期連結損益計算書 |
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第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… |
6 |
四半期連結包括利益計算書 |
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第1四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… |
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… |
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(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… |
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(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… |
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(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… |
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(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、依然として新型コロナウィルス感染症の影響から脱するには至りませんでした。これまでで一番山が高かった第5波は、ワクチン2回接種率が概ね60%を超えた辺りから、急速に新規感染者数が減少に転じ、9月30日をもってすべての「緊急事態宣言」が解除されました。その後も感染状況は低位安定で推移し、これまで停滞を余儀なくされていた宿泊・飲食サービス業に追い風が吹き始めた中での新たな変異種(オミクロン株)の発生によって、今後の見通しが立ちにくい状況となりました。また、2021年7~9月の実質GDP成長率は第5波と被ってしまい、再びマイナス成長に逆戻りしました。企業業績は資源価格の高止まりや円安等による輸入価格の値上がりにより、企業物価指数は11月に前年比+9.0%にまで上昇した一方で、最終製品への価格転嫁が進まず、企業収益回復への不透明感が高まりました。
このような環境のもと、100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」等を展開する当社グループは、収益源の多角化を図るべく、国内100円ショップ事業だけではなく、ファッション雑貨店やディスカウントショップの運営等の国内その他事業、並びに海外事業にも取り組んでおります。
国内100円ショップ事業につきましては、2021年9月1日にオンラインショップをリニューアルし、掲載商品数を約10倍の1万アイテム以上へと大幅に拡充した他、「Buona Vita」の商品も導入いたしました。また、精算業務の効率化による生産性向上等を目的にキャッシュレス専用のセルフPOSレジを一部の店舗で導入いたしました。
出店状況につきましては、通期計画の230店舗に対して66店舗の出店を行いました。また、10月1日付で100円
ショップ「FLET'S」等を145店舗(うちFC5店舗)運営する㈱音通エフ・リテールの全株式を取得し子会社化いたしました。一方で不採算店舗の整理や母店閉鎖等による退店が12店舗(うちFC1店舗)あり、当第1四半期連結会計期間末店舗数は、直営が1,536店舗(195店舗純増)、FCその他が27店舗(4店舗純増)の計1,563店舗となりました。また、Wattsブランド店舗である「Watts」「Watts with」については、899店舗(74店舗純増)と全体の約6割へ拡大いたしました。
国内その他事業につきましては、心地よい生活を提案する雑貨店「Buona Vita」は当社100円ショップにおしゃれ感を補完し、事業間でのシナジー強化を目的として、100円ショップ内に委託型で1店舗出店し、22店舗(1店舗増)となりました。時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」は1店舗(増減なし)、生鮮スーパーとのコラボである「バリュー100」は1店舗(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は6店舗(増減なし)となっております。
海外事業につきましては、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(こものや)」は、タイで41店舗(増減なし)、ペルーで16店舗(3店舗減)となりました。また、マレーシアで2店舗、ベトナムで3店舗それぞれ退店いたしました。中国での均一ショップ「小物家園(こものかえん)」は、4店舗(増減なし)となっており、自社屋号の「KOMONOYA」「小物家園」の店舗数は61店舗(8店舗減)となりました。
100円ショップ事業を営む㈱音通エフ・リテール及び㈱ニッパンを子会社化したことで、当第1四半期連結累計期間の売上高は13,726百万円(前年同四半期比8.1%増)と増加いたしました。一方で、100円ショップ既存店売上高対前年同期比が97.2%と低調に推移したことや、M&Aによるのれんの計上等もあり、営業利益は276百万円(同43.7%減)、経常利益は305百万円(同35.2%減)となりました。
また、前年同四半期において当社連結子会社である㈱ヒルマー・ジャパンの事業撤退にあたり債務免除益が計上されていたため、親会社株主に帰属する四半期純利益は175百万円(同66.8%減)となりました。
なお、当社グループの事業は、100円ショップの運営及びその付随業務の単一セグメントであるため、セグメントの記載をしておりません。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は18,442百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,392百万円増加いたしました。これは、商品及び製品が1,641百万円、現金及び預金が450百万円、受取手形及び売掛金が220百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定資産は6,910百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,619百万円増加いたしました。これは、㈱音通エフ・リテール及び㈱ニッパンの取得に伴い新たにのれんを648百万円計上したことに加え、差入保証金が449百万円、建物及び構築物が317百万円、工具、器具及び備品が250百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
この結果、総資産は、25,353百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,012百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は10,070百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,449百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,264百万円増加したことによるものであります。
固定負債は4,212百万円となり、前連結会計年度末に比べて2,714百万円増加いたしました。これは、長期借入金が2,321百万円、資産除去債務が170百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
この結果、負債合計は、14,283百万円となり、前連結会計年度末に比べて4,164百万円増加いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は11,070百万円となり、前連結会計年度末に比べて151百万円減少いたしました。これは主に、配当金の支払い等により利益剰余金が121百万円減少したことによるものであります。この結果、自己資本比率は43.7%(前連結会計年度末は52.6%)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、2021年10月12日の決算短信で公表いたしました第2四半期連結累計期間及び通期の連結業績予想に変更はありません。
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(単位:千円) |
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前連結会計年度 (2021年8月31日) |
当第1四半期連結会計期間 (2021年11月30日) |
資産の部 |
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流動資産 |
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現金及び預金 |
6,169,208 |
6,619,390 |
受取手形及び売掛金 |
2,150,910 |
2,371,452 |
商品及び製品 |
7,431,457 |
9,072,544 |
原材料及び貯蔵品 |
12,123 |
30,769 |
未収消費税等 |
75,956 |
17,486 |
その他 |
232,481 |
355,498 |
貸倒引当金 |
△22,483 |
△24,557 |
流動資産合計 |
16,049,656 |
18,442,586 |
固定資産 |
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有形固定資産 |
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建物及び構築物 |
2,055,446 |
3,765,067 |
減価償却累計額及び減損損失累計額 |
△1,313,149 |
△2,705,227 |
建物及び構築物(純額) |
742,297 |
1,059,839 |
車両運搬具 |
26,266 |
28,037 |
減価償却累計額及び減損損失累計額 |
△20,833 |
△20,735 |
車両運搬具(純額) |
5,432 |
7,301 |
工具、器具及び備品 |
3,729,454 |
4,687,969 |
減価償却累計額及び減損損失累計額 |
△3,184,361 |
△3,892,426 |
工具、器具及び備品(純額) |
545,092 |
795,542 |
土地 |
257,800 |
257,800 |
リース資産 |
27,623 |
113,024 |
減価償却累計額及び減損損失累計額 |
△26,034 |
△93,412 |
リース資産(純額) |
1,589 |
19,612 |
有形固定資産合計 |
1,552,212 |
2,140,096 |
無形固定資産 |
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|
のれん |
12,395 |
659,647 |
その他 |
599,833 |
626,493 |
無形固定資産合計 |
612,229 |
1,286,140 |
投資その他の資産 |
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投資有価証券 |
327,430 |
303,131 |
繰延税金資産 |
393,390 |
318,486 |
差入保証金 |
2,289,987 |
2,739,015 |
その他 |
123,665 |
131,652 |
貸倒引当金 |
△7,574 |
△7,570 |
投資その他の資産合計 |
3,126,899 |
3,484,715 |
固定資産合計 |
5,291,340 |
6,910,953 |
資産合計 |
21,340,997 |
25,353,540 |
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(単位:千円) |
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前連結会計年度 (2021年8月31日) |
当第1四半期連結会計期間 (2021年11月30日) |
負債の部 |
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流動負債 |
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支払手形及び買掛金 |
3,118,081 |
4,382,092 |
電子記録債務 |
3,145,453 |
3,251,400 |
短期借入金 |
200,000 |
- |
1年内返済予定の長期借入金 |
528,247 |
798,858 |
未払法人税等 |
396,644 |
60,764 |
未払消費税等 |
129,894 |
173,003 |
賞与引当金 |
186,679 |
27,400 |
その他 |
915,676 |
1,377,007 |
流動負債合計 |
8,620,678 |
10,070,527 |
固定負債 |
|
|
長期借入金 |
396,084 |
2,717,228 |
退職給付に係る負債 |
324,078 |
394,419 |
役員退職慰労引当金 |
30,223 |
31,319 |
役員株式給付引当金 |
93,938 |
93,938 |
資産除去債務 |
424,171 |
595,063 |
その他 |
229,683 |
380,850 |
固定負債合計 |
1,498,180 |
4,212,820 |
負債合計 |
10,118,858 |
14,283,347 |
純資産の部 |
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株主資本 |
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|
資本金 |
440,297 |
440,297 |
資本剰余金 |
1,354,136 |
1,354,136 |
利益剰余金 |
9,729,641 |
9,608,632 |
自己株式 |
△273,120 |
△273,120 |
株主資本合計 |
11,250,955 |
11,129,945 |
その他の包括利益累計額 |
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その他有価証券評価差額金 |
9,615 |
5,463 |
為替換算調整勘定 |
△38,432 |
△65,216 |
その他の包括利益累計額合計 |
△28,817 |
△59,753 |
純資産合計 |
11,222,138 |
11,070,192 |
負債純資産合計 |
21,340,997 |
25,353,540 |
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(単位:千円) |
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前第1四半期連結累計期間 (自 2020年9月1日 至 2020年11月30日) |
当第1四半期連結累計期間 (自 2021年9月1日 至 2021年11月30日) |
売上高 |
12,693,078 |
13,726,285 |
売上原価 |
7,779,596 |
8,423,062 |
売上総利益 |
4,913,481 |
5,303,222 |
販売費及び一般管理費 |
4,422,126 |
5,026,545 |
営業利益 |
491,355 |
276,676 |
営業外収益 |
|
|
受取利息 |
412 |
544 |
為替差益 |
- |
20,721 |
受取ロイヤリティー |
1,012 |
512 |
受取補償金 |
41 |
3,483 |
補助金収入 |
1,248 |
12,023 |
その他 |
2,858 |
3,903 |
営業外収益合計 |
5,573 |
41,188 |
営業外費用 |
|
|
支払利息 |
964 |
2,184 |
退店違約金 |
1,320 |
- |
持分法による投資損失 |
10,590 |
10,149 |
為替差損 |
10,516 |
- |
その他 |
3,117 |
504 |
営業外費用合計 |
26,509 |
12,839 |
経常利益 |
470,419 |
305,025 |
特別利益 |
|
|
投資有価証券売却益 |
1,308 |
- |
固定資産売却益 |
236 |
- |
受取保険金 |
8,532 |
- |
債務免除益 |
291,302 |
- |
特別利益合計 |
301,380 |
- |
特別損失 |
|
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固定資産除却損 |
1,038 |
164 |
減損損失 |
64,340 |
12,517 |
特別損失合計 |
65,379 |
12,682 |
税金等調整前四半期純利益 |
706,420 |
292,343 |
法人税、住民税及び事業税 |
93,478 |
57,551 |
法人税等調整額 |
85,446 |
59,727 |
法人税等合計 |
178,924 |
117,278 |
四半期純利益 |
527,495 |
175,064 |
親会社株主に帰属する四半期純利益 |
527,495 |
175,064 |
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(単位:千円) |
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前第1四半期連結累計期間 (自 2020年9月1日 至 2020年11月30日) |
当第1四半期連結累計期間 (自 2021年9月1日 至 2021年11月30日) |
四半期純利益 |
527,495 |
175,064 |
その他の包括利益 |
|
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その他有価証券評価差額金 |
1,140 |
△4,151 |
為替換算調整勘定 |
△25,427 |
△15,932 |
持分法適用会社に対する持分相当額 |
△12,527 |
△10,852 |
その他の包括利益合計 |
△36,814 |
△30,935 |
四半期包括利益 |
490,681 |
144,128 |
(内訳) |
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親会社株主に係る四半期包括利益 |
490,681 |
144,128 |
該当事項はありません。
該当事項はありません。
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下、「収益認識会計基準」という。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っておりますが、四半期連結財務諸表及び期首の利益剰余金に与える重要な影響はありません。
なお、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。
(時価の算定に関する会計基準等の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下、「時価算定会計基準」という。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。なお、四半期連結財務諸表に与える影響はありません。