1.営業外費用(為替差損)の計上
当連結会計年度において、為替差損300百万円を計上いたします。これは、主に海外子会社へのグループ内貸付金に対する評価替えおよび海外子会社間の取引等によるものです。
2.特別損失の計上
当連結会計年度において、新型コロナウイルス感染症関連損失(395百万円)ならびに基盤強化を目的とした事業構造改革費用(92百万円)を計上いたします。
3.2021年3月期通期連結業績予想数値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)
4.通期業績予想修正の理由
新型コロナウイルス感染症拡大による自動車関連分野の減産影響や海外各国・地域におけるロックダウン等、経済活動停滞の影響を受け、EMS事業においてはベトナム拠点の量産立ち上げが想定以上に後ろ倒しになったことに加え、米国・メキシコ拠点の事業活動が現地ロックダウンにより大幅な停滞を余儀なくされたものの、第2四半期に入り、中国の経済活動回復が顕著となり、国内においてもHS事業を中心に半導体・電子部品関連等、繁忙な業種において需要が堅調に推移しました。加えて、グループ全体における徹底した固定費削減策実行の効果もあり、営業利益は前回発表予想を上回る見込みです。経常利益、当期純利益は、為替差損および特別損失の計上により、前回発表予想を下回る見込みです。
5.2022年3月期の展望
感染症による国内外経済への影響は続く様相ですが、2021年3月期に実行した基盤強化策の効果に加え、HS事業における請負比率拡大やEMS事業の新規量産立ち上げ、PS事業の殺菌・滅菌機器への電源製品需要拡大等を背景に、すべての事業セグメントで増収増益となる見込みです。
これらにより、2022年3月期の連結業績は、2021年3月期通期見込みに対し、売上高は25%増の690億円、営業利益は75%増の12億円、当期純利益は6億円(黒字転換)を計画しております。
なお、2022年3月期業績予想詳細はについては、2021年3月期通期決算発表(5月14日予定)にて、改めて開示いたします。