当社は、株主の皆様に対する利益配当金を含めた利益還元を経営の重要施策として位置付けており、財務体質と経営基盤の強化、並びに長期的な展望に立った投資への資金需要に備えるための内部留保を行いつつ、安定的に配当を行うことにより利益還元を図ることを基本方針としております。
今期においては、特に、第2四半期以降の新型コロナウィルス感染症拡大による旅行需要の減少や金融市場の不安定さが、連結業績実績に影響を与えております。このような環境下において、当社グループは徹底したコスト削減によるダウンサイジング、新規M&Aや一部子会社売却による事業ポートフォリオの再構築、GoToトラベルキャンペーンを踏まえた国内需要取り込み等に取り組んでいます。
2020年9月期の業績予想につきましては、新型コロナウィルス感染症の影響や上記施策の効果発現タイミングに引き続きの不確実性が大きいため、合理的な算定が困難な状況に変化はなく、業績予想を未定としております。
一方で、期末配当につきましては、業績予想と同様に未定としておりましたが、安定配当維持の方針や現時点での財務状況等を勘案し、1株当たり配当10円に修正いたします。
これにより、年間配当金は中間配当金と合わせて 1 株当たり10円となる予定であります。