2021年3月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、各国における行動制限措置の緩和等を受け、現時点で入手可能な情報や予測等に基づいて算定いたしました。
2021年3月期は、システム事業において情報通信機器や産業機器、医用機器などの需要増が見込まれ、デバイス事業でも新規商材の取り扱い開始による伸長が見込まれるものの、通信機器向け半導体の減少や2020年9月を以ってテキサス・インスツルメンツ社との販売特約店契約が終了することによる売上の減少が見込まれます。その結果、売上高は260,000百万円(前期比9.6%減)となる見込みです。利益面では、営業利益は2,300百万円(前期比2.9%減)、経常利益は2,000百万円(前年比0.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,235百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失75百万円)となる見通しです。
なお実際の業績は、市場の動向や為替レートの変動など様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。足元では国内の事業は比較的堅調に推移する一方、海外では自動車向けを中心に需要が低迷している状況にあり、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大・収束の状況により、業績が大きく変動する可能性があります。
2021年3月期の業績予想について、今後開示すべき事象が発生した場合には適時適切に開示いたします。