当社は、2019年10月期において、悪質な迷惑電話や詐欺電話を防止する迷惑情報フィルター事業の拡大に注力し、順調に業績を積み上げてまいりました。高齢者へのスマートフォン普及拡大を背景に、スマートフォンを狙った特殊詐欺の増加や事件凶悪化が社会問題として報道等でも繰り返し取り上げられるなど、スマートフォン普及に伴って特殊詐欺にかかる社会課題解決のニーズは高まる状況です。
この様な社会情勢のなか、迷惑情報フィルター事業の月間利用者数はスマートフォンを含むモバイル部門を中心に増加し、2019年9月末時点において約360万人に達し、売上高も2019年6月12日公表の業績予想を上回る水準で進捗しました。
とりわけ、2019年6月4日以降、当社の主要顧客であるKDDI(株)のauブランドにて、Androidスマートフォンを新規契約または機種変更した場合、当社の迷惑情報フィルター機能が初期インストールされるようになり、利用者数増加の要因の1つとなっています。
費用に関しては、人員増加に伴う人件費増を利益増大により吸収し、加えて、ソフトウェア開発にかかる原価や上場関連コスト等の上昇抑制に努めた結果、想定を下回る水準で推移しました。
これらの結果、現在取纏め中の2019年10月期決算は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて、従前公表の業績予想を上回る着地となる見込みになりました。
(注)上記の業績予想につきましては、現時点で当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。
以 上